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リュバルタス

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リュバルタス
Liubartas
ハールィチ・ヴォルィーニ大公たいこう
在位ざいい 1340ねん - 1349ねん
べつごう ヴォルィーニ大公たいこう
在位ざいい 1350ねん - 1384ねん

死去しきょ 1384ねん
配偶はいぐうしゃ アンナ・アンドレーイェヴナ
  アガフィヤ・コンスタンティノヴナ
子女しじょ フョードル
セミョン
ラザル
家名かめい ゲディミナス
王朝おうちょう ゲディミナスあさ
父親ちちおや ゲディミナス
宗教しゅうきょう キリスト教きりすときょう正教会せいきょうかい
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リュバルタスがきずき、ヴィータウタス改築かいちくほどこしたルーツィクじょうウクライナルーツィク

リュバルタス(Liubartas/Lubart/Lubko、? - 1384ねん)は、ハールィチ・ヴォルィーニ王国おうこく現在げんざいウクライナ)の支配しはいしゃ在位ざいい1340ねん - 1349ねん)。リトアニア大公たいこうこく君主くんしゅゲディミナスすえ息子むすこ洗礼せんれいめいドミトリー(Dmitry)。

生涯しょうがい[編集へんしゅう]

1320ねんごろまたは1323ねんごろ、リュバルタスはハールィチ・ヴォルィーニおうルーシおうアンドリーイむすめ結婚けっこんし、ヴォルィーニ東部とうぶルーツィク支配しはいしゃとなった[1]しゅうとのアンドリーイとそのおとうとレーヴ2せいが1322ねんごろ相次あいついでぬと、ハールィチ・ヴォルィーニ王国おうこくには男子だんし相続そうぞくしゃがいなくなった。ゲディミナスは息子むすこのリュバルタスを後継こうけいしゃしてポーランドとの戦争せんそうこすよりも、ヴワディスワフ1せい妥協だきょうすることをえらんだ。リトアニア、ポーランドの両国りょうこくは、アンドリーイとレーヴ2せいおいボレスラヴ・ユーリー2せい王位おういにつけた。ボレスラヴ・ユーリー2せいは、ヴワディスワフ1せい従弟じゅうてい、ゲディミナスのおい、プウォツクこうヴァツワフのむすめ婿むこという立場たちばにある、ポーランドのマゾフシェ公国こうこく統治とうちしゃトロイデン1せい息子むすこだった[2]同時どうじに14さいのボレスラヴ・ユーリーはゲディミナスのむすめ一人ひとりエウフェミアと婚約こんやくした。しん王妃おうひあにリュバルタスは、ルーツィクとヴォロディームィル=ヴォルィーンシキー支配しはいつづけた。

ハールィチ・ヴォルィーニ戦争せんそうは、1340ねんのボレスラヴ・ユーリー2せいまでばされていた[2]反抗はんこうてき貴族きぞくたちはおう毒殺どくさつし、リュバルタスをハールィチ・ヴォルィーニのあたらしい統治とうちしゃむかえたのである[1]史料しりょうがあまりにすくないため、1341ねんから1349ねんまでの出来事できごと完全かんぜんさい構築こうちくすることは不可能ふかのうである[3]二人ふたりあにアルギルダスケーストゥティス支援しえんけていたのもかかわらず、リュバルタスは1349ねん、ポーランドおうカジミェシュ3せいにルーツィクをふくヴォルィーニ東部とうぶ以外いがいのすべての国土こくどうばわれた。

1351ねん、リュバルタスは戦闘せんとうちゅうてき捕虜ほりょとなり、ケーストゥティスによって救出きゅうしゅつされた。1366ねん、リュバルタスとポーランドおうやくむすんだ。このやくにより、リュバルタスはヴォルィーニ東部とうぶとルーツィクを保持ほじし、ポーランドがヴォルィーニ西部せいぶとハールィチ(ガリツィア全域ぜんいき領有りょうゆうした。しかし、事態じたいおさまっていたのは1370ねんまでだった。カジミェシュ3せい同時どうじにリュバルタスは優位ゆういち、ヴォルィーニ全域ぜんいきうばった[1]。この国境こっきょうせんは1569ねんルブリン合同ごうどうさいしてヴォルィーニおよびルーツィクがポーランドりょうまれるまでたもたれた。

1382ねん、ハンガリーおう・ポーランドおうラヨシュ1せいぬと、リュバルタスはカミャニェチプシェムィシルおよびハンガリー領内りょうないしょ都市とし占領せんりょうした[4] 。リュバルタスはリトアニアの継承けいしょう問題もんだいにおいて、あにケーストゥティスを支持しじし、その対抗たいこうであるおいヨガイラ対立たいりつした。リュバルタスは「リュバルタスのしろ」としてられるルーツィクじょうきずいた。このしろ現在げんざいのこっている。

リュバルタスはヴォルィーニをやく60ねん程度ていど支配しはいしたのち、1385ねんごろんだ。

家族かぞく[編集へんしゅう]

1350ねんごろ、リュバルタスはモスクワ大公たいこうセミョン親族しんぞくにあたるロストフこうコンスタンティンのむすめアガフィヤと再婚さいこんした。リュバルタスにはフョードルウクライナばんロシアばん、セミョン、ラザルの3にん息子むすこがおり、このうちフョードルはヴォルィーニを相続そうぞくし、1431ねんくなった。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c Simas Sužiedėlis, ed. (1970–1978). "Liubartas". Encyclopedia Lituanica. Vol. III. Boston, Massachusetts: Juozas Kapočius. pp. 411–412. LCC 74-114275
  2. ^ a b Rowell, C. S. (1994). Lithuania Ascending: A Pagan Empire Within East-Central Europe, 1295–1345. Cambridge Studies in Medieval Life and Thought: Fourth Series. Cambridge University Press. p. 224. ISBN 9780521450119 
  3. ^ Rowell, C. S. Lithuania Ascending, pp. 268–269
  4. ^ (リトアニア Jasas, Rimantas (2004). "Liubartas". In Vytautas Spečiūnas (ed.). Lietuvos valdovai (XIII-XVIII a.): enciklopedinis žinynas. Vilnius: Mokslo ir enciklopedijų leidybos institutas. p. 44. ISBN 5-420-01535-8
先代せんだい
ボレスラヴ・ユーリー2せい
ハールィチ・ヴォルィーニ大公たいこう
1340ねん - 1349ねんころ
次代じだい
(ポーランドりょう