伊い中小ちゅうしょう一いち

伊い中ちゅう 小しょう一いち（いちゅう こいち、1870年ねん - 1906年ねん1月がつ26日にち）は、日本にっぽんの牧師ぼくし・伝道でんどう者しゃ。ホーリネス派は最初さいしょの殉教者じゅんきょうしゃとされている。

1892年ねん12月18日にち、カナダのバンクーバーにいるときに河辺かわべ貞吉さだきちにより入信にゅうしんする。帰国きこく後ごに、神学校しんがっこうで学まなぶが、柏木かしわぎ聖書せいしょ学院がくいんに転校てんこうし、第だい一いち期生きせいになる。

1903年ねん、宇都宮うつのみや福音ふくいん伝道でんどう館かんの主任しゅにんとして赴任ふにんする。栃木とちぎ県けん鹿沼かぬまで米田よねだ豊ゆたかと路傍ろぼう伝道でんどうをしていると、ロシアのスパイと勘違かんちがいした群衆ぐんしゅうが伊い中ちゅうらを遅おそい、川かわに投なげ込こまれる。それが原因げんいんで病気びょうきになり、千葉ちば県けん大原おおはらで療養りょうよう生活せいかつを送おくったが、同地どうちで病没びょうぼつする。

参考さんこう文献ぶんけん

• 米田よねだ勇いさむ『中田なかた重治しげはる伝でん』1953年ねん
• 『日本にっぽんキリスト教きりすときょう歴史れきし大だい事典じてん』教きょう文ぶん館かん、1988年ねん