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Google Code-in

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
Google Code-in
Google Code-in のロゴ (2016年ねん)
開始かいし日び 2007 (2010)[注ちゅう 1]
主催しゅさい Google LLC
ウェブサイト
codein.withgoogle.com

Google Code-in（グーグルコードイン、略称りゃくしょう：GCI）は Google LLCがホストする1年ねんごとに行おこなわれていたプログラミングコンテストである。対象たいしょうは大学だいがく進学しんがく前まえの生徒せいとで、さまざまなオープンソースの提携ていけい組織そしきからタスクの指定していを受うけ、完了かんりょうさせる機会きかいを設もうけている。コンテストの旧称きゅうしょうはGoogle Highly Open Participation Contestといい、2010年ねんに新あたらしい形式けいしきに変更へんこうされた。タスクを完了かんりょうした生徒せいとには証明しょうめい書しょとTてぃーシャツが贈おくられる。大賞たいしょう受賞じゅしょう者しゃは参加さんか各かく組織そしき単位たんいで2名めいずつ選えらばれ、副賞ふくしょうとしてカリフォルニア州しゅうマウンテンビューにある Google本社ほんしゃへ招待しょうたいされる[1][2]。2020年ねん1月がつに最後さいごのコンテストが開催かいさいされて終了しゅうりょうした[3]。

沿革えんかく

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このプログラムは2007–2008年ねんに高校生こうこうせいを対象たいしょうとしたGoogle Highly Open Participation コンテストとして始はじまり、高校生こうこうせいのオープンソースプロジェクト参加さんかを奨励しょうれいするという趣旨しゅしのもと開催かいさいされていた[4]。2010年ねんには名称めいしょうをGoogle Code-inに変更へんこう、2014年ねん開催かいさい後ごはWebサイトをGoogle Melangeから別べつのGoogle Code-in専用せんようサイトに置おき換かえた[5]。2016年ねんに初はつ参加さんかしたアフリカのモーリシャスはその強力きょうりょくなデビュー[6]に注目ちゅうもくを浴あびると、翌よく2017年ねんには初はつの大賞たいしょう受賞じゅしょう者しゃを[7]生うみ出だした。

コンテストの参加さんか資格しかくは参加さんか時期じきに13歳さい以上いじょうで、高等こうとう学校がっこう（もしくは高等こうとう学校がっこう相当そうとうの大学だいがく進学しんがく課程かていまたは中等ちゅうとう教育きょういく課程かてい）に在籍ざいせきする生徒せいととしている。賞品しょうひんとしてGoogle提供ていきょうのコンテストTてぃーシャツ、1件けん以上いじょうのタスク完了かんりょうの参加さんか証明しょうめい書しょ、タスク完了かんりょう3件けんごとに賞金しょうきん100米あめりかドルずつ、最大さいだい500米あめりかドルが含ふくまれる。大賞たいしょう受賞じゅしょう者しゃには、授賞じゅしょう式しき出席しゅっせきのためGoogle本社ほんしゃへの招待しょうたい旅行りょこうが設もうけられていた。大賞たいしょう受賞じゅしょう者しゃ合計ごうけい10人にんの選考せんこうは、オープンソースの各かく参加さんかプロジェクト単位たんいで大賞たいしょう授与じゅよの参加さんか者しゃを1名めいずつ選出せんしゅつする[8]。

統計とうけい

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年とし 組織そしき数すう

(件けん)

参加さんか者しゃ

(名な)

完了かんりょうタスク

合計ごうけい (件けん)

2010[9] 20[注ちゅう 2] 326 2,167
2011[10] 18[注ちゅう 3] 542 3,054
2012[11] 10[注ちゅう 4] 334 1,925
2013[12] 10[注ちゅう 5] 337 2,113
2014[13] 12[注ちゅう 6] 658 3,236
2015[14] 14[注ちゅう 7] 980 4,776
2016[15] 17[注ちゅう 8] 1,340 6,418
2017[16] 25[注ちゅう 9] 3,555 16,468
2018[17] 27[注ちゅう 10] 3,124 15,323
2019[18][注ちゅう 11] (開催かいさい前まえ) (開催かいさい前まえ) (開催かいさい前まえ)

参加さんか資格しかく

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応募おうぼ者しゃは参加さんか時じの年齢ねんれいが13–17歳さいの範囲はんいとされる。また保護ほご者しゃの同意どうい書しょと大学だいがく進学しんがく課程かていの在学ざいがく・登録とうろく証明しょうめい書類しょるいのアップロードが条件じょうけんである[19]。

