誰だれのせいでもない

誰だれのせいでもない
Every Thing Will Be Fine
監督かんとく	ヴィム・ヴェンダース
脚本きゃくほん	ビョルン・オラフ・ヨハンセン
製作せいさく	ジャン＝ピエロ・リンゲル
出演しゅつえん者しゃ	ジェームズ・フランコ シャルロット・ゲンズブール マリ＝ジョゼ・クローズ レイチェル・マクアダムス
音楽おんがく	アレクサンドル・デスプラ
撮影さつえい	ブノワ・デビエ
公開こうかい	2015年ねん2月がつ10日とおか（ベルリン国際こくさい映画えいが祭さい） 2015年ねん4月がつ2日にち 2016年ねん11月12日にち
上映じょうえい時間じかん	118分ふん
製作せいさく国こく	ドイツ カナダ フランス スウェーデン ノルウェー
言語げんご	英語えいご

『誰だれのせいでもない』（だれのせいでもない、原題げんだい: Every Thing Will Be Fine）は、2015年ねんのドイツ・カナダ・フランス・スウェーデン・ノルウェー合作がっさくのドラマ映画えいがである。監督かんとくはヴィム・ヴェンダース、主演しゅえんはジェームズ・フランコ、シャルロット・ゲンズブール、マリ＝ジョゼ・クローズ、レイチェル・マクアダムスが務つとめている。

あらすじ

小説しょうせつ家かのトマス（ジェームズ・フランコ）は恋人こいびとのサラ（レイチェル・マクアダムス）とともにケベック州しゅうの田舎いなかで暮くらしている。トマスとの結婚けっこんを望のぞむサラと、いまは仕事しごとに集中しゅうちゅうしたいトマスとのあいだには、すれ違ちがいが生しょうじている。雪ゆきが降ふり積つもった冬ふゆの日ひ、トマスが車くるまで帰路きろにつく途中とちゅう、2人ふたりの少年しょうねんを乗のせたソリが車道しゃどうに滑すべりこむ。トマスは急きゅうブレーキをかける。クリストファーは無傷むきずであったが、ニコラスは命いのちを落おとす。

事故じこの数日すうじつ後ご、トマスはサラと別わかれる。彼かれは酒さけと薬物やくぶつに溺おぼれた挙あげ句く、入院にゅういんする。退院たいいんした後のち、トマスは事故じこの記憶きおくに苛さいなまれながらも、小説しょうせつの執筆しっぴつに集中しゅうちゅうして成功せいこうを収おさめる。クリストファーとニコラスの母親ははおやであるケイト（シャルロット・ゲンズブール）は、罪悪ざいあく感かんと喪失そうしつ感かんを胸むねに抱かかえていたが、束つかの間ま、トマスと連絡れんらくを取とり合あう。その後ご、トマスは編集へんしゅう者しゃのアン（マリ＝ジョゼ・クローズ）と結婚けっこんし、連つれ子このミナとともに、家庭かていを築きずく。

事故じこから11年ねんが経たった頃ころ、16歳さいになったクリストファー（ロバート・ネイラー）はトマスに手紙てがみを送おくる。クリストファー自身じしんの言葉ことばによると、彼かれは問題児もんだいじで、学校がっこうの心理しんり学者がくしゃからトマスと会あってみるよう勧すすめられたのだという。深夜しんや、クリストファーはトマスの家いえを訪たずねる。2人ふたりは静しずかに言葉ことばを交かわし、心しんを通かよわせる。翌朝よくあさ、クリストファーは自転車じてんしゃに乗のって学校がっこうへ向むかう。彼かれを見送みおくったトマスは穏おだやかに微笑ほほえむのであった。

キャスト

• トマス - ジェームズ・フランコ
• ケイト - シャルロット・ゲンズブール
• アン - マリ＝ジョゼ・クローズ
• サラ - レイチェル・マクアダムス
• クリストファー - ロバート・ネイラー
• トマスの父ちち - パトリック・ボーショー
• トマスの担当たんとう編集へんしゅう者しゃ - ピーター・ストーメア
• ミナ - ジュリア・サラ・ストーン

上映じょうえい

2015年ねん2月がつ10日とおか、第だい65回かいベルリン国際こくさい映画えいが祭さいにて上映じょうえいされた。ドイツでは同年どうねん4月がつ2日にちに一般いっぱん公開こうかいされた。日本にっぽんでは2016年ねん11月12日にちに公開こうかいされた。

評価ひょうか

Rotten Tomatoesには35件けんの批評ひひょう家かレヴューがあり、平均へいきん値ちは4.8点てん、支持しじ率りつは26%だった。Metacriticには13件けんの批評ひひょう家かレヴューがあり、平均へいきん値ちは32点てんだった。

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト
• 誰だれのせいでもない - allcinema
• 誰だれのせいでもない - KINENOTE
• Every Thing Will Be Fine - IMDb（英語えいご）