国際こくさい生物せいぶつ多様たようせい

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国際こくさい生物せいぶつ多様たようせい(こくさいせいぶつたようせいのひ、えい: International Day for Biological Diversity, World Biodiversity Day)は、生物せいぶつ多様たようせいうしなわれつつあること、また、それにまつわるしょ問題もんだいたいする人々ひとびと認知にんちひろめるために国際こくさい連合れんごう制定せいていした記念きねん国際こくさいデー)である。毎年まいとし5月22にち

概要がいよう[編集へんしゅう]

この祝日しゅくじつ生物せいぶつ多様たようせいかんする条約じょうやくえい: Convention on Biological Diversity)が締結ていけつされたいわうことを目的もくてきさだめられたものである。また、1993ねんひらかれた国連こくれん総会そうかいだい委員いいんかいにおいてさだめられたものであるが、2000ねんまでは、その日付ひづけは、その条約じょうやく締結ていけつされた日付ひづけである12月29にちとされていた。

国連こくれんではこの午前ごぜん10現地げんち時間じかん)に森林しんりん破壊はかい解消かいしょうのため「植樹しょくじゅおこなおう」とびかけており、これに呼応こおうして各国かっこく地域ちいきではいっせいにえる「グリーンウェイブ」とばれる植樹しょくじゅイベントが開催かいさいされている[1]。なお、2017ねんのテーマは「生物せいぶつ多様たようせいサステイナブルツーリズム」であり、2018ねんのテーマは「生物せいぶつ多様たようせいのための行動こうどうの25周年しゅうねんしゅくして」であった。

気候きこう変化へんか起因きいんする生態せいたいけい変化へんか[編集へんしゅう]

近年きんねんひらかれたミレニアム生態せいたいけい評価ひょうかでは、21世紀せいきすえまでに気候きこう変化へんか生物せいぶつ多様たようせいうしなわせる直接的ちょくせつてき影響えいきょうりょくのあるものになるおそれがおおきいということがしめされている。 近年きんねんなされた温度おんど変化へんか予想よそうにおいては2100ねんまでに1.4-5.8℃の上昇じょうしょう見込みこまれており、このことが生態せいたい分布ぶんぷ変化へんかたね絶滅ぜつめつりつ上昇じょうしょう生殖せいしょく周期しゅうき変化へんか植物しょくぶつ成長せいちょう期間きかんながさの変化へんかなど様々さまざまかたちで、生物せいぶつ影響えいきょうあたえることが予想よそうされる。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 朝日あさひ小学生しょうがくせい新聞しんぶん2011ねん5がつ22にち

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]