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葛飾かつしかきたくも

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

葛飾かつしか きたくも(かつしか ほくうん、なま没年ぼつねんしょう) とは、江戸えど時代じだい浮世絵うきよえ

来歴らいれき

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葛飾かつしか北斎ほくさいおよはるこうとききたしゅう門人もんじん俗称ぞくしょう文五郎ぶんごろう葛飾かつしかせいしょうし、ひがし南西なんせい、戴賀とごうす。名古屋なごやみ、大工だいく生業せいぎょうとして性格せいかく淡白たんぱくじょうあつひとであったとつたわる。文化ぶんか11ねん(1814ねん刊行かんこうの『北斎ほくさい漫画まんが』の奥付おくづけ名古屋なごや校合きょうごう門人もんじんとして、まきぼくとともにつらねている。作画さくが文化ぶんかから天保てんぽうころにかけてで、狂歌きょうか摺物すりものなど版本はんぽん挿絵さしえ肉筆にくひつ美人びじんすうてん若干じゃっかん役者やくしゃられる。

作品さくひん

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版本はんぽん

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  • ゆうきりしょがえ文章ぶんしょうさつ 読本とくほん ※ぐりつえていおにたまごさく文化ぶんか13ねん(1816ねん刊行かんこう
  • 弥生やよい佐久さくろくかんろくさつ 読本とくほん ※いちけいおう野人やじんさく文政ぶんせい7ねん(1824ねん刊行かんこう
  • 復讐ふくしゅう奇談きだん にん振袖ふりそでろくかんいちさつ 読本とくほん ※蜉蝣かげろうさく文政ぶんせい8ねん(1825ねん刊行かんこう
  • きたくも漫画まんがいちさつ ※手本てほん刊行かんこうねんしょう

肉筆にくひつ

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作品さくひんめい 技法ぎほう 形状けいじょう員数いんずう 所有しょゆうしゃ 年代ねんだい 落款らっかん 備考びこう
雨乞あまご小町こまち 絹本けんぽん着色ちゃくしょく 1ぶく 東京とうきょう国立こくりつ博物館はくぶつかん
妓楼ぎろう花魁おいらん 絹本けんぽん着色ちゃくしょく 1ぶく 熊本くまもと県立けんりつ美術館びじゅつかん
桜花おうか遊女ゆうじょ道中どうちゅう 絹本けんぽん着色ちゃくしょく 1ぶく ジョン・C・ウェーバー・コレクション 款記「きたくも」/「」「しろしゅぶんれんしるし[1]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ MIHO MUSEUM編集へんしゅう発行はっこう 『ニューヨーカーがせられた世界せかい ジョン・C・ウェーバー・ココレクション』 2015ねん9がつ15にち、pp.204-205、ISBN 978-4-903642-20-8

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 日本にっぽん浮世絵うきよえ協会きょうかいへん 『原色げんしょく浮世絵うきよえだい百科ひゃっか事典じてん』(だい2かん) 大修館書店たいしゅうかんしょてん、1982ねん
  • 北斎ほくさい一門いちもん肉筆にくひつ傑作けっさくせん ―北斎ほくさいDNAのゆくえ―』 板橋いたばし区立くりつ美術館びじゅつかん、2008ねん ※113ぺーじ、124ぺーじ