さんかいぶし

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さんかいぶし(さんかいぶし)は、新潟にいがたけん柏崎かしわざきつたわる民謡みんよう座敷ざしきうた盆踊ぼんおど[1]

ヤラシャレぶし』ともばれる[2]

概要がいよう[編集へんしゅう]

江戸えど時代じだい後期こうき江戸えど京都きょうと大阪おおさか流行りゅうこうした『ヤッチョメぶし』が柏崎かしわざきまれ、さんかいぶしとなったとわれる。曲目きょくもく由来ゆらいは、おな文句もんくさんかいかえすためというせつ仏教ぶっきょう三界さんがいからというせつなど様々さまざま諸説しょせつがある[1]

1935ねん(昭和しょうわ10ねん)ごろ芸者げいしゃ歌手かしゅ小唄こうた勝太郎かつたろうがレコード発売はつばいしたことで全国ぜんこくひろまり、そのおおくの芸者げいしゃ歌手かしゅ美空みそらひばりザ・ピーナッツといった歌手かしゅによってレコード・CDされている。

歌詞かしてくる『米山よねやまさんからくもた』とは『米山よねやまくもがかかると夕立ゆうだちる』という意味いみであり、これは柏崎かしわざきふるくからおこなわれている米山よねやま自然しぜん現象げんしょうての気象きしょう予測よそくである。また、『あくわたしがなかよかろ』とは『いのちがけでわたるような危険きけん場所ばしょがなければいいのに』という意味いみである。

おも歌詞かし[編集へんしゅう]

米山よねやまさんからくもた いまに夕立ゆうだちるやら ピッカラ シャンカラ ドンカラリンとおとがする

(ハア おとがする)

いまに夕立ゆうだちるやら ピッカラ シャンカラ ドンカラリンとおとがする

(ハァ ヤラシャレ ヤラシャレ)


柏崎かしわざきから椎谷しいやまで あいだ(あい)に荒浜あらはまあらすな あくた(あく)のわたしが なきゃよかろ

(ハア なかよかろ)

あいだ荒浜あらはまあらすな あくわたしが きゃよかろ

(ハァ ヤラシャレ ヤラシャレ)


可愛かわいがられたたけいまじゃられてられて おけのたがに けられて められた

(ハア められた)

いまじゃられてられて おけのたがに けられて められた

(ハァ ヤラシャレ ヤラシャレ)

うたった歌手かしゅ[3][編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b だい2はん,百科ひゃっか事典じてんマイペディア,デジタル大辞泉だいじせんプラス, デジタル大辞泉だいじせん,日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ),世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん. “さんかいぶし(サンガイブシ)とは? 意味いみ使つかかた”. コトバンク. 2023ねん11月13にち閲覧えつらん
  2. ^ さんかいぶし 歌詞かし意味いみ 新潟にいがたけん民謡みんよう 米山よねやまさん 柏崎かしわざき”. 世界せかい民謡みんよう童謡どうよう. 2023ねん11月13にち閲覧えつらん
  3. ^ さんかいぶし - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんサーチ”. iss.ndl.go.jp. 2023ねん11月13にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]