幻想曲げんそうきょくさくらさくら

『さくらさくら』は、平井ひらい康かん三郎さぶろうが作曲さっきょくした幻想曲げんそうきょく。発表はっぴょう年ねんは1971年ねん。

曲きょくの概要がいよう

ピアノと箏そう

この曲きょくは、箏曲そうきょくの「さくらさくら」をイメージし、作つくられたものである。ロマン派はのピアノの手法しゅほうと、華はなやかな箏そうの雰囲気ふんいきが巧たくみに組くみ合あわさった曲きょくである。

ピアノと太鼓たいこ

曲きょくの中なか間あいだ部ぶ～終おわりにかけて、ピアノを使つかって表現ひょうげんする、太鼓たいこが出でてくる。左手ひだりてのメロディーは、5度どの和音わおんや、1度どの和音わおんなど、簡単かんたんな和音わおんなのにもかかわらず太鼓たいこの雰囲気ふんいきがよくでている。

曲きょくの構成こうせい

本編ほんぺん

本編ほんぺんは、「Andante sostenuto」で、演奏えんそうされる。 「sostenuto」とは音おとを保持ほじする、保たもつなどといった意味いみである。