Character Studio

Character Studioは、Autodesk 3ds Maxに含ふくまれるツール集しゅうである。これは元々もともと、別個べっこのアドオン製品せいひんとして販売はんばいされていた (独自どくじのパッケージ、インストール媒体ばいたい、マニュアル等とうを備そなえていた)が、次つぎのバージョンにおいて、別個べっこにライセンス料りょうを支払しはらうことで完全かんぜんにアクティベーション可能かのうな体験たいけん版ばんが3ds Maxのインストール媒体ばいたいに同どう梱こりされ、そして3ds Max 7より現在げんざいは追加ついか料金りょうきん無なしでその全ぜん機能きのうが3ds Maxに含ふくまれている。

Character Studioは3Dキャラクタアニメーションのためのプロ向むけツールを提供ていきょうしており、アニメータが高速こうそくにそして簡単かんたんに骨格こっかくを構築こうちくしてそれを動うごかしモーションシーケンスを作成さくせいすることが可能かのうな環境かんきょうである。動うごかしたスケルトンは3ds Maxのジオメトリの動うごきを駆動くどうさせることで、仮想かそうキャラクタの作成さくせいに使つかうことできる。これらキャラクタの群集ぐんしゅうは、Character Studioを使つかうことで生成せいせいでき、移譲いじょう(Delegate)及およびプロシージャルな振ふる舞まい(Behaviors)のシステムを使つかって動うごかすことができる。

Character Studioは以下いかの三みっつのコンポーネントで成なり立たっている:

Bipedは骨格こっかくアーマチュアを構築こうちくして動うごかすものである。直列ちょくれつもしくはオーバーラップしたモーションスクリプトに異ことなるアニメーションを組くみ合あわせたり、それらを共ともに重かさねたりすることができる。また、モーションキャプチャーファイルを編集へんしゅうしてBipedで使用しようすることも可能かのう。

なお、Bipedはキャラクタのメッシュオブジェクトを作成さくせいしない。そのため、Bipedを使つかってキャラクタの骨格こっかくを作成さくせいするより前まえに、キャラクタを作成さくせいする必要ひつようがある。

PhysiqueはBipedアーマチュアを使用しようして、実際じっさいのキャラクタのメッシュを動うごかし、下層かそうの骨格こっかくの動うごきに伴ともなってどのようにメッシュが曲まがったり膨ふくらんだりするかをシミュレートする。

なお、PhysiqueはBiped骨格こっかくだけでなく、他たのボーン階層かいそうで使用しようすることも可能かのうである。

Crowdは、移譲いじょう(Delegate)及および振ふる舞まい(Behaviors)のシステムを使用しようすることにより、3Dオブジェクト及およびキャラクタのグループを動うごかし、とても複雑ふくざつな振ふる舞まいを伴ともなう群集ぐんしゅうを作成さくせいすることが可能かのうである。