戦略せんりゃく的てき環境かんきょうアセスメント

戦略せんりゃく的てき環境かんきょうアセスメント（せんりゃくてきかんきょうアセスメント）とは、政策せいさく決定けってい、上位じょうい計画けいかく決定けっていや事業じぎょうの意志いし決定けってい段階だんかい、適地てきち選定せんてい段階だんかいで実施じっしされる環境かんきょうアセスメントのことをいう。英語えいごのstrategic environmental assessmentの頭文字かしらもじから「SEA」と省略しょうりゃくされることも多おおい。

計画けいかく熟じゅく度どが高たかまった事業じぎょうの実施じっし段階だんかいで実施じっしされる通常つうじょうの環境かんきょうアセスメント（いわゆる「事業じぎょうアセス」）よりも、環境かんきょう配慮はいりょの視点してんから柔軟じゅうなんな対応たいおうがなされやすいと期待きたいされている。

戦略せんりゃく的てき段階だんかいとは、一般いっぱん的てきに「Policy（政策せいさく）>Plan（計画けいかく）>Program （プログラム）」の3つのPの段階だんかいを指さすと説明せつめいされているが、抽象ちゅうしょう的てきな概念がいねんで、どの段階だんかいから戦略せんりゃく的てき環境かんきょうアセスメントと呼よび得えるか、厳密げんみつな定義ていぎは難むずかしい。従前じゅうぜん、「計画けいかくアセス」とよばれていたものより、概念的がいねんてきには広ひろい。

2010年ねん（平成へいせい22年ねん）2月がつ22日にちの中なか環たまき審しん（中央ちゅうおう環境かんきょう審議しんぎ会かい）答申とうしん「今後こんごの環境かんきょう影響えいきょう評価ひょうか制度せいどの在あり方かたについて」を経へて、2011年ねん（平成へいせい23年ねん）法ほう改正かいせいにより、「配慮はいりょ書しょ」手続てつづきとして環境かんきょう影響えいきょう評価ひょうか法ほうに導入どうにゅうされた。

地方自治体ちほうじちたいレベルでは、埼玉さいたま県けん、東京とうきょう都となど、いくつかの団体だんたいが国くにに先行せんこうして条例じょうれい化かしている。

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