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絹谷家(きぬたにけ)は、奈良県奈良市元林院町にある歴史的建造物。
絹谷幸二の本家にあたる家であったが、氏の曽祖父(同名の絹谷幸二)により芸妓置き屋『萬玉楼』として開業された[1]。現在は町家の趣を味わえるダイニングバーとして賑わっている[2]。
三棟の主屋で構成され、各々に時代が異なる[3]。
建築時期大正頃[3]。数寄屋風建築[3]。
ならまちの中でももっとも古い町家のひとつ[3][2]。家伝では文化年間の建築であったが、1990年(平成2年)の改修の際、奈良市教育委員会の調査で棟札が発見され、正確な建築時期(寛保2年(1742年)5月16日)が判明した[3][2]。
棟札には大工棟梁等の人名も記されていた[3]。
明治初期の町家[3]。
- ^ 日経新聞 2015年11月2日「私の履歴書」絹谷幸二(2)
- ^ a b c 奈良日日新聞 2014年4月4日「花街・元林院の復興 夜のにぎわいふたたび」
- ^ a b c d e f g 現地案内板