軍使ぐんし

軍使ぐんし（ぐんし）は、互たがいに交戦こうせん敵対てきたいする軍隊ぐんたいの間あいだで派遣はけんされる使者ししゃである。

概要がいよう

ハーグ陸戦りくせん条約じょうやくによって保護ほごを与あたえられている。

軍使ぐんしは、その印しるしとして白旗しらはたを掲かかげ、通常つうじょうは個人こじん的てきな武器ぶきの携行けいこうを許ゆるされる。

敵てき軍ぐんは、軍使ぐんしのほか旗手きしゅやラッパ手しゅなどの随員ずいいんに対たいして攻撃こうげきを加くわえてはならない。受うけ入いれるなら安全あんぜんを保障ほしょうしなければならないが、受うけ入いれを拒否きょひすることもできる。

軍使ぐんし派遣はけんの目的もくてきは、捕虜ほりょの交換こうかん、負傷ふしょう者しゃや死体したいの引渡ひきわたし、様々さまざまな目的もくてきでなされる休戦きゅうせん、部隊ぶたいまたは全ぜん軍ぐんの降伏ごうぶくなどの交渉こうしょうである。