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ロイ・デンジル・ヒバート(Roy Denzil Hibbert、1986年12月11日 - )は、アメリカ合衆国・ニューヨーク市クイーンズ区出身の元プロバスケットボール選手。父親はジャマイカ出身。
ジョージタウン大学に4年間在籍した後、2008年のNBAドラフトでトロント・ラプターズに全体17位で指名されたが、ジャーメイン・オニールとのトレードですぐにインディアナ・ペイサーズに交渉権が移動した。
2009-2010シーズンより先発起用が多くなってゆく。出場時間が増えるのと同時にスタッツも上昇していくものの1試合平均のリバウンド数が5.7と218cmあるセンターとしては物足りない成績であった。
2012年のNBAオールスターゲームでは、自身初オールスターのイースタン・カンファレンスのリザーブに選出され、2014年のオールスターゲームにも出場した。
2015年7月4日、将来のドラフト指名権との交換トレードで、ロサンゼルス・レイカーズに移籍した。
2016年7月4日、シャーロット・ホーネッツと契約した[1]が、コディ・ゼラーやフランク・カミンスキーといった若手の後塵を拝し、2017年2月2日にミルウォーキー・バックスに[2]、更に23日にはデンバー・ナゲッツに放出された。
2019年8月13日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの選手育成部門担当コーチに就任したことが発表された[3]。
左右どちらからでも放つことができる精度の高いフックが持ち味。パワープレイやスピンムーブの後に218cmの長身から繰り出されるフックはブロックが困難な程である。また展開が遅くなり、ディフェンスの厳しくなるプレーオフでは、フィニッシャーとしての役割が増え、レギュラーシーズンよりも得点が伸びる傾向にある。