末すえ姫ひめ

末すえ姫ひめ（すえひめ、文化ぶんか14年ねん9月18日にち（1817年ねん10月28日にち） - 明治めいじ5年ねん11月1日にち（1872年ねん12月1日にち））は、江戸えど時代じだい後期こうきから明治めいじ前期ぜんきの女性じょせい。安芸あき広島ひろしま藩はん第だい9代だい藩主はんしゅ・浅野あさの斉ひとし粛の正室せいしつ。第だい11代だい将軍しょうぐん・徳川とくがわ家斉いえなりの二に十じゅう四よん女じょ。12代だい将軍しょうぐん・徳川とくがわ家慶いえよしの異母いぼ妹いもうと。諱いみなは貴子たかこ。

生涯しょうがい

文化ぶんか14年ねん（1817年ねん）に第だい11代だい将軍しょうぐん・徳川とくがわ家斉いえなりの二に十じゅう四よん女じょとして生うまれた。母ははは側室そくしつのお美代みよの方ほう。同母どうぼ姉あねに溶姫（加賀かが藩はん主おも・前田まえだ斉泰なりやす室しつ）がいる。

文政ぶんせい6年ねん（1823年ねん）6月がつ18日にち、広島ひろしま藩主はんしゅ・浅野あさの斉ひとし賢けんの嫡男ちゃくなん・勝吉かつきち（後ごの斉ひとし粛）と縁組えんぐみする。天保てんぽう4年ねん（1833年ねん）11月15日にち、引移（輿入こしいれ）し、婚儀こんぎが行おこなわれた。この時とき、末すえ姫ひめ・斉ひとし粛ともに17歳さい。天保てんぽう14年ねん（1843年ねん）、女子じょし・八はち百ひゃく姫ひめを産うんだが、八はち百ひゃく姫ひめは2か月げつ後ごに死去しきょした。

慶応けいおう3年ねん（1867年ねん）に落飾らくしょくし、泰たい栄さかえ院いんと号ごうした。

明治めいじ5年ねん（1872年ねん）に55歳さいで死去しきょし、青松寺せいしょうじに埋葬まいそうされた。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『江戸えど幕府ばくふ大だい事典じてん』（大石おおいし学まなぶ、吉川弘文館よしかわこうぶんかん、2009年ねん）
• 『徳川とくがわ将軍家しょうぐんけ墓碑ぼひ総覧そうらん』（秋元あきもと茂しげる陽ひ、2008年ねん）
• 『徳川とくがわ幕府ばくふ家か譜ふ』