リヒャルト・クラウス

リヒャルト・クラウス（Richard Kraus, 1902年ねん11月16日にち - 1978年ねん4月がつ11日にち）は、ドイツの指揮しき者しゃ。

略歴りゃくれき

シャルロッテンブルク（ベルリン）に、テノール歌手かしゅのエルンスト・クラウス（Ernst Kraus）の息子むすことして生うまれる。ベルリン高等こうとう音楽おんがく院いんで学まなび、1923年ねんから1927年ねんまでベルリン国立こくりつ歌劇かげき場じょうでエーリヒ・クライバーやレオ・ブレッヒらのアシスタントを務つとめた。1927年ねんから翌年よくねんにかけてカッセル、1928年ねんから1933年ねんまでハノーファー、1933年ねんから1937年ねんまでシュトゥットガルトのそれぞれの歌劇かげき場じょうの指揮しき者しゃを務つとめ、1937年ねんから1944年ねんまでハレの音楽おんがく総そう監督かんとくに就任しゅうにんした。この音楽おんがく総そう監督かんとく時代じだいに、ヘンデルの《アグリッピーナ》を蘇そ演えんじしている。また、1942年ねんにはバイロイト音楽おんがく祭さいにも出演しゅつえんしヴァーグナーの《さまよえるオランダ人じん》を上演じょうえんした。

1947年ねんよりデュッセルドルフの歌劇かげき場じょうの指揮しき者しゃとなり、翌年よくねんからはケルンの音楽おんがく総そう監督かんとくを兼任けんにんした。1953にはベルリン市立しりつ歌劇かげき場じょうの音楽おんがく総そう監督かんとくに転出てんしゅつし、1961年ねんから母校ぼこうで教鞭きょうべんを執とった。その傍かたわら、1963年ねんから1969年ねんまで北西ほくせいドイツ・フィルハーモニー管弦楽かんげんがく団だんの首席しゅせき指揮しき者しゃを務つとめている。

バイエルンのヴァルヒシュタットにて没ぼっした。