ムスタイーン

ムスタイーン
アッバース朝あさカリフ
在位ざいい	862年ねん - 866年ねん
全ぜん名な	アル・ムスタイーン
出生しゅっしょう	835年ねん
死去しきょ	866年ねん サーマッラ―
埋葬まいそう	サーマッラ―
継承けいしょう者しゃ	ムウタッズ
家名かめい	アッバース家か
王朝おうちょう	アッバース朝あさ
父親ちちおや	ムハンマド
宗教しゅうきょう	スンナ派は

ムスタイーン（835年ねん - 866年ねん、）はアッバース朝あさの第だい12代だいカリフ（在位ざいい：862年ねん - 866年ねん）である。

生涯しょうがい

アッバース朝あさの第だい8代だいカリフであるムウタシムの孫まごである。人柄ひとがらは良よく、862年ねんにマルムークに押おされ即位そくいした。しかし軍閥ぐんばつにサーマッラ―からバグダードに連つれていかれ、追おいかけてきた反対はんたい派はにバグダードを1年間ねんかんにわたって包囲ほういされやむなく従兄弟いとこのムウタッズにカリフの地位ちいを譲ゆずった。サーマッラ―の獄ごくに投とうじられムゥタッズにそそのかされた侍従じじゅうに獄中ごくちゅうで殺害さつがいされた。享年きょうねん31。ムウタッズは遺体いたいを重臣じゅうしんたちの前まえに出だし自然しぜん死しであると主張しゅちょうし賛同さんどうさせた。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『生活せいかつの世界せかい歴史れきし7　イスラムの蔭かげに』 　河出かわで文庫ぶんこ