馬鹿ばか試合しあい

馬鹿ばか試合しあい（ばかじあい）とは、スポーツ（主おもに対戦たいせん形式けいしきの球技きゅうぎ）で、双方そうほうのチームが多おおくの得点とくてんを取とり合あう試合しあい、または一方いっぽう的てきなワンサイドゲームを指さす言葉ことばである。インターネットスラングが発祥はっしょうの言葉ことばであると言いわれている。

新聞しんぶんなどのマスメディアにおいて、双方そうほうが得点とくてんを重かさねあった試合しあいは乱打らんだ戦せん（らんだせん）と呼よばれることが多おおい。

概要がいよう

野球やきゅう

野球やきゅうにおいての馬鹿ばか試合しあいは、主おもに双方そうほうが5得点とくてん以上いじょうを得えた場合ばあいを指さすことが多おおい。

この場合ばあい双方そうほうが得点とくてんを取とり合あうこともあるため試合しあい時間じかんが長引ながびくことが多おおく、1993年ねん5月がつ19日にちに行おこなわれた広島東洋ひろしまとうようカープ対たいヤクルトスワローズの試合しあいは17対たい16でヤクルトが延長えんちょう14回かいにサヨナラ勝がちを収おさめるが、試合しあい時間じかんは5時じ間あいだ46分ふんを記録きろくし、終了しゅうりょう時刻じこくは20日はつか0時じ6分ふんであった。

こういった試合しあいの中なかでも、8対たい7の試合しあいはルーズベルトゲームと呼よばれ、野球やきゅうを愛あいした第だい32代だいアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく大統領だいとうりょうのフランクリン・ルーズベルトが1937年ねん1月がつに、ニューヨーク・タイムズの記者きしゃに宛あてた野球やきゅう記者きしゃ協会きょうかいから招待しょうたいされたディナーを欠席けっせきすることを詫わびた手紙てがみの末尾まつびに記しるした「一番いちばんおもしろいゲームスコアは、8対たい7だ」という言葉ことばが由来ゆらいとされている。

サッカー

サッカーにおいては、野球やきゅうなどに比くらべあまり得点とくてん機会きかいが多おおくないため、主おもに双方そうほうが3点てん以上いじょうを得えた場合ばあいに使つかわれることが多おおい。