部分ぶぶん的てき霊感れいかん説せつ

部分ぶぶん的てき霊感れいかん説せつ（ぶぶんてきれいかんせつ）とは、聖書せいしょの霊感れいかん論ろんの一ひとつで、聖書せいしょの宗教しゅうきょう的てきな事柄ことがらについてのみ霊感れいかんが及およんでおり、科学かがくや歴史れきしの分野ぶんやでは聖書せいしょに誤あやまりがあるとする説せつ。十じゅう全霊ぜんれい感かんと対立たいりつする。

進化しんか論ろんなど近代きんだい科学かがくで聖書せいしょを解釈かいしゃくし、聖書せいしょに間違まちがいがあると考かんがえる所ところから部分ぶぶん霊感れいかん説せつが出でてくると指摘してきされている。

ジョン・グレッサム・メイチェンは『キリスト教きょうとは何なにか』の中なかで、部分ぶぶん霊感れいかんはイエス・キリストの聖書せいしょ観かんと違ちがうと述のべている。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『聖書せいしょの権威けんい』『聖書せいしょの教理きょうり』尾山おやま令れい仁ひとし 羊ひつじ群ぐん社しゃ
• 『神かみの言葉ことばである聖書せいしょ』内田うちだ和彦かずひこ 近代きんだい文芸ぶんげい社しゃ
• 『現代げんだい福音ふくいん主義しゅぎ神学しんがく』宇田うだ進すすむ いのちのことば社しゃ