自動車じどうしゃ駅えき

自動車じどうしゃ駅えきの例れい（宮林みやばやし線せん・日向ひなた高岡たかおか駅えき）

構内こうないの標識ひょうしきでは「駅えきの構内こうない」という表記ひょうきも見みられる（十和田とわだ北きた線せん・子こノ口くち駅えき）

自動車じどうしゃ駅えき（じどうしゃえき）は、日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどうの自動車じどうしゃ路線ろせんにおけるバス停留所ていりゅうじょやバスターミナル・荷捌にさばき施設しせつのうち、鉄道てつどう駅えきと同等どうとうの業務ぎょうむを執とり行おこなう施設しせつの名称めいしょう。日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどうに由来ゆらいしない、自動車じどうしゃ駅えきと同等どうとうのバス駅えきについても#国鉄こくてつバス以外いがいの「バス駅えき」で扱あつかう。

本ほん項こうでは以下いか、日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう自動車じどうしゃ局きょくの事業じぎょうについては、旅客りょかく輸送ゆそう・貨物かもつ輸送ゆそうにかかわらず「国鉄こくてつバス」と表記ひょうきする。

概説がいせつ

国鉄こくてつバスには鉄道てつどうの補助ほじょ・代行だいこうという使命しめいがあり、運賃うんちん体系たいけいは異ことなるが国鉄こくてつ線せんの一部いちぶという扱あつかいとなっていたため、鉄道てつどうと同様どうようの旅客りょかく扱あつかい・貨物かもつ扱あつかいを行おこなっていた。需要じゅようが多おおいと判断はんだんされた場合ばあいは鉄道てつどう駅えきと同様どうように、乗車じょうしゃ券けんの発売はつばい窓口まどぐちを設置せっちする必要ひつようがあった。また、1984年ねん2月がつ1日にち国鉄こくてつダイヤ改正かいせいまでは貨物かもつ輸送ゆそうも行おこなっており、鉄道てつどうの貨物かもつ駅えきでトラックに積つみ替かえた貨物かもつの荷捌にさばきを、鉄道てつどう駅えき以外いがいの場所ばしょで行おこなう必要ひつようもあった。

このため、乗車じょうしゃ券けん類るいの発売はつばいや貨物かもつの荷捌にさばきなどを行おこない、鉄道てつどうの代行だいこうとしての使命しめいを果はたすために設置せっちされた施設しせつが自動車じどうしゃ駅えきである。

国鉄こくてつバスでは、鉄道てつどう線せんとの通とおし乗車じょうしゃ券けんを発売はつばいしていたため、旅客りょかく扱あつかいを行おこなう自動車じどうしゃ駅えきでは駅舎えきしゃを設置せっちし、乗車じょうしゃ券けんの発売はつばいを行おこなっていた。拠点きょてん停留所ていりゅうじょ以外いがいでも、バス停留所ていりゅうじょ近ちかくに発券はっけん窓口まどぐちを設置せっちした上うえで乗車じょうしゃ券けんの発売はつばいを行おこなっていたケースもあり、必かならずしも自動車じどうしゃ駅えきはバスターミナルと同義どうぎではない。一部いちぶの自動車じどうしゃ駅えきでは貨物かもつの取とり扱あつかいも行おこなっていたほか、貨物かもつ専用せんようの自動車じどうしゃ駅えきも存在そんざいした。

形態けいたい

旅客りょかく扱あつかい駅えき

バス専用せんよう道どうでの駅えきは全体ぜんたい的てきに鉄道てつどう駅えきに近ちかい（白棚線はくほうせん・磐城いわき金山かなやま駅えき）		自動車じどうしゃ駅えきの窓口まどぐちの例れい。鉄道てつどう駅えきの窓口まどぐちとあまり変かわらない（志賀しが草津くさつ高原こうげん線せん・草津くさつ温泉おんせん駅えき）

