清流せいりゅう亭てい (小牧おまき市し)

建物たてもの入口いりくち

新しん木津用水こつようすいと藤ふじの花はな

清流せいりゅう亭てい（せいりゅうてい）は、愛知あいち県けん小牧おまき市しにあった料亭りょうていである。敷地しきちのすぐ横よこを新しん木津用水こつようすいが流ながれる。元々もともとは江戸えど時代じだいに、平手ひらて柳やなぎ左ひだりヱ門もんによって始はじめられた休憩きゅうけい所しょで、外郎ういろう（ういろう）を売うっていたと伝つたえられている。その後ご持もち主ぬしが変かわり、明治めいじ時代じだい頃ころまでは舟着場ふなつきばとしても利用りようされていた。敷地しきち内ないにある藤ふじが有名ゆうめいで、愛知あいち県けんの天然記念物てんねんきねんぶつに指定していされている。現在げんざい建物たてものは解体かいたいされその場所ばしょにはアパートが建たっているが、「岩崎いわさき清流せいりゅう亭ていの藤ふじ」は保存ほぞんされている。

藤ふじ（フジ）

清流せいりゅう亭てい内ないの新しん木津用水こつようすいと旧ふる国道こくどう（かつての木曽きそ街道かいどう）に面めんする庭にわに植うえられている藤ふじ。「岩崎いわさき清流せいりゅう亭ていの藤ふじ」などと呼よばれており、1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）には愛知あいち県けんの天然記念物てんねんきねんぶつに指定していされている。

3本ほんの幹みきから藤棚ふじだなが作つくられていて、その面積めんせきは259.71m²。毎年まいとし4月がつ下旬げじゅんから5月がつにかけて、花はなを咲さかせる。その際さい花房はなぶさの長ながさは、最長さいちょうで2m近ちかくになるものもある。

この藤ふじは元々もともと、江戸えど時代じだいに休憩きゅうけい所しょとして清流せいりゅう亭ていを始はじめた平手ひらて柳やなぎ左ひだりヱ門もんが、岩崎いわさき山さんに住すむ兼松かねまつ七なな左ひだりヱ門もんからもらって育そだてたもの、と伝つたえられている。

近年きんねんは手てが入はいっていない様子ようすで、かなり伸のびた状態じょうたいになっていたものの、2023年ねんに強つよ剪定せんていされた。

歴史れきし

• 1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）3月30日にち - 敷地しきち内ないの藤ふじが、県けんの天然記念物てんねんきねんぶつに指定していされる。

所在地しょざいち

• 愛知あいち県けん小牧おまき市し大字だいじ岩崎いわさき148番地ばんち

交通こうつう手段しゅだん

• 名鉄めいてつ小牧線こまきせんの味岡あじおか駅えき下車げしゃ、徒歩とほで約やく3分ふん。
• こまき巡回じゅんかいバスの「味岡あじおか市民しみんセンター」停留所ていりゅうじょ下車げしゃ、徒歩とほで約やく5分ふん。

関連かんれん項目こうもく

• 清流せいりゅう亭てい

外部がいぶリンク

• 清流せいりゅう亭てい - ウェイバックマシン（2002年ねん1月がつ9日にちアーカイブ分ぶん）
• 小牧こまき市役所しやくしょ
  • 岩崎いわさきの清流せいりゅう亭ていの藤ふじ - ウェイバックマシン（2002年ねん6月がつ21日にちアーカイブ分ぶん）
• 小牧おまき市し教育きょういく委員いいん会かい
  • 岩崎いわさきの清流せいりゅう亭ていの藤ふじ