黒くろ帯たい

黒くろ帯たい（くろおび）とは、武道ぶどう（柔道じゅうどう・空手からて道どう・合気道あいきどう・少林寺拳法しょうりんじけんぽうなど）で初段しょだん以上いじょうの有段者ゆうだんしゃが締しめる帯おび。ただし袴はかまを穿はく武道ぶどう（例れいとして合気道あいきどう）の場合ばあいは締しめないケースもある。

由来ゆらい

柔道じゅうどうの創始そうし者しゃである嘉納かのう治五郎じごろうが、白色はくしょくの道着どうぎに映はえる色いろとしてコントラストが対極たいきょくで目立めだつ黒くろを有段者ゆうだんしゃを表あらわす色いろとして採用さいようしたのがルーツである。

色いろ帯たい

黒くろ（茶ちゃ）帯たいよりも低ひくい級きゅう位いに関かんしても様々さまざまな色いろの帯おびが、各かく武道ぶどうによって様々さまざまに設定せっていされている。それは修行しゅぎょう者しゃにとって自分じぶんの技量ぎりょうを確認かくにんする手段しゅだんであり、錬磨れんまする意欲いよくを高たかめるものになっている。

どの武道ぶどうにおいても入門にゅうもん時じには白しろ帯たいというのは共通きょうつうで、また「色いろ帯たい」という言葉ことばは黒くろ・白しろ以外いがいの色いろに限かぎって使つかうのが一般いっぱん的てきである。

柔道じゅうどうの場合ばあい、黒くろ帯たい以上いじょうの段位だんい（六ろく段だん以上いじょう）を示しめすものとして紅白こうはく帯たいや赤あか帯たいなどが存在そんざいする。

その他た

他た分野ぶんやでの認定にんてい

ブラジリアン柔術じゅうじゅつ - 試合しあい上じょうでの最高さいこう位いの実力じつりょくであることを示しめす。柔道じゅうどうや空手からてのように段だん級きゅう位い制せいではない。（ただし、柔道じゅうどうと同様どうように階梯かいていにはその上うえに紅白こうはく帯たいや赤あか帯たいなどがある）。
シックス・シグマ - 品質ひんしつ管理かんりの手法しゅほうのシックス・シグマでは、指導しどうが行おこなわれる有ゆう資格しかく者しゃをブラックベルトなどと呼よぶ。語源ごげんは柔道じゅうどうからである。

都市とし伝説でんせつ

「黒くろ帯たいを取とると警察けいさつに登録とうろくされる」「段位だんいを取得しゅとくすると、裁判さいばん時じに素手すでであっても凶器きょうきとみなされる」と漫画まんが「ホーリーランド」で記述きじゅつがある。空手からて道どう洲しゅう道どう館かんのブログでは誤あやまりとしている。^[1]
インターネット上じょうで「白しろ帯たいを使つかい込こむにつれて自然しぜんと汚よごれていって黒くろずみ、それが強つよさの象徴しょうちょうになった」というのが黒くろ帯たいのルーツとされていたが、NHK チコちゃんに叱しかられる!（総合そうごうチャンネル 2021年ねん2月がつ12日にち放送ほうそう）によると誤あやまりとしている。

脚注きゃくちゅう

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