有川ありかわ小三しょうさん

有川ありかわ 小三しょうさん（ありかわ こうぞう、1884年ねん1月がつ13日にち - 1973年ねん4月がつ14日にち）は、鹿児島銀行かごしまぎんこう役員やくいん、実業じつぎょう家か、弁護士べんごし。

経歴けいれき

8歳さいにして父ちちを亡なくし、有川ありかわ矢や九郎くろう（貞さだ実み）宅たくにて寄食きしょくしながら島津しまつ奨学しょうがく資金しきん等とうの援助えんじょにより、大正たいしょう2年ねん7月がつ10日とおか東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法科ほうか大学だいがく（英えい法ほう）を卒業そつぎょう。

大正たいしょう2年ねん8月がつ14日にち、東京とうきょう青山あおやま高だか樹じゅ町まち住すみ海軍かいぐん少将しょうしょう縦たて四よん位い勲くん三さん等とう功こう四よん級きゅう、有川ありかわ貞さだ白しろの三さん女じょ愛子あいこと結婚けっこんする。

株式会社かぶしきがいしゃ泰たい昌あきら銀行ぎんこう（東京とうきょう）、 古河ふるかわ合名ごうめい会社かいしゃ（東京とうきょう）、 株式会社かぶしきがいしゃ第だい百ひゃく四よん十じゅう七なな銀行ぎんこう （現げん、鹿児島銀行かごしまぎんこう）大阪おおさか副ふく支店してん長ちょう、 大島おおしま支店してん長ちょう、 沖縄おきなわ支店してん長ちょう、昭和しょうわ8年ねん8月がつ本店ほんてん支配人しはいにん営業えいぎょう部長ぶちょうを歴任れきにん。

昭和しょうわ14年ねん1月がつ、監査かんさ役やくに就任しゅうにん後ご、銀行ぎんこう合併がっぺいにより職しょくを辞じする。

沖縄おきなわ電気でんき株式会社かぶしきがいしゃ監査かんさ役やくに選任せんにんされる。

昭和しょうわ14年ねん2月がつに弁護士べんごし登録とうろく。

昭和しょうわ19年ねん2月がつ、鹿児島かごしま共同きょうどう倉庫そうこ株式会社かぶしきがいしゃ代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう、昭和しょうわ３９年ねん２月がつ退任たいにん。

昭和しょうわ20年ねん5月がつ、薩摩さつま興業こうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ監査かんさ役やく就任しゅうにん。 鹿児島かごしま史談しだん会かい　会員かいいん。

以後いご、弁護士べんごし活動かつどうにより昭和しょうわ４８年ねん春はるの叙勲じょくんが決定けっていしたが、その日ひを待またずして逝去せいきょしたために、「死亡しぼう叙勲じょくん」として、 勲くん四よん等とう瑞宝章ずいほうしょうと金杯きんぱい、従したがえ5位いを下賜かしされる。

有川ありかわ家か累代るいだいの墓はかは、当初とうしょ、松原まつばら神社じんじゃ・南林寺なんりんじ墓地ぼちであったが、大正たいしょう8年ねん12月がつ中ちゅうの移転いてんが必要ひつようとなり、冷水しみず町まち興国寺こうこくじ跡地あとちに新しん墓地ぼち（約やく700坪つぼ）が造成ぞうせいされたことにより、興国寺こうこくじ墓地ぼちに14坪つぼの墓所はかしょとして改葬かいそう、移うつされた。

鹿児島かごしま市し冷水しみず町まち2 鹿児島かごしま市営しえい「興国寺こうこくじ墓地ぼち」に埋葬まいそうされる。

家督かとくを継ついだのは孫まごである有川ありかわ貞美さだみである。