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3.7 cm SK C/30

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
3.7 cm SK C/30
「3.7 cm SK C/30」が「Dopp LC/30」安定あんていほう搭載とうさいされている。
種類しゅるい 対空たいくうほう
はら開発かいはつこく ナチス・ドイツの旗 ドイツこく
運用うんよう
配備はいび期間きかん 1935ねんから45ねん推定すいてい
配備はいびさき ナチス・ドイツの旗 ドイツこく
スペインの旗 スペイン
関連かんれん戦争せんそう紛争ふんそう だい世界せかい大戦たいせん
開発かいはつ
開発かいはつしゃ ラインメタル
開発かいはつ期間きかん 1930ねんから1935ねん
製造せいぞう業者ぎょうしゃ ラインメタル
製造せいぞう期間きかん 1935ねんから1943ねん推定すいてい
派生はせいがた 3.7 cm SK C/30U
しょもと
重量じゅうりょう 243kg
全長ぜんちょう 3.074m
銃身じゅうしんなが 2.962m(L/83)

砲弾ほうだん 一体いったい型式けいしきそうやく内蔵ないぞう
砲弾ほうだん重量じゅうりょう 0.68kg
口径こうけい 3.7cm
作動さどう方式ほうしき 単発たんぱつしき
ほう はん自動じどうしき垂直すいちょくくさりせん
仰角ぎょうかく ほうによる
旋回せんかいかく 360°
発射はっしゃ速度そくど 30はつごとぶん実用じつよう上限じょうげん
初速しょそく 1,000m/s
有効ゆうこう射程しゃてい 2,000m(有効ゆうこう射程しゃてい
最大さいだい射程しゃてい 8,500m、射撃しゃげき角度かくど37.5
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3.7cm SK C/30とはドイツ海軍かいぐんだい世界せかい大戦たいせんなかおももちいた3.7cm対空たいくうほうである。戦争せんそう後期こうき、このほう完全かんぜん自動じどうされた3.7cm FlaK43にえられていった。SKは「Schnelladekanone」高速こうそく装填そうてんほうしめし、Cは「Constructionsjahr」設計せっけいねんしめす。

説明せつめい

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「C/30」は単発たんぱつしきはん自動じどう形式けいしき対空たいくうほうである。これは1に1はつ装填そうてんするもので、1ふんにほんの30はつ程度ていど射撃しゃげき速度そくど効率こうりつとしており、どう世代せだいボフォース 60口径こうけい40mm機関きかんほうが1ふんに80はつから100はつつのよりもはるかにおとっていた。「SK C/30U」たい空砲くうほう潜水艦せんすいかんよう改造かいぞうされたものである。すべてのほう空中くうちゅうおよび水上すいじょう目標もくひょうたいし、両方りょうほうとも対応たいおうできた[1]

ほう

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王立おうりつデンマーク工廠こうしょう博物館はくぶつかん所蔵しょぞう対空たいくうほう

「Dopp LC/30」は、ほうをそれぞれしょう搭載とうさいした連装れんそうほうだった。ほうには6めいほういんようし、さらに追加ついかきゅうだんいんがついた。ほう手動しゅどう俯仰ふぎょうし、またふねのピッチとロールに対抗たいこうして、上限じょうげん角度かくど19.5までジャイロによる安定あんていがなされた。ドイツぐん艦艇かんていでは魚雷ぎょらいていやより大型おおがたかんに「Dopp LC/30」ほうすくなくとも1搭載とうさいされていた。 「Einheitslafette C/34」(共用きょうようほうがた34)はたんそう形式けいしきで、台座だいざじょうすえほうし、ほういん2めいようした。少数しょうすうほうでは8mmあつぼうたて装備そうびした。このほうクリークスマリーネにおいてSボートのような小型こがた艦艇かんてい使用しようされた。少数しょうすうほうは、港湾こうわん対空たいくう防御ぼうぎょ増強ぞうきょうするために陸上りくじょうもちいられた。「Ubts LC/39」は潜水艦せんすいかんようほうであり、「SK C/30U」を搭載とうさいした。これは単純たんじゅん台座だいざじょうほうに2めいほういんはいし、1めいかた位置いちしたあぶみがた器具きぐほう指向しこうさせ、もう1めいはギアによってほう俯仰ふぎょうさせた[2]

ほう名称めいしょう 重量じゅうりょう 俯仰ふぎょう
Dopp LC/30 3670kg -9から+85
Ein LC/34 1860-2020kg -10から+80
Ubts LC/39 1450kg -10から+90

弾薬だんやく

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SK C/30では2種類しゅるい曳光弾えいこうだん採用さいようした。「3.7 cm Br Sprgr Patr 40 L/4.1 Lh 37M」は高性能こうせいのう榴弾りゅうだんしょうえびすざい充填じゅうてんしており、また「3.7 cm Sprgr Patr 40 L/4.1 Lh 37」ではこの充填じゅうてんぶつはいしていたが、てんでは同一どういつである。曳光弾えいこうだんあかしろ利用りようでき、またたまたいてられたいろおびられ、特徴付とくちょうづけられた。弾薬だんやく全備ぜんび重量じゅうりょうは1.78kgである[3]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Campbell, p. 256
  2. ^ German 3.7 cm/L83 (1.5") SK C/30 3.7 cm/L83 (1.5") SK C/30U” (23 March 2009). 2009ねん6がつ11にち閲覧えつらん
  3. ^ Hogg, p. 223

参考さんこう文献ぶんけん

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  • Campbell, John (2002). Naval Weapons of World War Two. London: Conway Maritime Press. ISBN 0-87021-459-4 
  • Gander, Terry; Chamberlain, Peter (1979). Weapons of the Third Reich: An Encyclopedic Survey of All Small Arms, Artillery and Special Weapons of the German Land Forces 1939--1945. New York: Doubleday. ISBN 0-385-15090-3 
  • Hogg, Ian V. (1997). German Artillery of World War Two (2nd corrected ed.). Mechanicsville, PA: Stackpole Books. ISBN 1-85367-480-X 

外部がいぶリンク

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