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民法みんぽうがく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

民法みんぽうがく(みんぽうがく)とは、大陸たいりくほう諸国しょこくにおいて、民法みんぽう民法みんぽうてんおよびその関連かんれん法令ほうれい)を研究けんきゅう対象たいしょうとする実定法じっていほうがく商法しょうほうしょう法典ほうてんおよびその関連かんれん法令ほうれい)を研究けんきゅう対象たいしょうとする商法しょうほうがくとは区別くべつされることがおおい。

日本にっぽん

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日本にっぽんにおける民法みんぽうがく研究けんきゅう明治めいじ時代じだいはじまった。きゅう民法みんぽうたいする民法みんぽうてん論争ろんそう明治めいじ29ねん現行げんこう民法みんぽうてんフランスほうドイツほう(そして若干じゃっかんイングランドほう)の影響えいきょうした制定せいていされると、その解釈かいしゃく民法みんぽうがくしゅたる任務にんむとなり、以後いご、ドイツ民法みんぽうがくつよ影響えいきょうした発展はってんした。そのなかとく権威けんいとされているのが我妻あづまさかえである。もっとも、星野ほしの英一ひでかず以降いこうはフランスほう影響えいきょうつよ意識いしきされ、東京大学とうきょうだいがく中心ちゅうしんにフランス民法みんぽうがく影響えいきょうつよまることとなった。

また、日本にっぽん民法みんぽうがくは、かつて日本にっぽん領土りょうどであった韓国かんこくおよび台湾たいわん民法みんぽうがくにもつよ影響えいきょうおよぼしている。

法学ほうがく教育きょういくにおいては、民法みんぽうがく主題しゅだいとする科目かもく民法みんぽう」がいわゆる六法ろっぽう科目かもくの1つとして、法学部ほうがくぶ(の法律ほうりつ学科がっか)において必修ひっしゅう科目かもくとされることがおおく、また、司法しほう試験しけん必須ひっす科目かもくともされている。東京大学とうきょうだいがく法学部ほうがくぶでは、「総則そうそく物権ぶっけん」(担保たんぽ物権ぶっけんのぞく。)、「債権さいけん各論かくろん」、「債権さいけん総論そうろん担保たんぽ物権ぶっけん」、「親族しんぞく相続そうぞく」の4科目かもくがこのじゅん教授きょうじゅされるため、教科書きょうかしょもこれにしたがって出版しゅっぱんされることがある。