バス駅えきとも呼よばれる。独立どくりつした敷地しきちを有ゆうする自動車じどうしゃ駅えきの場合ばあい、単独たんどくのバスターミナルとして設置せっちされていることが多おおいが、車庫しゃこの一角いっかくに駅えきとしてのスペースを置おいたり、敷地しきち内ないに営業えいぎょう所しょの建物たてものとは別べつに駅舎えきしゃを建たてるケースもある。折おり返かえしの運行うんこう系統けいとうが存在そんざいしない場合ばあいでも独立どくりつした敷地しきちを有ゆうすることもある。また、松山まつやま高知こうち急行きゅうこう線せんの落出駅えきのように、駅舎えきしゃ以外いがいに独立どくりつした敷地しきちを有ゆうさないにもかかわらずバスターミナルとしての機能きのうを有ゆうしていた例れいもある。白棚線はくほうせんや阪本さかもと線せんのバス専用せんよう道どうの自動車じどうしゃ駅えきでは、ホーム上屋うわやなどの構造こうぞうも鉄道てつどう駅えきに近ちかいものとなっていた。

これらの自動車じどうしゃ駅えきでは鉄道てつどう駅えきと同様どうようの業務ぎょうむ形態けいたいとすることもあった。例たとえば、1985年ねん頃ごろの志賀しが草津くさつ高原こうげん線せんの草津くさつ温泉おんせん駅えきでは、改札かいさつ口こうを設置せっちし、バス便びんごとに乗車じょうしゃ改札かいさつを行おこなっていた。東名とうめい高速こうそく線せんの東京とうきょう駅えきでは改札かいさつ口こうはないものの、バス乗車じょうしゃ口こうにおいて乗車じょうしゃ改札かいさつを行おこなっている。窓口まどぐちではバス乗車じょうしゃ券けんだけでなく、鉄道てつどうとの通とおし乗車じょうしゃ券けんも発売はつばいした。一部いちぶの駅えきには「みどりの窓口まどぐち」も設置せっちされており、座席ざせき指定してい券けんを購入こうにゅうすることもできた。また、一部いちぶの駅えきを除のぞいて手荷物てにもつ・小荷物こにもつの扱あつかいも行おこなっていた。

鉄道てつどう駅えきの窓口まどぐちで発行はっこうされた自動車じどうしゃ線せん回数かいすう券けんの例れい（渋川しぶかわ線せん・渋川しぶかわ駅えき）		自動車じどうしゃ駅えき発行はっこうであることを示しめす記号きごうが記載きさいされている例れい（東名とうめい高速こうそく線せん・東京とうきょう駅えき発行はっこう）

鉄道てつどう駅えきへ乗のり入いれている場合ばあい、鉄道てつどう駅えきの窓口まどぐちでバスについての営業えいぎょうを行おこなうことが多おおかったが、バス乗車じょうしゃ券けんの扱あつかいが多おおい場合ばあいはバス独自どくじの窓口まどぐちを設置せっちするケースもある。例たとえば、東名とうめい高速こうそく線せんの東京とうきょう駅えきでは国鉄こくてつ(JR)バス東京とうきょう駅えきとして独立どくりつした窓口まどぐちがあり、乗車じょうしゃ券けん券面けんめんの発行はっこう箇所かしょ表記ひょうきも「（自じ）東京とうきょう駅えき」（実際じっさいには○の中なかに「自じ」）と記載きさいすることで区別くべつされていた。

地方ちほうの駅えきでは、窓口まどぐち業務ぎょうむを外部がいぶに委託いたくしていた。日本にっぽん交通こうつう観光かんこう社しゃが受託じゅたく会社かいしゃとなっていたケースが多おおいが、日にち肥こえ線せんの村所むらしょ駅えきのように自治体じちたいが受託じゅたくしていたケースもある。また、国鉄こくてつバス乗のり入いれに際さいし、運輸うんゆ協定きょうていの中なかで他たのバス事業じぎょう者しゃに窓口まどぐち業務ぎょうむを委託いたくした例れいも、美よし伯はく線せんの三朝みささ温泉おんせん駅えき（日にちノ丸まる自動車じどうしゃに委託いたく）などに見みられる。

