マーク・ハンブルク

マーク・ハンブルク、1897年ねん頃ごろ

マーク・ハンブルク（Mark Hambourg, 1879年ねん6月1日にち - 1960年ねん8月がつ26日にち）は、ロシア出身しゅっしんのピアノ奏者そうしゃ。本名ほんみょうはマルク・ミハイロヴィチ・ガンブルク (Марк Михайлович Гамбург) 。

現在げんざいのウクライナ国境こっきょう東側ひがしがわのボグチャル（en）出身しゅっしん。ピアノ教師きょうしであった父ちちミハイルにピアノを師事しじ。1889年ねんに家族かぞくでモスクワに移住いじゅうし、当地とうちでコンサート・デビューを果はたした。

1891年ねんにロンドンへの演奏えんそう旅行りょこうを成功せいこうさせたことで、家族かぞくともどもイギリスに移住いじゅうすることとなったが、また同時どうじにイグナツィ・パデレフスキの知己ちきを得え、パデレフスキの推薦すいせんでウィーンに留学りゅうがくしてテオドル・レシェティツキの門下もんかとなった。1895年ねんにウィーンでの留学りゅうがくを終おえた後のち、オーストラリアへの演奏えんそう旅行りょこうを成功せいこうさせ、ラウル・プーニョの代役だいやくとしてウジェーヌ・イザイの伴奏ばんそう者しゃを務つとめたり、フェルッチョ・ブゾーニのピアノ協奏曲きょうそうきょくのイギリス初演しょえんの独奏どくそうを務つとめたりして名声めいせいを高たかめた。また弟おとうとのヤンとボリスとでピアノ三さん重奏じゅうそう団だんを結成けっせいしての演奏えんそう活動かつどうも活発かっぱつに行いった。

ケンブリッジにて死去しきょ。