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この項目では、コンピュータ用データファイルの「GPX」について説明しています。その他の用法については「GPX (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
GPX(ジーピーエックス、GPS eXchange Format)は、GPS/GNSS装置やGPS/GNSSソフトウェアなど、アプリケーション間でGPS/GNSSのデータをやりとりするためのデータフォーマットである。GPXは、XML Schemaベースでデザインされており、ウェイポイントや軌跡、ルートなどを記述する。
GPXにおいては、順序関係を持たない地点の集まり(例えばイングランドの地方都市や、ニューヨークの超高層ビル群など)は、個別のウェイポイントの集まりと考える。
一方、順序づけられた地点の集まりは、軌跡あるいはルートとして表現される。
概念上は、人が通った場所を記録したのが軌跡で、これから通るであろう場所を提案するのがルートということになる。
したがって、例えば、軌跡の各地点にはタイムスタンプがある場合がある(なぜなら、記録する場合には、どこにいたか、ということといつそこにいたか、を記録するからである)が、ルートは単なる提案に過ぎず、場合によっては誰もそこを通過したことがないかもしれないので、各地点のタイムスタンプが提供されることはありそうにない。
GPXファイルに必要な最小限のプロパティは、単一のポイントの緯度経度情報である。
それ以外の情報はすべて任意である。