薔薇ばらの精せい

薔薇ばらの精せいに扮ふんしたニジンスキー、1911年ねん

『薔薇ばらの精せい』（ばらのせい、仏ふつ: Le Spectre de la Rose）は、1911年ねんに初演しょえんされたバレエである。

テオフィル・ゴーティエの詩句しく「わたしは薔薇ばらの精せい、昨晩さくばんの舞踏ぶとう会かいにあなたが連つれていってくれた」を題材だいざいにとった1幕まくものの作品さくひんで、1911年ねん4月がつ19日にちにバレエ・リュスによってモンテカルロ歌劇かげき場じょうにて初演しょえんされた。

振付ふりつけはミハイル・フォーキン、音楽おんがくはカール・マリア・フォン・ウェーバーの『舞踏ぶとうへの勧誘かんゆう』（エクトール・ベルリオーズによる管弦楽かんげんがく編曲へんきょく）、美術びじゅつはレオン・バクストによる。

ヴァーツラフ・ニジンスキーが薔薇ばらの精せいを、タマーラ・カルサヴィナが少女しょうじょを踊おどり、バレエ・リュスの人気にんき演目えんもくの一ひとつとなった。

この作品さくひんは、現在げんざいでも世界中せかいじゅうのバレエ団だんのレパートリーとなっている。

あらすじ

初はじめての舞踏ぶとう会かいから帰かえってきた少女しょうじょが見みた夢ゆめ。それは彼女かのじょが胸むねに飾かざっていた薔薇ばらが窓まどから現あらわれ、彼女かのじょを誘さそって踊おどる夢ゆめだった。やがて薔薇ばらは再ふたたび窓まどから出でてゆき、目覚めざめた彼女かのじょはそれが夢ゆめの中なかの出来事できごとだったと悟さとる。

その他た

リパブリック・ピクチャーズ配給はいきゅうの同名どうめいの映画えいが（英語えいご原題げんだい：Specter of the Rose）がある（1946年ねん、ベン・ヘクト脚本きゃくほん・監督かんとく）。

外部がいぶリンク

• バレエ「薔薇ばらの精せい」（クラシックバレエ&ダンスガイド） 2011年ねん5月がつ5日にち閲覧えつらん。