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水着みずぎ撮影さつえい会かい中止ちゅうし騒動そうどう

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出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
中止ちゅうし騒動そうどう前まえにしらこばと水上すいじょう公園こうえんで開催かいさいされた撮影さつえい会かいの様子ようす。2023年ねん5月がつ「フレッシュフェス2023」。

水着みずぎ撮影さつえい会かい中止ちゅうし騒動そうどう（みずぎさつえいかいちゅうしそうどう）は2023年ねん（令れい和わ5年ねん）6月がつに埼玉さいたま県けんの県営けんえいプールで、複ふく数すう回かい開催かいさいされる予定よていだった水着みずぎ撮影さつえい会かいが急遽きゅうきょ中止ちゅうしとなった問題もんだい[1]。

経緯けいい[編集へんしゅう]

背景はいけい[編集へんしゅう]

埼玉さいたま県けんにあるしらこばと水上すいじょう公園こうえんと川越かわごえ水上すいじょう公園こうえん、加須かぞはなさき水上すいじょう公園こうえんは人気にんきグラビアアイドルやコスプレイヤーが多数たすう参加さんかする大だい規模きぼな水着みずぎ撮影さつえい会かいの会場かいじょうとして頻繁ひんぱんに使つかわれていた[2]。これらはいずれも埼玉さいたま県営けんえいの公営こうえいプールであるが、遊泳ゆうえいシーズン以外いがいの施設しせつの有効ゆうこう活用かつようのため、県けん外がいの企業きぎょう・団体だんたいにも多おおく貸かし出だされており、県営けんえいプールでの撮影さつえい会かいは2018年ねん（平成へいせい30年ねん）からの5年ねんで約やく120回かいに上のぼっている。これだけ、埼玉さいたま県営けんえいのプールが水着みずぎ撮影さつえい会かいの会場かいじょうとして使用しようされるのは、他たの自治体じちたいや私設しせつのプールに比くらべて埼玉さいたま県けんの基準きじゅんが緩ゆるいためで、業界ぎょうかいで重宝ちょうほうされてきた[3]。

6月がつに予定よていされていた6つの水着みずぎ撮影さつえい会かいは越谷こしがや市しのしらこばと水上すいじょう公園こうえんと川越かわごえ市しの川越かわごえ水上すいじょう公園こうえんで予定よていされていたイベントで、プールサイドでモデルやグラビアアイドルが水着みずぎ姿すがたでポーズをとり、有料ゆうりょう（1万まん円えん〜3万まん円えん程度ていど[4]）で参加さんかした撮影さつえい者しゃがカメラを向むけるという内容ないようであった[1][3]。また、この出演しゅつえん者しゃの中なかには中学生ちゅうがくせいモデルなど未成年みせいねんも含ふくまれており、一部いちぶで問題もんだい視しされていた[3][5]。

中止ちゅうし要請ようせい[編集へんしゅう]

この水着みずぎ撮影さつえい会かいの現状げんじょうに対たいし、以下いかのような複数ふくすうの批判ひはんが寄よせられた。

  • 2023年ねん5月がつ末まつに、しらこばと水上すいじょう公園こうえんで同年どうねん4月がつに開催かいさいされた撮影さつえい会かいでの未成年みせいねんアイドルや成人せいじんアイドルなどの過激かげきな内容ないように関かんする情報じょうほうが埼玉さいたま県けん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいに寄よせられた[3]。
  • 同年どうねん6月6日にちに日本にっぽん共産党きょうさんとう埼玉さいたま県議会けんぎかい議員ぎいん団だんのTwitterアカウントが水着みずぎ撮影さつえい会かいが都市とし公園こうえん法ほう第だい1条じょうに反はんするとして、貸かし出だしを禁止きんしするよう県けんに申もうし入いれいれたという旨むねをツイートした。また、ホームページ上じょうで「明あきらかに『性せいの商品しょうひん化か』を目的もくてきとした興業こうぎょう」であり、都市とし公園こうえん法ほう第だい1条じょうの「都市とし公園こうえんの設置せっち及および管理かんりに関かんする基準きじゅん等とうを定さだめて、都市とし公園こうえんの健全けんぜんな発達はったつを図はかり、もつて公共こうきょうの福祉ふくしの増進ぞうしんに資しすることを目的もくてきとする」にふさわしくないことを理由りゆうに、会場かいじょうの貸かし出だしを中止ちゅうしなどを求もとめた発表はっぴょうした[2]。

