マココ

マココ(Makoko)は、ナイジェリア・ラゴス本土ほんど側がわの海岸かいがんに位置いちする小ちいさな町まちである。

マココのコミュニティの3分ぶんの1はラゴス・ラグーン（潟かた湖こ）上じょうに築きずかれた足場あしばの上うえにあり、残のこりは陸上りくじょうにある。マココのウォーターフロントは、ラゴスの西にしにあるバダグリーあるいはベナンから移住いじゅうしたエグン族ぞくの人々ひとびとにより港みなととして使つかわれており、彼かれらの主おもな職業しょくぎょうは漁業ぎょぎょうである。2012年ねん7月がつ、ラゴス州しゅう政府せいふは電線でんせんの上うえに作つくられた水上みずかみ家屋かおくは、事前じぜんに適切てきせつな通知つうちなく撤去てっきょする命令めいれいを出だした。これによってイワヤ・マココ地区ちくのウォーターフロントのいくばくかの水上すいじょう家屋かおくは破壊はかいされ、それによって多おおくの家族かぞくがホームレスとなった。

歴史れきし

マココの歴史れきしは19世紀せいきに遡さかのぼる。マココの大だい部分ぶぶんは、ラゴス・ラグーンの上うえに築きずかれた構造こうぞう物上ぶつじょうに建たてられた水上すいじょう家屋かおくである。マココ地区ちくは海岸かいがん沿ぞいのイワヤおよび、オコ・ババと隣となり合あっている。2012年ねん7月がつ、ラゴス州しゅう知事ちじババトゥンデ・ファショラ率ひきいるラゴス州しゅう政府せいふは、イワヤおよびマココの海岸かいがん沿ぞいの水上すいじょう家屋かおくを破壊はかいするよう命めいじ、住民じゅうみんへの通知つうちから72時間じかん以内いないに数すう十じゅうの家屋かおくが破壊はかいされた。3,000人にん近ちかくがこの破壊はかいによりホームレスとなった。部分ぶぶん的てきな破壊はかいから2ヶ月かげつ後ご、SERAC (Social and Economic Rights Action Center) の住宅じゅうたく供給きょうきゅうについての支部しぶである Urban Spaces Innovation は、学識がくしき経験けいけん者しゃやNPO、国際こくさいコンサルタントとともにマココのコミュニティの再生さいせいプランを開発かいはつした。このプランはラゴス州しゅうの「都市としと配置はいち計画けいかく」省しょうに対たいして2014年ねん1月がつに提出ていしゅつされた。

マココはアフリカのベニスと呼よばれることがある。人口じんこうは約やく85,840人にんほどと考かんがえられているが、2007年ねんの国勢調査こくせいちょうさでは公式こうしきには集計しゅうけいされておらず、実際じっさいの人口じんこうはもっと多おおいと見積みつもられている。

ギャラリー

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関連かんれん項目こうもく

• 水上みずかみ集落しゅうらく
• 水上すいじょう生活せいかつ者しゃ
• スラム

外部がいぶリンク

• Iwan Baan (26 May 2013). “School at Sea” (英語えいご). New York Times. 2018年ねん3月がつ24日にち閲覧えつらん。
• マココ：ナイジェリアの最大さいだい都市としラゴスの水上すいじょうスラム街がい
• マココ：ナイジェリアの最大さいだい都市としラゴス市しの水上すいじょう集落しゅうらく：水上すいじょう街がい