このほかにも実質じっしつ的てきには鉄道てつどう駅えきでありながら、自動車じどうしゃ駅えきが窓口まどぐち業務ぎょうむを行おこなっていた駅えきがあった。岩泉線いわいずみせん岩泉いわいずみ駅えき（岩泉いわいずみ駅前えきまえ駅えき）、旧きゅう久慈線くじせん陸中野田りくちゅうのだ駅えき（陸中野田りくちゅうのだ駅前えきまえ駅えき）、同線どうせん普代ふだい駅えき（普代ふだい駅前えきまえ駅えき）、越美北線えつみほくせん九頭竜湖くずりゅうこ駅えき（九頭竜湖くずりゅうこ駅前えきまえ駅えき）がそれに該当がいとうする。これらの駅えきでは鉄道てつどう券けんを購入こうにゅうしても発行はっこう駅名えきめいは「駅前えきまえ駅えき」となっており、自動車じどうしゃ駅えきとしての発行はっこうとなっていた。2000年ねん、岩泉いわいずみ駅えきでのJRバス乗車じょうしゃ券けん取扱とりあつかい廃止はいしにより、鉄道てつどう券けんの「駅前えきまえ駅えき」発行はっこうがなくなり、2008年ねんの久慈くじ海岸かいがん線せんおよび陸中野田りくちゅうのだ駅前えきまえ駅えきが廃止はいしとなり、このような形態けいたいは姿すがたを消けした。

なお、運賃うんちん区く界さかい停留所ていりゅうじょも自動車じどうしゃ駅えきと同様どうようの扱あつかいとされて、鉄道てつどうとの通とおし乗車じょうしゃ券けんを発券はっけんすることができた。運賃うんちん区く界かいの停留所ていりゅうじょは駅員えきいん無む配置はいち駅えきとして、運賃うんちん区く界さかい停留所ていりゅうじょでない停留所ていりゅうじょは「乗降じょうこう場じょう」という扱あつかいとなる。いずれも設備せつびとしては駅名えきめい標しるべ（バス停留所ていりゅうじょポール）のみである。

貨物かもつ扱あつかい駅えき

貨物かもつを取とり扱あつかっている自動車じどうしゃ駅えきでは、トラックの荷捌にさばきの施設しせつを有ゆうする必要ひつようがあった。鉄道てつどうとの接続せつぞく駅えきでは国鉄こくてつ直営ちょくえいであったが、自動車じどうしゃ駅えきでの貨物かもつ扱あつかいについては1942年ねん4月がつの貨物かもつ取扱とりあつかい制度せいどの改定かいていにより、日本通運にほんつううんに業務ぎょうむを委託いたくしていた。自動車じどうしゃ駅えきに隣接りんせつして日本通運にほんつううんの営業えいぎょう所しょが設置せっちされているケースや、北山きたやま線せんの信濃しなの山寺やまでら駅えき（長野ながの県けん茅野ちの市し豊平とよひら）のように同おなじ施設しせつで自動車じどうしゃ駅えき兼けん日本にっぽん通運つううんの営業えいぎょう所しょとなったケースもあった。

地域ちいきにおける自動車じどうしゃ駅えきの位置いちづけ

鉄道てつどうとバスの特性とくせいの違ちがいから、場合ばあいによっては自動車じどうしゃ駅えきは鉄道てつどう駅えきよりも利便りべん性せいの高たかい場所ばしょに開設かいせつされることがあり、町まちの中心ちゅうしん駅えきとして扱あつかわれることもあった。やや特殊とくしゅな例れいであるが、宮脇みやわき俊三しゅんぞうが宮田線みやだせんに乗車じょうしゃした際さいにタクシーの運転うんてん手しゅに「宮田みやたの駅えきまで」と告つげたところ、タクシー運転うんてん手しゅが筑前ちくぜん宮田みやた駅えきの存在そんざいを知しらず国鉄こくてつバス直方ちょくほう線せんの宮田みやた町まち駅えきに最初さいしょに連つれて行いかれた エピソードがあり、このタクシー運転うんてん手しゅにとっては「宮田みやた町まちの駅えきといえば国鉄こくてつバスの駅えきである」という意識いしきがあったとみられる。また、京きょう鶴づる線せんの周山しゅうざん駅えきでは、かつて駅前えきまえに京都きょうと交通こうつうの路線ろせんバスが発着はっちゃくしていたが、停留所ていりゅうじょ名めいは「周山しゅうざん駅前えきまえ」と鉄道てつどう駅えきと同等どうとうの扱あつかいであった。

観光かんこう地ちなどでは、観光かんこうの拠点きょてんとして機能きのうしていることもある。例たとえば、前述ぜんじゅつの草津くさつ温泉おんせん駅えきは、売店ばいてん・食堂しょくどうのみならず、タクシー乗のり場ば・送迎そうげい車両しゃりょう待機たいきスペース・レンタカー営業えいぎょう所しょが併設へいせつされている。

