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中心市街地の桃源里を通る台20線
桃源区(タオユエン/とうげん-く)は、高雄市の市轄区。
桃源区は高雄市北東部に位置し、北は南投県信義郷と、東は台東県海端郷、花蓮県卓渓郷と、西は那瑪夏区、甲仙区、六亀区、嘉義県阿里山郷と、南は茂林区とそれぞれ接し、市内最大面積、全国でも第6位の面積を有す地方行政区域である。玉山山脈南麓に位置するため全域が山岳地帯で構成されており、平地は極めて少ない。その反面玉山国家公園及び茂林国家風景区を有し観光資源には恵まれている。区内は荖濃渓が貫き、高屏地区の重要な水源となっている。住民は原住民であるブヌン族が多く、ツォウ族及びルカイ族が一部存在している。
桃源は古くは原住民語で「カルブガ」と称されていた。日本統治時代にはこの地区の最大部落である「ガニ(雁爾)社」に由来して「ガニ」と称され、高雄州旗山郡六亀分室の管轄となった。台湾の中華民国への編入は高雄県ガニ郷に改編され、1956年10月に「桃源郷」と改称、2010年12月25日に高雄県が高雄市に編入されたことに伴って「桃源区」となり、現在に至る。
里
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梅山里、拉芙蘭里、復興里、勤和里、桃源里、高中里、宝山里、建山里
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種別 |
路線名称 |
その他
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省道
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台20線
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南横公路
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梅山山荘
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