ルルージュ事件じけん

ルルージュ事件じけん L'Affaire Lerouge
著者ちょしゃ	エミール・ガボリオ
発行はっこう日び	1866年ねん
ジャンル	推理すいり小説しょうせつ
国くに	フランス
言語げんご	フランス語ふらんすご
形態けいたい	著作ちょさく物ぶつ、文学ぶんがく作品さくひん
ページ数すう	583 ページ
次つぎ作さく	書類しょるい百ひゃく十じゅう三さん
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『ルルージュ事件じけん』（ルルージュじけん、L'Affaire Lerouge ）は、1866年ねんに発表はっぴょうされたエミール・ガボリオの長編ちょうへん推理すいり小説しょうせつ。

世界せかい初はつの長編ちょうへん推理すいり小説しょうせつといわれる。この話はなしでは、ルコックは脇役わきやくに過すぎず、素人しろうと探偵たんていの老人ろうじんタバレが主人公しゅじんこうである。

概要がいよう

1862年ねん3月がつ6日にち、パリ近郊きんこうのラ・ジョンシェール村むらで、寡婦かふクローディーヌ・ルルージュが殺害さつがい死体したいで発見はっけんされた。しばしば男おとこ客きゃくの訪問ほうもんが目撃もくげきされており、夫人ふじんは何者なにものかの秘密ひみつを握にぎっていたらしいと噂うわさされる。素人しろうと探偵たんてい「タバレの親父おやじさん」が警察けいさつに協力きょうりょくし捜査そうさに当あたる。

登場とうじょう人物じんぶつ

• タバレ - 主人公しゅじんこう。犯行はんこう現場げんばではホームズ顔負かおまけの推理すいりを披露ひろうした。ルコック刑事けいじの師匠ししょう。「ルコック探偵たんてい」にも登場とうじょうし、ルコックに助言じょげんする。
• ルコック - 元もと前科ぜんか者しゃの刑事けいじ。次つぎ作さくから探偵たんてい役やくを務つとめる。
• クロディーヌ・ルルージュ - 被害ひがい者しゃの寡婦かふ。一人ひとり住すまいだが、男性だんせいが頻繁ひんぱんに訪おとずれていた。
• ピエール・マリ・ダビュロン - 予審よしん判事はんじ。
• ジェヴロール警部けいぶ - パリ警視庁けいしちょうの刑事けいじ部長ぶちょう。ルコックの上司じょうし。
• ヴァレリー・ジェルディ - タバレと同おなじアパートに住すむ未亡人みぼうじん。
• ノエル・ジェルディ - ヴァレリーと同居どうきょしている息子むすこ。弁護士べんごし。
• レトー・ド・コマラン伯爵はくしゃく - ヴァレリーと恋仲こいなかだった貴族きぞく。
• アルベール・ド・コマラン子爵ししゃく - コマラン伯爵はくしゃくとヴァレリーの息子むすこ。
• クレール・ダルランジュ - ダビュロンの求婚きゅうこんを断ことわった侯爵こうしゃく夫人ふじんの孫まご令嬢れいじょう。アルベールに想おもいを寄よせる。

書誌しょし情報じょうほう

• 「ルルージュ事件じけん」（国書刊行会こくしょかんこうかい　2008）ISBN 978-4-336-04756-4