阿おもね竹たけ斎とき次郎じろう

阿おもね竹たけ 斎とき次郎じろう（阿おもね竹たけ 斉ひとし次郎じろう、あたけ さいじろう、1892年ねん（明治めいじ25年ねん）2月がつ13日にち - 1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）12月30日にち）は、宇治山田うじやまだ市し（現げん・伊勢いせ市し）長ちょう（1期き）。参議院さんぎいん議員ぎいん（1期き）。

経歴けいれき

三重みえ県けん度会わたらい郡ぐん宇治山田うじやまだ町まち中島なかじま町まち（宇治山田うじやまだ市し中島なかじま町まちを経へて現げん伊勢いせ市し）で生うまれる。第だい五ご小学校しょうがっこうを卒業そつぎょうした。家業かぎょうの阿おもね竹たけ味噌みそ醤油じょうゆ醸造じょうぞう業ぎょうを継承けいしょう。尾崎おざき行雄ゆきおに私淑ししゅくし、咢堂会かい会長かいちょうを務つとめた。

1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）10月がつ、宇治山田うじやまだ市し会議かいぎ員いんに当選とうせんし6期き在任ざいにん。1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）10月がつ、三重みえ県けん会議かいぎ員いんに選出せんしゅつされ2期き在任ざいにんした。この間あいだ、市し是ぜ調査ちょうさ委員いいん、市し税ぜい調査ちょうさ委員いいん、臨時りんじ財政ざいせい調査ちょうさ員いん、都市とし計画けいかく三さん重じゅう地方ちほう委員いいん、選挙せんきょ粛清しゅくせい実行じっこう委員いいん、高等こうとう女学校じょがっこう建築けんちく委員いいん、学務がくむ委員いいんなどを務つとめた。

1946年ねん宇治山田うじやまだ市長しちょうの斎藤さいとう真しん澂の退任たいにんによる市長しちょう選挙せんきょが6月がつに行おこなわれ、5000票ひょう余あまりで当選とうせんした。市長しちょう時代じだいは市民しみん生活せいかつの再建さいけんに没頭ぼっとうした。翌よく1947年ねんの第だい1回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょにおいて三重みえ県けん地方区ちほうくから諸派しょは（咢堂会かい）で立候補りっこうほして当選とうせん（補欠ほけつ、任期にんき3年ねん）した。当選とうせん後ごは無所属むしょぞく懇談こんだん会かいに入はいり、その後ごは無所属むしょぞくを経へて、緑風りょくふう会かいに入はいった。1950年ねんの第だい2回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょで落選らくせん。

1978年ねん秋あきの叙勲じょくんで勲くん四よん等とう旭日きょくじつ小しょう綬章じゅしょう受章じゅしょう。1985年ねん12月30日にち死去しきょ、83歳さい。死没しぼつ日びをもって従したがえ五ご位いに叙じょされる。

参考さんこう文献ぶんけん

• 三重みえ県議会けんぎかい史し編へんさん委員いいん会かい編へん『三重みえ県議会けんぎかい史し 第だい3巻かん 上じょう』三重みえ県議会けんぎかい、1970年ねん。
• 『伊勢いせ年鑑ねんかん』昭和しょうわ46-50、52年版ねんばん、伊勢いせ新聞しんぶん、1976年ねん。
• 歴代れきだい知事ちじ編纂へんさん会かい編へん『日本にっぽんの歴代れきだい市長しちょう』第だい2巻かん、歴代れきだい知事ちじ編纂へんさん会かい、1983年ねん。
• 廣こう新二しんじ『日本にっぽん政治せいじ史しに残のこる三重みえ県けん選出せんしゅつ国会こっかい議員ぎいん』廣こう新二しんじ、1985年ねん。
• 衆議院しゅうぎいん・参議院さんぎいん『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 貴族きぞく院いん･参議院さんぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1990年ねん。
• 衆議院しゅうぎいん・参議院さんぎいん『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 院内いんない会派かいは編へん貴族きぞく院いん参議院さんぎいんの部ぶ』大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1990年ねん。
• 『朝日あさひ選挙せんきょ大観たいかん』朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、1997年ねん。

公職こうしょく
先代せんだい 斎藤さいとう真しん澂	三重みえ県けん旧きゅう宇治山田うじやまだ(現げん伊勢いせ市し)市長しちょう 1946年ねん - 1947年ねん	次代じだい 北岡きたおか善之助ぜんのすけ