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BQP

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

計算けいさん複雑ふくざつせい理論りろんにおいて、BQPとは、量子りょうしコンピュータによってあやまかくりつ高々たかだか1/3で多項式たこうしき時間じかんける決定けってい問題もんだい複雑ふくざつせいクラスである。Bounded-error Quantum Polynomial time の頭文字かしらもじをとったものである。ある問題もんだいBQPぞくすなら、たかかくりつ正答せいとうかえし、多項式たこうしき時間じかん実行じっこう可能かのうな、量子りょうしコンピュータのためのアルゴリズム存在そんざいする。そのアルゴリズムはかいがYESのときもNOのときも最大さいだいで1/3のかくりつ間違まちがったこたえをかえす。

BPPおなじように、定義ていぎの1/3というのは0以上いじょう1/2未満みまん任意にんい定数ていすうである。その定数ていすう変化へんかしてもBQP変化へんかしない。

計算けいさんりょうクラスとの関係かんけい

[編集へんしゅう]

このクラスは量子りょうしコンピュータのために定義ていぎされたもので、古典こてんコンピュータ(または、ランダム挙動きょどうゆるしたチューリングマシン)に自然しぜん対応たいおうをするクラスはBPPである。

BQPPBPPふくみ、PPPSPACEふくまれる。 まとめると以下いかのような関係かんけいがある。

BQPNP関係かんけいについては、2010年代ねんだいころより、NPをふくPHにBQPがふくまれない、ということを示唆しさする結果けっかがいくつかしめされてきている。