出典 しゅってん : フリー百科 ひゃっか 事典 じてん 『ウィキペディア(Wikipedia)』
4:3のアスペクト比 ひ
フルスクリーン (英語 えいご : Full screen またはfullscreen )は、画面 がめん アスペクト比 ひ を示 しめ す文脈 ぶんみゃく において、初期 しょき の標準 ひょうじゅん 的 てき なテレビ画面 がめん やコンピューターモニターで使 つか われた4:3(1.33 :1)の比 ひ を指 さ す[1] 。4:3のアスペクト比 ひ は、映画 えいが 用 よう フィルム として最 もっと も使 つか いやすかったためフィルムの標準 ひょうじゅん になった[2] 。ワイドスクリーン(16:9) は、1990年代 ねんだい と2000年代 ねんだい に人気 にんき が高 たか まり始 はじ めた。
元々 もともと 4:3のアスペクト比 ひ で作成 さくせい されたフィルムは、フルスクリーンリリースのために変更 へんこう する必要 ひつよう はない。他 た のアスペクト比 ひ は、パンアンドスキャン (英語 えいご 版 ばん ) 、オープンマット (英語 えいご 版 ばん ) 、リフレーミング などの手法 しゅほう を使用 しよう してフルスクリーンに変換 へんかん する。パンアンドスキャンでは、フィルムの側面 そくめん をトリミング することにより、元 もと のフレーム内 ない から4:3画像 がぞう が抽出 ちゅうしゅつ される。オープンマットでは、4:3の画像 がぞう は、撮影 さつえい されたが劇場 げきじょう 公開 こうかい に使用 しよう することを意図 いと していない元 もと のネガフィルム の部分 ぶぶん から抽出 ちゅうしゅつ される。リフレーミングでは、画像 がぞう 内 ない の要素 ようそ が再 さい 配置 はいち され、ほとんどの場合 ばあい 、要素 ようそ を簡単 かんたん に移動 いどう できるCGムービー全体 ぜんたい に使用 しよう される方法 ほうほう である[3] [4] 。
動画 どうが カメラ の発明 はつめい 以来 いらい 、標準 ひょうじゅん 的 てき なテレビの全 ぜん 画面 がめん アスペクト比 ひ が使用 しよう された。初期 しょき のコンピューターモニター は同 おな じアスペクト比 ひ を採用 さいよう し、無声 むせい 時代 じだい の35mmフィルム にもアスペクト比 ひ 4:3が使 つか われていた。また、オプティカルサウンド・オン・フィルム (英語 えいご 版 ばん ) の登場 とうじょう 後 ご 、映画 えいが 芸術 げいじゅつ 科学 かがく アカデミー が標準 ひょうじゅん として定義 ていぎ した1.375:1のアカデミー比率 ひりつ (英語 えいご 版 ばん ) に非常 ひじょう に近 ちか かった。テレビをこのアスペクト比 ひ に一致 いっち させることにより、元々 もともと 35mmフィルムで撮影 さつえい された映画 えいが は、初期 しょき のテレビ(1940年代 ねんだい と1950年代 ねんだい )で十分 じゅうぶん に視聴 しちょう できた。映画 えいが 館 かん の観客 かんきゃく 数 すう が減少 げんしょう したとき、ハリウッド は映画 えいが 産業 さんぎょう をテレビと区別 くべつ するためにワイドスクリーンのアスペクト比 ひ (前述 ぜんじゅつ の1.85:1の比率 ひりつ など)を作成 さくせい した[5] 。しかし、21世紀 せいき 初頭 しょとう 、メーカーがすべての最新 さいしん の高 こう 解像度 かいぞうど テレビ 、放送 ほうそう 用 よう カメラ、コンピューターモニター の16:9/16:10のアスペクト比 ひ を支持 しじ し始 はじ めたため、放送 ほうそう 局 きょく は世界中 せかいじゅう で完全 かんぜん に4:3標準 ひょうじゅん を段階 だんかい 的 てき に廃止 はいし し始 はじ めた。