こうした意見いけんを受うけ、6月8日にちに埼玉さいたま県けん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいは、4月がつの主催しゅさい団体だんたいを含ふくめた6団体だんたいに6月がつの水着みずぎ撮影さつえい会かい開催かいさい中止ちゅうしを要請ようせいした[3]。大だい野元のもと裕ひろし知事ちじは埼玉さいたま県けん、公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいが特定とくていの政治せいじ団体だんたい等とうの意見いけんに左右さゆうされた事実じじつはないとしている[1]。ただ、インターネット上じょうでは共産党きょうさんとうの申もうし入いれが中止ちゅうし要請ようせいに繋つながったという報道ほうどうやツイートが多おおい。また、日本にっぽん共産党きょうさんとう関係かんけい者しゃも中止ちゅうしは党とうの実績じっせきであるという趣旨しゅしのツイートを行おこなっている[5]。

ところが、4日にち後ごの6月12日にちには「明あきらかな違反いはんが確認かくにんできない団体だんたいがあった」上じょう、手続てつづき上じょうの問題もんだいがあったため6団体だんたいのうち4団体だんたいへの中止ちゅうし要請ようせいを撤回てっかいした。また、中止ちゅうし要請ようせいについて、しらこばと水上すいじょう公園こうえんには過激かげきな水着みずぎやポーズを禁きんじる貸かし出だし許可きょか条件じょうけんがあるものの、川越かわごえ水上すいじょう公園こうえんにはこのような規則きそくがなく、中止ちゅうし要請ようせいする根拠こんきょがないため、大だい野元のもと裕ひろし知事ちじも「適切てきせつではなかった」と述のべた[3][6]。県けん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいも6月14日にちまでに、4団体だんたいに撤回てっかいを伝つたえて謝罪しゃざいした[7]。

日程にってい上じょう、予定よてい通どおり開催かいさいが可能かのうなのは1団体だんたいのみとなったが[8]、その1団体だんたいも一度いちど中止ちゅうし発表はっぴょうをした観点かんてんからそのまま中止ちゅうしとなった[9]。

中止ちゅうし要請ようせい撤回てっかいと開催かいさいの有無うむ[3][10]
撮影さつえい会かい名めい 会場かいじょう 開催かいさい予定よてい日び 県けんの判断はんだん 開催かいさいの有無うむ
ミスヤングアニマルオーディションセミファイナルプール撮影さつえい会かい しらこばと水上すいじょう公園こうえん 6月がつ10日とおか 撤回てっかい 中止ちゅうし
Gスタ SWIM FETISH[11] しらこばと水上すいじょう公園こうえん 6月17日にち 中止ちゅうし 中止ちゅうし
近代きんだい麻雀まーじゃん水着みずぎ祭さい しらこばと水上すいじょう公園こうえん 6月24日にち〜25日にち 中止ちゅうし 中止ちゅうし
フレッシュプール撮影さつえい会かい 川越かわごえ水上すいじょう公園こうえん 6月がつ10日とおか 撤回てっかい 中止ちゅうし
はなまる大だいプール撮影さつえい会かい 川越かわごえ水上すいじょう公園こうえん 6月11日にち 撤回てっかい 中止ちゅうし
東京とうきょう写真しゃしん連盟れんめい 水着みずぎモデル撮影さつえい会かい 川越かわごえ水上すいじょう公園こうえん 6月18日にち 撤回てっかい 中止ちゅうし

また、同おなじ県営けんえいで施設しせつ管理かんり者しゃも同おなじであるのに貸出かしだし許可きょか条件じょうけんが異ことなるのは、読売新聞よみうりしんぶんの取材しゅざいに対たいし、同どう協会きょうかい担当たんとう者しゃは「特とくに理由りゆうはない」としており、6月12日にちの記者きしゃ会見かいけんで大野おおの知事ちじは「ルールがあいまいな形かたちでは開催かいさいできないので、すべての会場かいじょうに共通きょうつうルールを設もうけてほしい」と話はなしている[3][6]。また、6月9日にちのJ-CASTの取材しゅざいに対たいし、協会きょうかいは県営けんえい公園こうえんでの水着みずぎ撮影さつえい会かいは一律いちりつで禁きんじる方針ほうしんであるとした[12]。

