蔵王ざおうトンネル

蔵王ざおうトンネル

概要がいよう
路線ろせん	東北新幹線とうほくしんかんせん
位置いち	福島ふくしま県けん、宮城みやぎ県けん（福島ふくしま駅えき-白石蔵王しろいしざおう駅えき間あいだ）
座標ざひょう	北緯ほくい37度ど55分ふん10.8秒びょう 東経とうけい140度ど34分ふん10.8秒びょう
現況げんきょう	供用きょうよう中ちゅう
起点きてん	福島ふくしま県けん伊達だて郡ぐん国見くにみ町まち山崎やまざき荒沢あらさわ
終点しゅうてん	宮城みやぎ県けん白石しらいし市し斎川さいかわ梶川かじかわ
運用うんよう
建設けんせつ開始かいし	1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）2月がつ
開通かいつう	1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）6月23日にち
所有しょゆう	東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう（JR東日本ひがしにっぽん）
管理かんり	東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう（JR東日本ひがしにっぽん）
通行つうこう対象たいしょう	鉄道てつどう車両しゃりょう（新幹線しんかんせん専用せんよう）
技術ぎじゅつ情報じょうほう
全長ぜんちょう	11,215m
軌道きどう数すう	2（複線ふくせん）
軌間きかん	1,435mm（標準軌ひょうじゅんき）
電化でんかの有無うむ	有ゆう（交流こうりゅう25,000V・50Hz）
設計せっけい速度そくど	320km/h
勾配こうばい	6‰（最大さいだい）

蔵王ざおうトンネル（ざおうトンネル）は、東北新幹線とうほくしんかんせんの福島ふくしま駅えき - 白石蔵王しろいしざおう駅えき間あいだにある新幹線しんかんせん専用せんようの鉄道てつどうトンネルである。

概要がいよう

全長ぜんちょうは11,215m。1982年ねん6月23日にちに供用きょうようを開始かいしし、開業かいぎょう時点じてんでは福島ふくしまトンネルに次つぐ東北新幹線とうほくしんかんせん内ない第だい2の長大ちょうだいトンネルであった。

建設けんせつは日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう 仙台せんだい新幹線しんかんせん工事こうじ局きょくが担当たんとうした。工事こうじの施工しこうは、藤田ふじた工たくみ区く（1,150m）、石母田いしもた工たくみ区く（4,000m）、原はら工たくみ区く（3,190m）、中ノ目なかのめ工こう区く（2,875m）の4工こう区くに分割ぶんかつして行おこなわれた。

施工しこうを担当たんとうしたのは、藤田ふじた工たくみ区くが奥村組おくむらぐみ、石母田いしもた工たくみ区くが西松建設にしまつけんせつ、原はら工たくみ区くが間あいだ組ぐみ、中ノ目なかのめ工こう区くが大林組おおばやしぐみ。

藤田ふじた工たくみ区くを除のぞく3工こう区くでは、いずれも工事こうじ中ちゅうに集中しゅうちゅう湧水わきみずが発生はっせいし、地表ちひょう面めんでは河川かせん、井戸いどなどの減水げんすい、枯渇こかつが相次あいついだため、応急おうきゅう対策たいさく工事こうじを施工しこうして各かく地区ちくの必要ひつよう水量すいりょうを確保かくほした。 原はら工たくみ区くにおいては、巻まき終おわったコンクリートが巨大きょだいな土ど圧あつによって破壊はかいされ、鉄筋てっきんコンクリートに巻まき直なおしした箇所かしょもあり、当初とうしょ計画けいかくでは想定そうていできなかった事態じたいが起おこる難なん工事こうじとなった。

歴史れきし

• 1971年ねん12月1日にち - 原はら工たくみ区く、石母田いしもた工たくみ区くの工事こうじ発注はっちゅう
• 1972年ねん2月がつ14日にち - 石母田いしもた工たくみ区く起工式きこうしき
• 1972年ねん2月がつ25日にち - 原はら工たくみ区く起工式きこうしき
• 1972年ねん5月がつ26日にち - 中ノ目なかのめ工こう区く起工式きこうしき
• 1972年ねん11月27日にち - 藤田ふじた工たくみ区く起工式きこうしき
• 1974年ねん2月がつ14日にち - 中ノ目なかのめ工こう区くで貫通かんつう式しき
• 1976年ねん6月4日にち - 石母田いしもた工たくみ区く、原はら工たくみ区くで貫通かんつう式しき
• 1981年ねん4月がつ15日にち - 伊達だて郡ぐん国見くにみ町まちで銘板めいばん除幕じょまく式しき
• 1981年ねん4月がつ16日にち - 白石しらいし市しで銘板めいばん除幕じょまく式しき
• 1982年ねん6月23日にち - 東北新幹線とうほくしんかんせんの開業かいぎょうに伴ともない供用きょうよう開始かいし。

周辺しゅうへん

• 東北自動車道とうほくじどうしゃどう
• 国道こくどう4号ごう

関連かんれん項目こうもく

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