国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化か後ご

発券はっけん業務ぎょうむを行おこなわなくなった自動車じどうしゃ駅えき（霞ヶ浦かすみがうら線せん・江戸崎えどさき駅えき）		改築かいちくの上物じょうもの産さん販売はんばい店てんを入居にゅうきょさせている例れい（平ひら庭にわ高原こうげん線せん・葛巻かずらまき駅えき）

分割ぶんかつ民営みんえい化か後ご、JRバス分社ぶんしゃ化かに伴ともない、同おなじJR同士どうしであっても鉄道てつどうとバスは連絡れんらく運輸うんゆの扱あつかいとなった。また、連絡れんらく運輸うんゆのうち、取とり扱あつかいの少すくないものについては廃止はいしされている。鉄道てつどうとの連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんを発売はつばいしなくなったため、自社じしゃの乗車じょうしゃ券けん類るいのみを発券はっけんするようになったり、窓口まどぐち営業えいぎょう自体じたいが廃止はいしされるケースも増加ぞうかしている。窓口まどぐち営業えいぎょうが廃止はいしされた後のちも、待合室まちあいしつや乗務じょうむ員いんの宿泊しゅくはく設備せつびなどが設置せっちされている場合ばあいは、建物たてものはそのまま残のこされ、JRバスから他たの事業じぎょう者しゃに移管いかんされた後のちも継続けいぞくして使用しようされることもあるが、近年きんねんは駅舎えきしゃの老朽ろうきゅう化かに伴ともない解体かいたいされるケースや、交通こうつう量りょうの多おおい道路どうろ沿ぞいにあることから賃貸ちんたい店舗てんぽに改築かいちくされるケースもある。

移転いてん改築かいちくされた後のちも営業えいぎょうが継続けいぞくされている例れい（北きた薩線・薩摩さつま郡山こおりやま駅えき）		JRバスが撤退てったいした後のちも駅えき施設しせつのみが残のこる例れい（天竜てんりゅう線せん[現げん:遠どお鉄てつバス北きた遠どお本線ほんせん]・瀬尻せじり駅えき）

一方いっぽう、営業えいぎょう所しょや支所ししょ、操車そうしゃ所しょなどの運行うんこう拠点きょてんと併設へいせつされていた自動車じどうしゃ駅えきの場合ばあいは、定期ていき券けんや回数かいすう券けんなどの発売はつばいのために窓口まどぐち営業えいぎょうが継続けいぞくされている。北きた薩線の薩摩さつま郡山こおりやま駅えきのように、移転いてん改築かいちくされた後のちも窓口まどぐち営業えいぎょうが継続けいぞくされているケースもある。また、塩原しおばら線せんの塩原しおばら温泉おんせん駅えきや京きょう鶴づる線せんの周山しゅうざん駅えきのように、JRバスが撤退てったいした後のちの代替だいたい交通こうつう機関きかんとの乗のり継つぎターミナルとして機能きのうさせるケースもある。

変かわったケースでは、瀬戸南せとみなみ線せんの瀬戸せと記念きねん橋きょう駅えきと瀬戸せと追分おいわけ駅えきの窓口まどぐち閉鎖へいさと同どう時期じきに、別べつの場所ばしょ（名鉄めいてつ瀬戸線せとせん尾張おわり瀬戸せと駅えき前まえの「パルティせと」内ない）でチケットカウンターとして営業えいぎょうを開始かいしした例れいもある。

国鉄こくてつバス以外いがいの「バス駅えき」

民間みんかんバス事業じぎょう者しゃの自動車じどうしゃ駅えきの例れい（神奈川中央交通かながわちゅうおうこうつう秦野はたの線せん・金目かなめ駅えき）

国鉄こくてつバス以外いがいでも、鉄道てつどう駅えき以外いがいで「駅えき」を名乗なのる停留所ていりゅうじょは存在そんざいする。ただし鉄道てつどう駅えきに由来ゆらいするものが多おおい。

