等とう圧あつ面めん

等とう圧あつ面めん（とうあつめん）は、気象きしょう学がくにおいて大気たいき中ちゅうに想定そうていする気圧きあつが一定いっていである面めん。

航空機こうくうきの場合ばあいを考かんがえよう。航空機こうくうきは離陸りりくしたのち、ある一定いっていの高度こうどに達たっしてから水平すいへい飛行ひこうを始はじめる。すなわち、この状態じょうたいでは航空機こうくうきは水平面すいへいめんとほぼ平行へいこうで飛行ひこうしている。また、いまこの航空機こうくうきが飛行ひこうしている高度こうどの気圧きあつを500hPaで一定いっていとしよう。するとこの航空機こうくうきは気圧きあつが一定いっていである面めんを飛行ひこうしていることになる。このように、気圧きあつが一定いっていである面めんを等とう圧あつ面めんといい、この等とう圧あつ面めんの高たかさを等とう圧あつ面めん高度こうどという。また、この等とう圧あつ面めんの等ひとしい等とう圧あつ面めん高度こうどを結むすんだ線せんを等高線とうこうせんという。気圧きあつが一定いっていな面めんにおける気圧きあつ分布ぶんぷを示しめした天気てんき図ずを等とう圧あつ面めん天気てんき図ずとよび、高層こうそう天気てんき図ずがまさにこの等とう圧あつ面めん天気てんき図ずを使用しようしている。通常つうじょう高気圧こうきあつでは気圧きあつが高たかくなり、低てい気圧きあつでは気圧きあつが低ひくいことが知しられている。よって等とう圧あつ面めんも高気圧こうきあつでは高たかく、低てい気圧きあつでは低ひくいのである。等とう圧あつ面めんの起おこり状じょうは約やく1/10000であるので、ほぼ水平面すいへいめんに平行へいこうだということが分わかる。