2023年ねん7月がつ19日にち、埼玉さいたま県けん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいが管理かんりしている3か所しょの県営けんえい水上すいじょう公園こうえんプールでの水着みずぎ撮影さつえい会かい暫定ざんていルールを発表はっぴょう。マイクロビキニ、および同等どうとうの露出ろしゅつとなる水着みずぎの禁止きんし、水着みずぎをずらそうとする、過度かどに足あしを広ひろげる、水着みずぎを着きてないように見みせるポーズの禁止きんしが明文化めいぶんか、イラストでも指示しじされた。これらは2023年ねん9月がつおよび10月がつに開催かいさい予定よていの撮影さつえい会かいに適用てきようされ、翌年よくねん以降いこうは専門せんもん家かの声こえを取とり入いれ新あらたに定さだめられるルールが適用てきようされる[13]。ライター・徳重とくしげ龍りゅう徳とくの取材しゅざいによると、2023年ねん4月がつからのしらこばとでの基準きじゅんを踏襲とうしゅうしたものであるという[14]。規定きていされていなかった18歳さい未満みまんのモデルについては「児童じどうポルノ禁止きんし法ほう、労働ろうどう基準きじゅん法ほう、埼玉さいたま県けん青少年せいしょうねん健全けんぜん育成いくせい条例じょうれいなど法令ほうれい・条例じょうれいに抵触ていしょくする行為こういは禁止きんし」と新あらたに記述きじゅつされた[13]。

余波よは[編集へんしゅう]

中止ちゅうしを余儀よぎなくされた「フレッシュ撮影さつえい会かい」は、「グラビアを生業せいぎょうとする者もの、それに関かかわる全すべての者ものの尊厳そんげんや生計せいけいに関かかわる重大じゅうだいな問題もんだい。不当ふとうな理由りゆうで中止ちゅうしに追おい込こまれたことに深ふかい憤いきどおりと懸念けねんを抱だいています」とし、抗議こうぎ・撤回てっかいを求もとめる署名しょめい運動うんどうを行おこなっている。また、同どう「フレッシュ撮影さつえい会かい」の運営うんえい会社かいしゃは損害そんがいはキャンセル費ひを含ふくめ800万まん円えん〜1000万まん円えんに上のぼる見込みこみであるとしている[4]。参加さんか者しゃも、遠方えんぽうから訪おとずれる者ものも多おおく、突然とつぜんの中止ちゅうしに影響えいきょうを受うけた[15]。

同年どうねん6月18日にちには、ギャルタレントのあおちゃんぺが、職業しょくぎょう差別さべつ撲滅ぼくめつ、職業しょくぎょう選択せんたくの自由じゆうを名目めいもくに、東京とうきょう都と内うちでグラビアアイドルやセクシー女優じょゆうらとともにデモ行進こうしんを行おこなった。大田おおた区く議会ぎかい議員ぎいんの荻野おぎの稔みのるも賛意さんいを示しめした[16]。行進こうしん後ごに1万まん円えん払はらうことで水着みずぎ姿すがたを撮影さつえいすることができるという「アフターパーティー」も用意よういされ、3日間にちかんで738万まん円えんのカンパが集あつまった[17]。

なお、インターネット上じょうでは、表現ひょうげんの自由じゆうが制限せいげんされるなどとして共産党きょうさんとうを批判ひはんする書かき込こみが大半たいはんを占しめた[15]。また、抗議こうぎ活動かつどうが起おきていることから、「県警けんけいとも相談そうだんし、安全あんぜんを重視じゅうしして抑止よくし力りょくとした」として埼玉さいたま県議会けんぎかいは6月がつ定例ていれい会かい期間きかん中ちゅうの警備けいびを強化きょうかする事態じたいとなった[18]。

反応はんのう[編集へんしゅう]

グラビアアイドルの反応はんのう[編集へんしゅう]

