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冷凍れいとうサイクル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

冷凍れいとうサイクル(れいとうサイクル)とは、ねつ力学りきがくサイクル一種いっしゅであり、ねつ機関きかんサイクルをぎゃくにしたもの。

動力どうりょくねつなどのエネルギーもちいて低温ていおん熱源ねつげんから吸あつし、高温こうおん熱源ねつげんはいねっするねつ力学りきがくてきサイクルである。広義こうぎには圧縮あっしゅくしきのもののほか、吸収きゅうしゅうしきのもの、ケミカルしき吸着きゅうちゃくしきなどのおおくの方式ほうしきのサイクルの総称そうしょう

理論りろんてきにはぎゃくカルノーサイクル最高さいこう効率こうりつである。

たん冷凍れいとうサイクルといった場合ばあい蒸気じょうき圧縮あっしゅく冷凍れいとうサイクルをさすことがおおい。

冷凍れいとうサイクルの比較ひかく[編集へんしゅう]

ねつ機関きかん特徴とくちょうおも用途ようと
だい分類ぶんるい 駆動くどうりょく 冷媒れいばい 動作どうさ原理げんり 理論りろんサイクル 特徴とくちょう おも用途ようと
蒸気じょうき圧縮あっしゅくしき 動力どうりょく アンモニア炭化たんか水素すいそ二酸化炭素にさんかたんそフロンるい 気体きたい冷媒れいばい圧縮あっしゅく圧縮あっしゅくし、凝縮ぎょうしゅく冷却れいきゃくして圧力あつりょくたか液体えきたいをつくり、膨張ぼうちょうべん圧力あつりょくげ、蒸発じょうはつ低温ていおん気化きかさせ気化きかねつねつうばる。 たんだん ひろ使用しようされている。 エア・コンディショナー冷蔵庫れいぞうこ
ローレンツ きょうにえ混合こんごう冷媒れいばい利用りようしたこう効率こうりつサイクル。
多段ただん
  • 基本形きほんけい
  • クローズドシェルアンドコイルがた
  • クローズドドライエキスパンションがた
  • オープンフラッシュがた
高温こうおん低温ていおんあいだ温度おんどおおきい場合ばあい ごく低温ていおんよう冷凍れいとう
多元たげん 単一たんいつ冷媒れいばいではサイクルが構成こうせいできない場合ばあい 天然てんねんガス液化えきか、ドライアイス・液体えきたい空気くうき製造せいぞう
空気くうき冷凍れいとう 空気くうき 気体きたい圧縮あっしゅく圧縮あっしゅくし、ねつ交換こうかん冷却れいきゃくしたのち膨張ぼうちょうタービンで動力どうりょく回収かいしゅうして圧力あつりょく温度おんど低温ていおんる。 小型こがた軽量けいりょう 航空機こうくうき空調くうちょう
蒸気じょうき噴射ふんしゃ 蒸気じょうき圧力あつりょく みず 蒸気じょうきエジェクターで蒸気じょうきいだすことによって低温ていおん低圧ていあつ蒸発じょうはつさせる。 効率こうりつひくい。 蒸留じょうりゅうえき冷却れいきゃく
吸収きゅうしゅうしき ねつ みず 吸収きゅうしゅうえき : 水酸化すいさんかリチウム水溶液すいようえき 吸収きゅうしゅうりょくたか液体えきたい冷媒れいばい吸収きゅうしゅうさせることにより低圧ていあつ気化きかさせて低温ていおんる。 たん効用こうよう吸収きゅうしゅうしき 80℃程度ていど熱源ねつげん利用りよう可能かのう 空気くうき調和ちょうわ
じゅう効用こうよう吸収きゅうしゅうしき 内部ないぶ圧力あつりょく大気たいきあつ以下いか
三重みえ効用こうよう吸収きゅうしゅうしき 内部ないぶ圧力あつりょく大気たいきあつよりたかくなるがこう効率こうりつ
だいしゅ吸収きゅうしゅうヒートポンプ 大量たいりょう低温ていおんはいねつ低温ていおん熱源ねつげんのぼりあつしできる。 低温ていおんはいねつによる加熱かねつ
アンモニア 吸収きゅうしゅうえき : みず アンモニア吸収きゅうしゅうしき ブライン利用りようし0℃以下いか低温ていおん供給きょうきゅう可能かのう 冷凍れいとう倉庫そうこ
吸着きゅうちゃく冷凍れいとう みず 吸着きゅうちゃくざい : ゼオライトシリカゲル 固体こたい吸着きゅうちゃくざい冷却れいきゃくしながら冷媒れいばい吸着きゅうちゃくさせることによって低圧ていあつとして低温ていおんる。 空気くうき調和ちょうわ
水素すいそ 吸着きゅうちゃくざい : 水素すいそ吸着きゅうちゃく合金ごうきん

その冷凍れいとうサイクル[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]