鉄道てつどう廃止はいし以前いぜんからのバス停ばすてい名めいであったり、廃止はいし後ごの代替だいたい輸送ゆそうを行おこなうバス事業じぎょう者しゃで「駅えき」の付つく名なを名乗なのっているケースが比較的ひかくてき良よくみられる。例たとえば、1999年ねん10月がつ4日にちに廃止はいしになった蒲原鉄道かんばらてつどうの村松むらまつ駅えきは、鉄道てつどうの廃止はいし後ごも蒲原鉄道かんばらてつどうのバスターミナルとして「村松むらまつ駅前えきまえ」から五泉いいずみ駅えき、加茂かも駅えきに子会社こがいしゃの蒲かば鉄てつ小型こがたバスで路線ろせんを運行うんこうしているが、そのように近年きんねんの駅えきの廃止はいし後ごも「～駅前えきまえ」を名乗なのりつづける例れいは多おおい。

鉄道てつどう駅えき由来ゆらいでない例れいとしては、鉄道てつどう線せんと連絡れんらく運輸うんゆを行おこなっているバス事業じぎょう者しゃが、乗車じょうしゃ券けんを発売はつばいしている窓口まどぐちをバス停留所ていりゅうじょに設置せっちした上うえで「駅えき」と称しょうした名残なごりで、窓口まどぐちが廃止はいしされた後のちも停留所ていりゅうじょ名めいに「駅えき」が残のこっているものがある。 例たとえば、神奈川中央交通かながわちゅうおうこうつうでは会社かいしゃの歴史れきし上じょう鉄道てつどう事業じぎょうを行おこなったことはないが、多おおくの自動車じどうしゃ駅えきを持もっていた（1987年ねん時点じてんで21駅えき）ためか、2017年ねん現在げんざいも金目かなめ駅えき、豊田本郷とよだほんごう駅えき、大山おおやま駅えきの3箇所かしょに「駅えき」の字じが残のこっている（最後さいごまで残のこっていた金目かなめ駅えきの旧きゅう駅舎えきしゃは、2008年ねんに撤去てっきょされた）。同様どうように房総半島ぼうそうはんとう南部なんぶを営業えいぎょうエリアとする日東にっとう交通こうつうでも、かつて上総湊かずさみなと駅えきと安房鴨川あわかもがわ駅えきの両りょう駅えきで国鉄こくてつと連絡れんらく運輸うんゆを行おこなっていた名残なごりにより、環たまき駅えき、関せき豊ゆたか駅えき（富津とみつ市し）、金束こづか駅えき、吉尾よしお駅えき、主しゅ基もと駅えき（鴨川かもがわ市し）の停留所ていりゅうじょ名めいが2020年ねん現在げんざいでも残のこっている。また、鉄道てつどうの走はしっていない佐渡さど島とうにもあり、佐渡汽船さどきせんを介かいして国鉄こくてつと連絡れんらく運輸うんゆ協定きょうていを結むすんでいた新潟交通にいがたこうつう佐渡さどの佐渡さど金沢かなざわ駅えき、畑野はたの駅えき、相川あいかわ駅えき等とうがあった。

関電かんでんトンネルトロリーバスは2019年ねんに関電かんでんトンネル電気でんきバスに転換てんかんされ扇沢おうぎさわ駅えき・黒部くろべダム駅えき共ともに鉄道てつどう駅えきではなくなったが、以後いごも「駅えき」と称しょうされている。

なお、気仙沼けせんぬま線せん・大船渡線おおふなとせんBRTの停留所ていりゅうじょは一般乗合旅客自動車運送事業取扱規則の2条じょう1号ごうより「駅えき」と称しょうされる。

関連かんれん項目こうもく

• 国鉄こくてつバス
• 連絡れんらく運輸うんゆ
• バス停留所ていりゅうじょ
• バスターミナル
• オフレールステーション

参考さんこう文献ぶんけん

• 斎藤さいとう治平じへい「国鉄こくてつ自動車じどうしゃ経営けいえい論ろん」（1953年ねん・交通こうつう経済けいざい社しゃ）
• 日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう自動車じどうしゃ局きょく「国鉄こくてつ自動車じどうしゃ三さん十じゅう年ねん史し」（1961年ねん）
• 国鉄こくてつ北海道ほっかいどう自動車じどうしゃ五ご十じゅう年ねん史し編集へんしゅう委員いいん会かい「国鉄こくてつ北海道ほっかいどう自動車じどうしゃ五ご十じゅう年ねん史し」（1984年ねん）