様々さまざまなグラビアアイドルが本件ほんけんに関かんするツイートをした[1]。

  • 森咲もりさき智美ともみ - 「グラビアは性せいの商品しょうひん化かと言いわれるのが残念ざんねんだな。グラビアって体からだだけで表現ひょうげんしてて芸術げいじゅつじゃないかな」[19]
  • 蒼あおい猫ねこいな - 「私わたしたちグラビアのお仕事しごとが奪うばわれてく。おれらのお仕事しごと奪うばわないでくれ」[2]、「くびれや胸むね、おしりもきれいに見みせたいのに、それを『性せいの商品しょうひん化か』と言いわれるのはちょっと違和感いわかんがある。私わたしたちは美びを見みせたい」[20]
  • やしろじゅり - 「わざわざ『女性じょせいの』ってつけるのは何故なぜ？ 男性だんせいの水着みずぎ撮影さつえい会かいなら何なにも言いわなかったんだろうなってところが透すけて見みえる」[2]
  • 須羽こころ - 「ルール守まもってやってる未成年みせいねんの子こもいるから一いち括くくりにされてしまうとん～となる」[21]　※未成年みせいねん時点じてんでの参加さんか経験けいけん者しゃ
  • RaMu -「登場とうじょう人物じんぶつ全員ぜんいんに問題もんだいがあるなっていうふうには思おもっていて。誰だれが悪わるいっていうか、全員ぜんいん悪わるい」[22]
  • 枝えだ窪くぼ純子じゅんこ -「私わたしたちグラビアアイドルは強制きょうせいされ性せい被害ひがいとしてプール撮影さつえい会かいに出演しゅつえんしている訳わけではありません。好すきで水着みずぎを着きているし好すきで撮影さつえい会かいに出演しゅつえんしています」[23]
  • 高田たかだ千尋ちひろ -「もし過去かこに過激かげきなポーズや、未成年みせいねんの参加さんかがあれば、（中止ちゅうし要請ようせいではなく）まず主催しゅさい者しゃや当該とうがいアイドルへの注意ちゅういから行おこなうべきではないか」[23]
  • くりえみ -「当あたり前まえに撮影さつえい会かいで生計せいけいを立たててる子こは死活しかつ問題もんだいですよね。ある意味いみ、職業しょくぎょうを奪うばわれるわけですから。」「シンプルにルールを詳細しょうさいに且かつ明確めいかくに設もうければいいと思おもいます。年齢ねんれい制限せいげん、露出ろしゅつ制限せいげん、その他た細こまかな規則きそく。そして出演しゅつえんする前まえに契約けいやくを巻まけばいいと思おもいます」[24]

著名ちょめい人じんの反応はんのう[編集へんしゅう]

