希少きしょうがん

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希少きしょうがん(きしょうがん)とは、発生はっせい頻度ひんどひく症例しょうれいすくないために、診断しんだん治療ちりょうなど診療しんりょうじょう課題かだい頻度ひんどたかがん種類しゅるいくらべておおきい悪性あくせい腫瘍しゅよう一群いちぐんのこと。悪性あくせい腫瘍しゅよう(がん)のなかでも、人口じんこう10まんにんあたり6れい未満みまんのまれな がんしゅ総称そうしょう[1]

がん対策たいさくは5たいがん(はいがんがん大腸だいちょうがんにゅうがんかんがん)を優先ゆうせんして臓器ぞうきべつ対策たいさくられてきた。セカンドオピニオン実施じっしされるようになり、希少きしょうがんについては病理びょうり診断しんだん治療ちりょうほうとう施設しせつあいだことなったり、かならずしも適切てきせつではなかったりすることがわかってきた。2015ねん3がつから8がつにかけて厚生こうせい労働ろうどうしょうで、希少きしょうがん医療いりょう支援しえんのありかたかんする検討けんとうかい開催かいさいされた。

2014ねん国立こくりつがん研究けんきゅうセンターに「希少きしょうがんセンター」が開設かいせつされた。

2018ねん、わがくににおける希少きしょうがん対策たいさくをさらに推進すいしんするため、国立こくりつがん研究けんきゅうセンターが「希少きしょうがん中央ちゅうおう機関きかん」に指定していされた。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 希少きしょうがん医療いりょう支援しえんのありかたかんする検討けんとうかい 報告ほうこくしょ 希少きしょうがん医療いりょう支援しえんのありかたかんする検討けんとうかい 2015ねん8がつ

2.Rare cancers in Japan: definition, clinical features and future perspectives - PubMed (nih.gov)