葛飾かつしか春はる嶺みね

葛飾かつしか 春はる嶺みね（かつしか しゅんれい、生なま没年ぼつねん不ふ詳しょう）とは、江戸えど時代じだいの浮世絵うきよえ師し。

来歴らいれき

葛飾かつしか北斎ほくさいの門人もんじん。本姓ほんせいは東ひがし、『葛飾かつしか北斎ほくさい伝でん』には「東ひがし春はる嶺みね」として名なが見みえる。作画さくが期きは文化ぶんかの頃ころで、読本とくほんなどの挿絵さしえを描えがいている。

作品さくひん

• 『有ゆうの儘』　※芳よし宣せん陸りく可か彦作ひこさく、文化ぶんか4年ねん（1807年ねん）序じょ・刊行かんこう。雲仙うんぜんという絵師えしとともに挿絵さしえを手掛てがける。
• 『異本いほん楮こうぞ生せい譚たん』　※月つき花はな亭てい東ひがし漁りょう作さく、文化ぶんか5年ねん刊行かんこう

参考さんこう文献ぶんけん

• 飯島いいじま半なかば十郎じゅうろう（虚心きょしん）　『葛飾かつしか北斎ほくさい伝でん』（下巻げかん）　蓬よもぎ枢くるる閣かく、1893年ねん　※国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクションに本文ほんぶんあり。73コマ目め。
• 日本にっぽん浮世絵うきよえ協会きょうかい編へん　『原色げんしょく浮世絵うきよえ大だい百科ひゃっか事典じてん』（第だい2巻かん）　大修館書店たいしゅうかんしょてん、1982年ねん