  • 音喜多おときた駿しゅん（政治せいじ家か・日本にっぽん維新いしんの会かい） - 「表現ひょうげん弾圧だんあつにつながるもので論外ろんがいであるのは勿論もちろん、ルールを遡及そきゅう適用てきよう・拡大かくだい適用てきようしたことを認みとめている管理かんり者しゃ側がわにも大おおきな問題もんだいがある」[25]
  • 田端たばた信太郎しんたろう（インフルエンサー） - 「共産党きょうさんとうが知事ちじに申もうし入いれをしているが、本来ほんらいは議会ぎかいで『いかがなものか』と質問しつもんをして、その後ごにルールを作つくっていくべき。自由じゆうを尊とうとぶ民主みんしゅ主義しゅぎの法治ほうち国家こっかという前提ぜんていで、こういう形かたちで水着みずぎ撮影さつえい会かいが潰つぶされてしまうのは大だい問題もんだいだ」[20]
  • 橋下はしもと徹とおる（弁護士べんごし） - 「不快ふかいなものを禁きんじるってには、僕ぼくは違ちがうと思おもう。不快ふかいかどうかは人ひとそれぞれ違ちがう」[26]
  • 古市ふるいち憲けん寿ことぶき（社会しゃかい学者がくしゃ） - 「（不快ふかいなものを禁きんじたら）政治せいじ的てきな集会しゅうかいとかデモも全部ぜんぶ不快ふかいだから中止ちゅうしになってしまう」[26]
  • 北村きたむら晴男はるお（弁護士べんごし） - 「これをい出いだしたら、テレビに出でているアイドルグループ、みんな性せいの商品しょうひん化かで“けしからん”ということになっちゃうんですよ」[27]
  • 宮崎みやざき謙介けんすけ（元もと衆議院しゅうぎいん議員ぎいん） - 「担当たんとう者しゃもビビってしまって、“Twitterで過激かげきなものが出回でまわったとなると、苦情くじょうの電話でんわが殺到さっとうする”と判断はんだんしたのでは。政治せいじ家かと行政ぎょうせいは痛いたくも痒かゆくもないので、主催しゅさい者しゃやタレントのことは考かんがえない。行政ぎょうせいに想像そうぞう力りょくと胆力たんりょくがなかったということだと思おもう」[23]
  • たぬかな（元もとプロゲーマー、グラビア撮影さつえい経験けいけん者しゃ） - 「グラビアの仕事しごとをやっているやつは性的せいてきな目めで見みられてなんぼ。シコってください、っていう女おんなしかそういう仕事しごとはしてないんよ」[28]
  • 佐々木ささき俊しゅん尚なお（ジャーナリスト） - 「あらゆるコンテンツから完全かんぜんに女性じょせいの性せいを切きり離はなすことは、現実げんじつ的てきにあり得えないのではないか。（中略ちゅうりゃく）モデルやグラビアアイドルも、自己じこ表現ひょうげんの1つとしてやっていると認識にんしきしている。そこを“無知むち蒙昧もうまいな女性じょせいが男おとこにだまされて水着みずぎになっている”とする考かんがえ方かたこそが女性じょせい差別さべつだ」[20]
  • 上原うえはら亜あ衣ころも（インフルエンサー、Ai撮影さつえい会かい主催しゅさい者しゃ） - 「確たしかになかには際きわどい水着みずぎを着きている子こもいる。でもそれもファンサービスなので気持きもちはよくわかる。カメラマンから求もとめられてSEXYなポーズをとってしまったりとか。プール撮影さつえい会かいはファンの皆様みなさまとも交流こうりゅうできるし、（太陽光たいようこうの下したで）きれいに撮とってもらえる場所ばしょ。みんな安心あんしんして参加さんかできるようになったらいい」[29]

再開さいかい後ごの反響はんきょう[編集へんしゅう]

2023年ねん7月がつ19日にちに公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいから発表はっぴょうされた水着みずぎ撮影さつえい会かい暫定ざんていルールに基もとづき、同年どうねん9月がつ9日にち、加須かぞはなさき水上すいじょう公園こうえんで開催かいさいされた「SPA!フェス2023 プール撮影さつえい会かい」（運営うんえい：フレッシュ撮影さつえい会かい）で県内けんないのプール撮影さつえい会かいが再開さいかい[30]。3か所しょの県営けんえいプールでもそれぞれ撮影さつえい会かいが再開さいかいされ、ルール徹底てっていのため公園こうえん緑地りょくち協会きょうかい職員しょくいんが巡回じゅんかい[31]。主催しゅさい者しゃも出演しゅつえんモデルに注意ちゅうい喚起かんきを行おこなった[31]。

SNSで投稿とうこう画像がぞうを見みたものからは「マイクロビキニ」や「下しも乳ちち露出ろしゅつ」が違反いはんしているのではとの声こえも挙あげられたが、公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいではどこからがマイクロビキニにあたるのかという露出ろしゅつ面積めんせきを明確めいかくには決きめておらず、レギュレーション違反いはんには当あたらないという見解けんかいを示しめしている[31]。明確めいかくに決きめない理由りゆうは「水着みずぎのサイズをその都度つど図はかるわけにはいかない」「同おなじ水着みずぎだとしても身長しんちょうや体格たいかくによって見みえ方かたが異ことなる」ことを理由りゆうに挙あげている[31]。

2024年ねん3月がつ5日にちには県けん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいが本年度ほんねんどの新あらたな開催かいさい許可きょか条件じょうけんを定さだめ、ホームページで公開こうかいした[32]。昨年さくねんの暫定ざんていルールに続つづき18歳さい未満みまんのモデル出演しゅつえんを禁止きんしし、新あらたに未成年みせいねん撮影さつえい者しゃの参加さんか禁止きんしを明示めいじした[32]。水着みずぎやポーズの規定きてい（手引てびき書しょ）は13ページに上のぼる。グラビアアイドルの咲さき村むら良子りょうこは、部外ぶがい者しゃのクレームで当事とうじ者しゃの権利けんりが侵害しんがいされた[33]。手引てびき書しょはグラビアアイドルの多様たような体形たいけいを考慮こうりょしていない（「着きた時ときの見みえ方かた」なので、例たとえば同おなじサイズのものを着きても胸むねが大おおきいと小ちいさく見みえてしまう）。モデルが動うごくことを考慮こうりょしておらず、ズレを直なおすことも違反いはんポーズのようになってしまうとインタビューで吐露とろ[33]。現代げんだい美術家びじゅつかの柴田しばた英里えりは監視かんし員いんがモデルの着用ちゃくよう水着みずぎに問題もんだいがないか凝視ぎょうししたり、動画どうが撮影さつえいをするなどの行くだりが逆ぎゃくにセクハラになっていると指摘してきした[33]。

