83-42

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83-42の位置(グリーンランド内)
83-42
83-42
グリーンランドにおける83-42(シュミットとう)の位置いち

83-42グリーンランド北部ほくぶ北極ほっきょくかい位置いちする岩礁がんしょうであり、地球ちきゅうじょうさいきた陸地りくち主張しゅちょうされている場所ばしょのひとつ。別名べつめいEklipse 0[1]、もしくは発見はっけんしゃデニス・シュミットにちなみシュミットとうともばれる[2][3]

しまおおきさは35 × 15mほどであり、北緯ほくい8342ふん05.2びょう 西経せいけい3038ふん49.4びょう / 北緯ほくい83.701444 西経せいけい30.647056 / 83.701444; -30.647056座標ざひょう: 北緯ほくい8342ふん05.2びょう 西経せいけい3038ふん49.4びょう / 北緯ほくい83.701444 西経せいけい30.647056 / 83.701444; -30.647056きた極点きょくてんから699.8km位置いちする[4]たかさは4mほどあり、地衣ちいるい生息せいそく確認かくにんされているため、周辺しゅうへん地域ちいきでよくられるような一時いちじてき砂礫されきからなる陸地りくちではないとかんがえられている。

2003ねん7がつ6にちに、デニス・シュミットとフランク・ランズバーガーひきいるアメリカ探検たんけんチームによって発見はっけんされた。しま名称めいしょう「83-42」はその北緯ほくいからけられた仮称かしょうである。定義ていぎじょうの「しま」とみとめられるには満潮まんちょうにも海面かいめんじょう姿すがたあらわしている必要ひつようがあり、83-42は砂礫されきではなく比較的ひかくてき耐久たいきゅうせいのあるきょつぶてによって形成けいせいされているものの、そのちいささゆえにこの条件じょうけんたしているかはうたがわしい。平均へいきん海水かいすいめんより4mというたかさと、北極ほっきょくかいちいさい干満かんまんからすると、海面かいめんにすべて水没すいぼつすることはないとかんがえられる。しかしながら、2007ねん11がつ現在げんざい、83-42は陸地りくちとしてはみとめられていない。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ http://jeffshea.org/wp-content/uploads/2012/06/pg01-pearyland_ast_2003137_lrg.jpg
  2. ^ Charles Burress (2004ねん6がつ17にち). “Romancing the North”. San Francisco Chronicle. http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/chronicle/archive/2004/06/17/BAG4J779M31.DTL&type=science 2011ねん9がつ23にち閲覧えつらん 
  3. ^ Richard Fisher (2007ねん4がつ25にち). “A new Arctic island is born into our warming world”. New Scientist. https://www.newscientist.com/blog/environment/2007/04/new-arctic-island-is-born-into-our.html 2011ねん9がつ23にち閲覧えつらん 
  4. ^ 10 Unique And Amazing Places on Earth”. Listverse (2009ねん12月18にち). 2017ねん6がつ1にち閲覧えつらん