肉にく柱ばしら

Trabeculae carneae
概要がいよう
表記ひょうき・識別しきべつ
ラテン語らてんご	trabeculae carneae cordis
グレイ解剖かいぼう学がく	p.532
TA	A12.1.00.020、A12.1.02.021、A12.1.04.011
FMA	76525
解剖かいぼう学がく用語ようご [ウィキデータを表示ひょうじ]

肉にく柱ばしら（trabeculae carneae）

肉にく柱ばしら（にくちゅう。trabeculae carneae、またはcolumnae carneae, meaty ridges）とは、心臓しんぞうの心室しんしつ内壁ないへき面めんにある網状もうじょうに隆起りゅうきした筋すじ線維せんい束たばの事ことである。心房しんぼう側がわにある櫛くし状じょう筋すじとは異ことなる。

種類しゅるい

2種類しゅるいある。

• 心室しんしつ内面ないめん全体ぜんたいに不規則ふきそくな網状もうじょうに隆起りゅうきしている肉にく柱ばしら。右みぎ室しつ流出りゅうしゅつ路ろ自由じゆう壁かべ外側そとがわでは一定いってい方向ほうこうに並ならんでおり、septoparietal trabecula と呼よばれる。
• 房ぼう室しつ弁べんを腱けん索さくという紐ひもで引ひっ張ぱる円錐えんすい状じょうの乳頭にゅうとう筋すじ。心臓しんぞうが過度かどに膨張ぼうちょうするのを防ふせぐ調節ちょうせつ帯たいなど

機能きのう

心臓しんぞう収縮しゅうしゅくと血液けつえきの逆流ぎゃくりゅう防止ぼうし

出典しゅってん

この記事きじにはパブリックドメインであるグレイ解剖かいぼう学がく第だい20版はん（1918年ねん）532ページ本文ほんぶんが含ふくまれています。

外部がいぶリンク

• thoraxlesson4 at The Anatomy Lesson by Wesley Norman (Georgetown University) (heartinternalstructures - "TC" on diagram)
• Diagram at University of Edinburgh—fourth and fifth diagrams from top