時どき系列けいれつ表ひょう[編集へんしゅう]

  • 5月
    • 4月がつに県営けんえいプールで行おこなわれた撮影さつえい会かいの、過激かげきな内容ないように関かんする情報じょうほうが埼玉さいたま県けん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいへ送おくられる。
  • 6月がつ
    • 6月6日にち - 日本にっぽん共産党きょうさんとうが、撮影さつえい会かいを都市とし公園こうえん法ほう第だい1条じょうに反はんするとして、貸かし出だしを禁止きんしするよう県けんに申もうし入いれたとTwitter上じょうで発表はっぴょう。
    • 6月8日にち - 埼玉さいたま県けん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいが、6団体だんたいに6月がつの水着みずぎ撮影さつえい会かい開催かいさい中止ちゅうしを要請ようせい。
    • 6月がつ10日とおか - しらこばと水上すいじょう公園こうえんと川越かわごえ水上すいじょう公園こうえんで予定よていされていた2つの撮影さつえい会かいが中止ちゅうし。（ともに後のちに要請ようせい撤回てっかい。）
    • 6月11日にち - 川越かわごえ水上すいじょう公園こうえんで予定よていされていた撮影さつえい会かいが中止ちゅうし（後のちに要請ようせい撤回てっかい）。
    • 6月12日にち - 4団体だんたいへの中止ちゅうし要請ようせいを撤回てっかい。
    • 6月14日にち - 埼玉さいたま県けん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいが4団体だんたいに撤回てっかいを伝つたえて謝罪しゃざい。
    • 6月17日にち - しらこばと水上すいじょう公園こうえんで予定よていされていた撮影さつえい会かいが中止ちゅうし。
    • 6月18日にち - 中止ちゅうし要請ようせい、およびその撤回てっかいのあった川越かわごえ水上すいじょう公園こうえんで予定よていされていた撮影さつえい会かいが中止ちゅうし。東京とうきょう都内とないであおちゃんぺらによるデモ行進こうしんが行おこなわれる。
    • 6月24日にち - しらこばと水上すいじょう公園こうえんで予定よていされていた撮影さつえい会かいが中止ちゅうし。
  • 7月がつ
    • 7月がつ19日にち、埼玉さいたま県けん公園こうえん緑地りょくち協会きょうかいが管理かんりしている3か所しょの県営けんえい水上すいじょう公園こうえんプールでの水着みずぎ撮影さつえい会かい暫定ざんていルールを発表はっぴょう。
  • 9月
    • 9月9日にち、加須かぞはなさき水上すいじょう公園こうえんで開催かいさいされる「SPA!フェス2023 プール撮影さつえい会かい」（運営うんえい：フレッシュ撮影さつえい会かい）で県内けんないのプール撮影さつえい会かいが再開さいかい[30]。　

