鉄てつくず拾ひろいの物語ものがたり

鉄てつくず拾ひろいの物語ものがたり
Epizoda u životu berača željeza
監督かんとく	ダニス・タノヴィッチ
脚本きゃくほん	ダニス・タノヴィッチ
製作せいさく	チェドミール・コラール アムラ・バクシッチ・ツァモ
出演しゅつえん者しゃ	ナジフ・ムジチ セナダ・アリマノヴィッチ
撮影さつえい	エロル・ツブチェビッチ
編集へんしゅう	ティムル・マカレヴィッチ
製作せいさく会社かいしゃ	SCCA/pro.ba
配給はいきゅう	ビターズ・エンド
公開こうかい	2013年ねん2月がつ13日にち（BIFF） 2014年ねん1月がつ11日にち
上映じょうえい時間じかん	75分ふん
製作せいさく国こく	ボスニア・ヘルツェゴビナ フランス スロベニア
言語げんご	ボスニア語ご

『鉄てつくず拾ひろいの物語ものがたり』（てつくずひろいのものがたり、Epizoda u životu berača željeza）は、2013年ねんのボスニア・ヘルツェゴビナ・フランス・スロベニア合作がっさくのドラマ映画えいが。ダニス・タノヴィッチ監督かんとく・脚本きゃくほん。ボスニア・ヘルツェゴヴィナに住すむロマ民族みんぞくの女性じょせいが、保険ほけん証しょうを持もっていないために手術しゅじゅつが受うけられなかったという実際じっさいの事件じけんをもとにした作品さくひんであり、その当事とうじ者しゃたちが本人ほんにんの役やくで出演しゅつえんしている。

第だい63回かいベルリン国際こくさい映画えいが祭さいのコンペティション部門ぶもんでプレミア上映じょうえいされ、審査しんさ員いんグランプリを獲得かくとくし、また主演しゅえんのナジフ・ムジチが、本ほん作さく出演しゅつえんまで演技えんぎの経験けいけんが全まったくなかったにもかかわらず、男優だんゆう賞しょうを受賞じゅしょうした。第だい38回かいトロント国際こくさい映画えいが祭さいではコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門ぶもんで上映じょうえいされた。第だい86回かいアカデミー賞しょうの外国がいこく語ご映画えいが賞しょうにはボスニア代表だいひょう作さくとして出品しゅっぴんされ、最終さいしゅう選考せんこうまで選出せんしゅつされた。。

キャスト

• ナジフ - ナジフ・ムジチ： 鉄てつくず拾ひろいの男おとこ。妻つまと2人ふたりの娘むすめと暮くらす。
• セナダ - セナダ・アリマノヴィッチ： ナジフの妻つま。3人にん目めを妊娠にんしん中ちゅう。

その後ご

主演しゅえんのナジフは帰国きこく後ご、再ふたたび鉄てつくず拾ひろいの職しょくに戻もどったものの、映画えいが成功せいこうにより仲間なかまから疎外そがいされ、更さらには怪我けがによって仕事しごとを手放てばなした。2014年ねんにはドイツへの亡命ぼうめいを試こころみ、「ボスニアは私わたしを裏切うらぎった。戻もどるくらいなら、首くびをつったほうがまし」と語かたっていた。生活せいかつは困窮こんきゅうを極きわめ、映画えいが祭さいで獲得かくとくした銀ぎん熊ぐま賞しょうのトロフィーも4000ユーロ(53万まん円えん相当そうとう)で売却ばいきゃくし、そのお金かねで2018年ねんの1月がつに再ふたたびベルリンに渡わたった。同年どうねん2月がつ15日にちから開催かいさいされる第だい68回かいベルリン映画えいが祭さいで家族かぞくの窮状きゅうじょうを訴うったえるためだったが、ドイツへ難民なんみん申請しんせいをした際さいの罰金ばっきん支払しはらい義務ぎむにより、映画えいが祭さいの開幕かいまく前まえに帰国きこくを余儀よぎなくされた。そして、2月がつ18日にちにナジフは亡なくなっている。

関連かんれん項目こうもく

• 第だい86回かいアカデミー賞しょう外国がいこく語ご映画えいが賞しょう出品しゅっぴん作さく一覧いちらん
• アカデミー外国がいこく語ご映画えいが賞しょうボスニア・ヘルツェゴビナ代表だいひょう作品さくひんの一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト（日本語にほんご）
• 鉄てつくず拾ひろいの物語ものがたり - allcinema
• 鉄てつくず拾ひろいの物語ものがたり - KINENOTE
• An Episode in the Life of an Iron Picker - オールムービー（英語えいご）
• Epizoda u zivotu beraca zeljeza - IMDb（英語えいご）
• An Episode in the Life of an Iron Picker - Rotten Tomatoes（英語えいご）