長濱ながはま善夫よしお

長濱ながはま 善夫よしお（ながはま よしお、1915年ねん（大正たいしょう4年ねん） - 1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）6月がつ）は日本にっぽんの医学いがく者しゃ、眼科がんか医い。医学いがく博士はかせ。千葉ちば医科いか大学だいがく（千葉大学ちばだいがく）卒業そつぎょう。千葉大学ちばだいがく医学部いがくぶ講師こうし、国立こくりつ横浜よこはま療養りょうよう所しょ内科ないか医長いちょうを歴任れきにんした。日本にっぽん東洋とうよう医い学会がっかいの創設そうせつにも携たずさわる。

略歴りゃくれき

1915年ねん、神奈川かながわ県けん生うまれ。1940年ねん千葉ちば医科いか大学だいがく卒業そつぎょう後ご、同大どうだいの眼科がんか教室きょうしつに所属しょぞくし、伊藤いとう弥わたる恵めぐみ治ちの薫陶くんとうを受うけ、主しゅとして東洋とうよう医学いがく研究けんきゅう室しつにおいて研究けんきゅうに従事じゅうじする。

1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）藤平ふじひら健けんらとともに千葉ちば医科いか大学だいがくの公認こうにん課外かがい講座こうざとして「東洋とうよう医学いがく自由じゆう講座こうざ」を設置せっち、1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）日本にっぽん東洋とうよう医い学会がっかいの創設そうせつにあたっては学会がっかい準備じゅんび委員いいん会かい委員いいんとして尽力じんりょくした。

1949年ねん春はるに、千葉ちば医科いか大学だいがくで視神経ししんけい萎縮いしゅくという悪性あくせいの眼め病びょうを患わずらった鍼響に敏感びんかんな患者かんじゃと遭遇そうぐうしたことがきっかけで鍼響の研究けんきゅうを行おこなうようになった。その後ごの研究けんきゅうによって、古典こてんの記載きさいに酷似こくじする経絡けいらくの走行そうこうを確認かくにんする一方いっぽう、古典こてんに記載きさいの無ない新しん経絡けいらくを見みつけ出だした。さらに循経感かん伝でん現象げんしょうを発見はっけんした。

東京とうきょう都と港みなと区く西新橋にししんばし芝しば田村たむら町まちに診療しんりょう所しょを開設かいせつするも、1961年ねんに脳卒中のうそっちゅうのため46歳さいで死去しきょした。

著書ちょしょ

• 『東洋とうよう医学いがく概説がいせつ』創つく元もと社しゃ〈東洋とうよう医学いがく選書せんしょ〉、1961年ねん。ISBN 4-422-41301-5。 
• 『針はり灸やいと治療ちりょうの新しん研究けんきゅう』創そう元もと社しゃ。