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d “水着みずぎ撮影さつえい会かい急せきょ中止ちゅうし 埼玉さいたま県知事けんちじが経緯けいい説明せつめい「特定とくていの政治せいじ団体だんたい等とうの意見いけんに左右さゆうされた事実じじつはない」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能げいのう”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b c d 徳重とくしげ龍りゅう徳いさお: “「開催かいさい2日にち前まえにいきなり電話でんわで言いわれ…」共産党きょうさんとうの申もうし入いれで「水着みずぎ撮影さつえい会かい」が中止ちゅうしに 騒動そうどうの裏側うらがわに迫せまる”. デイリー新潮しんちょう (2023年ねん6月がつ9日にち). 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b c d e f g h 出田いでた阿おもね生なま、中山なかやま岳たけし: “東京とうきょう、千葉ちばは厳きびしいから埼玉さいたまで!? 5年間ねんかんで120回かい 県営けんえいプールでの「水着みずぎ撮影さつえい会かい」騒動そうどうで考かんがえる、表現ひょうげんの自由じゆうと児童じどうポルノ：東京とうきょう新聞しんぶん TOKYO Web”. 東京とうきょう新聞しんぶん TOKYO Web. 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  4. ^ a b “「水着みずぎ撮影さつえい会かい中止ちゅうし騒動そうどう」でイベント中止ちゅうしの運営うんえい会社かいしゃは“約やく1000万まん円えん”損害そんがいも･･･抗議こうぎ・撤回てっかい求もとめる署名しょめい運動うんどうにも発展はってん【Nスタ解説かいせつ】 | TBS NEWS DIG (1ページ)”. TBS NEWS DIG (2023年ねん6月がつ13日にち). 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  5. ^ a b 昼間ひるまたかし (2023年ねん6月がつ14日にち). “「中学生ちゅうがくせいの水着みずぎ写真しゃしん」を堂々どうどうと投稿とうこう…“表現ひょうげんの自由じゆう”を声高こわだかに叫さけぶ人ひとたちの正体しょうたい”. 日刊にっかんSPA!. 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  6. ^ a b 日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい (2023年ねん6月がつ12日にち). ““水着みずぎ撮影さつえい会かい 一律いちりつの中止ちゅうし要請ようせいは不適切ふてきせつ” 一部いちぶ撤回てっかいを指導しどう 埼玉さいたま | NHK”. NHKニュース. 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “県けん協会きょうかい、4団体だんたいに謝罪しゃざい 県営けんえい公園こうえんでの水着みずぎ撮影さつえい会かい中止ちゅうし要請ようせいめぐり”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル (朝日新聞社あさひしんぶんしゃ). (2023年ねん6月がつ14日にち). https://www.asahi.com/articles/ASR6G7S0GR6GUTNB001.html 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。 
  8. ^ “県営けんえいプールの「水着みずぎ撮影さつえい会かい」に中止ちゅうし要請ようせい 埼玉さいたま知事ちじ「違反いはんなかった団体だんたいには撤回てっかいを指導しどう」”. テレ朝てれあさnews. 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  9. ^ “6月18日にち(日)にち 東京とうきょう写真しゃしん連盟れんめい 水着みずぎモデル撮影さつえい会かい”. Junko Edakubo (2023年ねん6月がつ1日にち). 2023年ねん6月がつ26日にち閲覧えつらん。
  10. ^ “埼玉さいたま県営けんえい公園こうえん「水着みずぎ撮影さつえい会かい」突如とつじょ中止ちゅうし要請ようせいにグラビア界かいブーイング…補償ほしょう問題もんだいはどうなる？｜日刊にっかんゲンダイDIGITAL”. 日刊にっかんゲンダイDIGITAL (2023年ねん6月がつ13日にち). 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  11. ^ “6月17日にちプール撮影さつえい会かいに関かんして 埼玉さいたま県けんしらこばとプールでの開催かいさいですが、施設しせつからの要請ようせいにより使用しよう不可ふかとなりました。 そこで会場かいじょうを差さし替かえての開催かいさいとさせていただきます。”. Gスタ @gst_tokyo (2023年ねん6月がつ9日にち). 2023年ねん6月がつ26日にち閲覧えつらん。
