和寒わっさむ町まち郷土きょうど資料しりょう館かん

和寒わっさむ町まち郷土きょうど資料しりょう館かん（わっさむちょうきょうどしりょうかん）は、北海道ほっかいどう上川かみかわ郡ぐん和寒わっさむ町まちにある博物館はくぶつかん。和寒わっさむ町まちの歴史れきしに関かんする資料しりょうを展示てんじし、無料むりょうで公開こうかいされている。主おもな運営うんえいは和寒わっさむ町まち教育きょういく委員いいん会かいが行おこなっている。所在地しょざいちは北海道ほっかいどう和寒わっさむ町まち字じ北町きたまち61番地ばんち。

概要がいよう

和寒わっさむ町まち郷土きょうど資料しりょう館かんは、和寒わっさむ町まちにおける郷土きょうどの歴史れきしを伝つたえる目的もくてきで、1972年ねん12月8日にちに開設かいせつされた。資料しりょう館かんの総そう面積めんせきは163.35平方へいほうメートル。資料しりょう館かんに保管ほかんされている資料しりょうの多おおくは和寒わっさむ町まちの町民ちょうみんから寄付きふされたもので、地域ちいき一帯いったいが開拓かいたくされた時代じだいから昭和しょうわ時代じだいの半なかばまでに実際じっさいに使用しようされていた生活せいかつ器具きぐや農業のうぎょう機具きぐをはじめとする郷土きょうど資料しりょうが中心ちゅうしんである。

和寒わっさむ村むらとして成立せいりつした時期じきからの文化ぶんかや産業さんぎょうに関かかわる郷土きょうど資料しりょうは、約やく1850点てん収蔵しゅうぞうされており、そのうち常設じょうせつ展示てんじされているものは約やく850点てんである。主おもな資料しりょうには鋤すきなどの農具のうぐ、かつての民家みんかの室内しつないを再現さいげんして展示てんじされている箪笥たんす、囲炉裏いろり、和寒わっさむ郵便ゆうびん局きょくの看板かんばんなど。往時おうじの写真しゃしんとその説明せつめい文ぶんが表示ひょうじされた展示てんじパネルが常設じょうせつされているほか、かつて栄さかえていた砂金さきんの産業さんぎょうを説明せつめいした写真しゃしんパネルや器具きぐ、さらには東町あずままちの遺跡いせきで出土しゅつどした石器せっきや土器どきが展示てんじされているのも特徴とくちょうの一ひとつである。

また、館内かんないは和寒わっさむ町まちを誕生たんじょうから順じゅんに追おった写真しゃしんを含ふくむパネル展示てんじや、開拓かいたく時代じだいの人々ひとびとの生活せいかつを再現さいげんしたコーナー、自然しぜんや農業のうぎょう・畜産ちくさんなどを説明せつめいしたものなど、全ぜん14のコーナーに分わけて展示てんじされている。資料しりょう館かんの外側そとがわには屋根やね付つきの蒸気じょうき機関きかん車しゃが屋外おくがい展示てんじされている。これは1939年ねん12月27日にちに日立製作所ひたちせいさくしょによって製造せいぞうされた蒸気じょうき機関きかん車しゃ（車くるま号ごうはD51337）であり、1976年ねん9月1日にちに廃車はいしゃとなったものを展示てんじした資料しりょうである。これは実際じっさいに昭和しょうわの中期ちゅうきに旭川あさひかわ機関きかん区く、名寄なよせ機関きかん区くなどで配属はいぞくされ、運転うんてん総そう距離きょりが2294956.8キロメートルにも及およんだ機関きかん車しゃであり、高たかさ3.8メートル・重おもさ90トン・長ながさ20メートルである。

開館かいかん日びは毎週まいしゅう水曜日すいようびで無料むりょう開放かいほうされているが、入館にゅうかんを希望きぼうする際さいは和寒わっさむ町まち公民館こうみんかんで申もうし込こみを行おこなうことで水曜日すいようび以外いがいでも入館にゅうかんすることができる場合ばあいもある。12月から3月がつの冬期とうき間あいだは閉鎖へいさされており、国民こくみんの祝日しゅくじつも休館きゅうかん日びとなっている。運営うんえい・管理かんりの主おもな担当たんとうは和寒わっさむ町まち教育きょういく委員いいん会社かいしゃ会かい教育きょういく係がかり。

参考さんこう文献ぶんけん

• 和寒わっさむ町まちの社会しゃかい教育きょういくのページより、和寒わっさむ町まち郷土きょうど資料しりょう館かん
• 和寒わっさむ町まち、観光かんこうスポットのページより

外部がいぶリンク

• 和寒わっさむ町まち郷土きょうど資料しりょう館かん