黄き乙おつ秀しゅう

黄き乙おつ秀しゅう

個人こじん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん→朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく
生誕せいたん	日本にっぽん統治とうち時代じだいの朝鮮ちょうせん・江原えばら道みち鉄てつ原はら郡ぐん
スポーツ
競技きょうぎ	ボクシング

黄き乙おつ秀しゅう
各種かくしゅ表記ひょうき
ハングル：	황을수
漢字かんじ：	黃き乙おつ秀しゅう
発音はつおん：	ファン・ウルス
ロろーマ字まじ：	Hwang Eul-Su

黄き 乙おつ秀しゅう（おう おつひで、ファン・ウルス、生なま没年ぼつねん不ふ詳しょう）は、日本にっぽん植民しょくみん地ち時代じだいの朝鮮ちょうせん出身しゅっしんのボクサー。

明治大学めいじだいがく在学ざいがく中ちゅう、1932年ねんロサンゼルスオリンピックに日本にっぽん代表だいひょうとして出場しゅつじょうした。

このロサンゼルスオリンピック日本にっぽん代表だいひょう団だんには陸上りくじょう競技きょうぎ選手せんしゅの金きむ恩おん培つちかえと権けん泰たい夏なつも参加さんかしており、黄き乙おつ秀しゅうは彼かれらと並ならび朝鮮ちょうせん民族みんぞく最初さいしょのオリンピック選手せんしゅの一人ひとりとなった。大会たいかいでは男子だんしライト級きゅうで出場しゅつじょうしたが、1回戦かいせん敗退はいたいとなった。

1940年ねん1月がつのボクシング日び比ひ対抗たいこう戦せんでは、日本にっぽん代表だいひょうチームの監督かんとくとしてフィリピンに遠征えんせいした（なお、この日本にっぽん代表だいひょうチームは、監督かんとく・選手せんしゅ・コーチ全員ぜんいんが朝鮮ちょうせん人じん選手せんしゅである）。

解放かいほう後ごは南側みなみがわで暮くらしていたが、朝鮮ちょうせん戦争せんそうが勃発ぼっぱつすると越えつ北きた。北朝鮮きたちょうせんボクシング界かいの指導しどう者しゃとなった。1963年ねん時点じてんで朝鮮民主主義人民共和国ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこくで功こう勲くん体育たいいく人じんの称号しょうごうを受うけており、朝鮮ちょうせんオリンピック委員いいん会かい委員いいんとして活動かつどうしていた。