  12. ^ “「モデルに18歳さい未満みまん」「過激かげきポーズや水着みずぎ」指摘してき受うけ確認かくにん 埼玉さいたま県営けんえい公園こうえんでの「プール撮影さつえい会かい」が会場かいじょう都合つごうで中止ちゅうし...一律いちりつ禁止きんしに”. J-CAST ニュース (2023年ねん6月がつ9日にち). 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  13. ^ a b “埼玉さいたま県営けんえいプールの水着みずぎ撮影さつえい会かい、NGポーズと水着みずぎ公開こうかい 18歳さい未満みまんのモデルにも言及げんきゅう”. KAI-YOU.net | POP is Here . (2023年ねん7月がつ20日はつか). 2023年ねん7月がつ23日にち閲覧えつらん。
  14. ^ 徳重とくしげ龍りゅう徳いさお: “プール撮影さつえい会かい「貝殻かいがら水着みずぎ」「マイクロビキニ」禁止きんしでグラドルからは安堵あんどの声こえも…18歳さい未満みまんの参加さんかに協会きょうかいは苦慮くりょ”. デイリー新潮しんちょう (2023年ねん7月がつ21日にち). 2023年ねん7月がつ23日にち閲覧えつらん。
  15. ^ a b キモカメコ 佐藤さとう: “「プール撮影さつえい会かい」中止ちゅうし騒動そうどう、共産党きょうさんとうの“勝手かってない分いぶん”にイベント運営うんえい側がわは怒いかり 1000万まん円えん超ちょうの損失そんしつか”. Sirabee (2023年ねん6月がつ9日にち). 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
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  17. ^ 週刊しゅうかん新潮しんちょう編集へんしゅう部ぶ: “共産党きょうさんとうの「水着みずぎ弾圧だんあつ」に黙だまっていられない グラドルら渋谷しぶやを行進こうしん「撮影さつえい会かいは下積したづみのグラビアタレントの重要じゅうような収入しゅうにゅう源げん」（抜粋ばっすい）”. デイリー新潮しんちょう (2023年ねん6月がつ24日にち). 2023年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
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  22. ^ “ＲａＭｕ 水着みずぎ撮影さつえい会かい中止ちゅうし騒動そうどうに「登場とうじょう人物じんぶつ全員ぜんいん悪わるい」「危あぶない格好かっこうしていくグラドルもダメ」”. 東ひがしスポWEB (2023年ねん8月がつ6日にち). 2023年ねん8月がつ13日にち閲覧えつらん。
  23. ^ a b c TIMES編集へんしゅう部ぶ, ABEMA (2023年ねん6月がつ13日にち). “水着みずぎ撮影さつえい会かい中止ちゅうしにグラドル訴うったえ「まず注意ちゅういが先さき」「“しょうがない”とは思おもえない」 周囲しゅういへの思おもわぬ余波よはも | 国内こくない | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES. 2023年ねん8月がつ13日にち閲覧えつらん。
  24. ^ ＨＥＷ. “「フェチ天使てんし」くりえみ、水着みずぎ撮影さつえい会かい中止ちゅうし問題もんだいに私見しけん「撮影さつえい会かいで生計せいけいを立たててる子こは死活しかつ問題もんだい」 - 芸能げいのう : 日刊にっかんスポーツ”. nikkansports.com. 2023年ねん8月がつ13日にち閲覧えつらん。
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  27. ^ “北村きたむら弁護士べんごし、水着みずぎ撮影さつえい会かい騒動そうどうに私見しけん「これをい出いだしたら、アイドル全すべてが“けしからん”になるんですよ」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能げいのう”. スポニチ Sponichi Annex (2023年ねん8月がつ1日にち). 2023年ねん9月がつ6日にち閲覧えつらん。
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  31. ^ a b c d 徳重とくしげ龍りゅう徳いさお、デイリー新潮しんちょう編集へんしゅう部ぶ: “露出ろしゅつしすぎ？再開さいかいした埼玉さいたま「プール撮影さつえい会かい」で“下しも乳ちち論争ろんそう” 問題もんだい視しされた水着みずぎとは（全文ぜんぶん）”. デイリー新潮しんちょう (2023年ねん9月がつ26日にち). 2023年ねん10月がつ28日にち閲覧えつらん。
  32. ^ a b “埼玉さいたま県営けんえいプール、「水着みずぎ撮影さつえい会かい」許可きょか条件じょうけんを明確めいかく化か ポーズや着用ちゃくよう 細こまかく例示れいじ 18歳さい未満みまんのモデル出演しゅつえんや撮影さつえい禁止きんし：東京とうきょう新聞しんぶん TOKYO Web”. 東京とうきょう新聞しんぶん TOKYO Web (2024年ねん3月がつ7日にち). 2024年ねん3月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  33. ^ a b c “【対談たいだん】咲さき村むら良子りょうこ×柴田しばた英里えり　水着みずぎ撮影さつえい会かい中止ちゅうしはむしろ女性じょせいの権利けんりを侵害しんがいしている”. 実話じつわBUNKAタブーチャンネル (2024年ねん5月がつ31日にち). 2024年ねん6月がつ1日にち閲覧えつらん。

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