プログラム

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Google Code-in 2015 Grand Prize Winners Trip
大賞たいしょう受賞じゅしょう者しゃの集合しゅうごう写真しゃしん。Google Code-in2015 招待しょうたい旅行りょこうにて。

Googleには提携ていけい先さきとして特定とくていのオープンソース組織そしきがあり、すべてこれまでにGoogle Summer of CodeなどGoogleオープンソースプログラムの参加さんか経歴けいれきがある。それぞれの組織そしきから大学だいがく入学にゅうがく前まえの生徒せいとを対象たいしょうに、自己じこ完結かんけつ型がたの「一口ひとくちサイズ」のタスクを設計せっけいして出題しゅつだいされる。コンテストが始はじまると、生徒せいとは担当たんとうしたいタスクを申請しんせいし、登録とうろくが完了かんりょうすると定さだめられた期間きかん内ないにタスク完了かんりょうを目指めざす。メンターおよび組織そしきのコミュニティから支援しえんを受うけることができるし、必要ひつように応おうじて生徒せいとから期限きげん延長えんちょうを請求せいきゅうすることも認みとめられる[20]。

大賞たいしょうの賞品しょうひんはフード付つきパーカー
Google Code-inの賞品しょうひんTてぃーシャツ(2017年版ねんばん)

各かく賞しょう

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完了かんりょうタスク単位たんいで証明しょうめい書しょが発行はっこうされる。完了かんりょうしたタスクが3件けん以上いじょうの生徒せいとには証明しょうめい書しょのほかTてぃーシャツが1枚まい授与じゅよされる (上限じょうげん1枚まい)[21]。コンテストの最後さいご成績せいせきを見みて生徒せいと2名めいを主催しゅさい組織そしきが大賞たいしょうに選えらび、米国べいこくカリフォルニア州しゅうマウンテンビューのGoogle本社ほんしゃに招待しょうたいする。4日にちの滞在たいざい期間きかん中ちゅうに表彰ひょうしょう式しき、エンジニアとの面談めんだんのほかサンフランシスコ市内しない観光かんこうが組くみ込こまれる[22]。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 2007年ねんの創設そうせつ当初とうしょの名称めいしょうはThe Google Highly Open Participation Contest。2010年ねんに名称めいしょうと現状げんじょうの実施じっし要項ようこうに改あらためる。
  2. ^ Google Code-in 2010の20提携ていけい組織そしき[9]。Debian Project、DragonFly BSD、Drupal、GNOME、Haiku、KDE、LimeSurvey、MoinMoin Wiki、Mono Project、Oregon State University Open Source Lab、Parrot Foundation and The Perl Foundation、Plone Foundation、RTEMS Project、Sahana Software Foundation、The Apertium project、The Battle For Wesnoth、Tux4Kids、VideoLAN、WordPress、WorldForge。
  3. ^ GCI 2011の提携ていけい組織そしき[10]。Apertium、FreeBSD、GNOME Project、Haiku、Hedgewars Project、KDE、LimeSurvey、MoinMoin Wiki、OpenIntents、openSUSE Project、Parrot Foundation、PySoy Cloud Game Engine、RTEMS Project、Sahana Software Foundation、SymPy、The Perl Foundation、Tux4Kids、VideoLAN。
  4. ^ GCI 2012の提携ていけい組織そしき[11]。Apertium、BRL-CADきゃど、Copyleft Games Group、Haiku、KDE、RTEMS Project、Sahana Software Foundation、Sugar Labs、The Fedora Project、The NetBSD Project。
  5. ^ GCI 2013の提携ていけい組織そしき[12]。Apertium、BRL-CADきゃど、Copyleft Games、Drupal、Haiku、KDE、RTEMS Project、Sahana Software Foundation、Sugar Labs、Wikimedia。
  6. ^ GCI 2014の提携ていけい組織そしき[13]。Apertium、BRL-CADきゃど、Copyleft Games、Drupal、FOSSASIA、Haiku、KDE、Mifos Initiative、OpenMRS、Sahana Software Foundation、Sugar Labs、Wikimedia Foundation。
  7. ^ Google Code-in 2015提携ていけい組織そしき[14]。Apertium、Copyleft Games、Drupal、FOSSASIA、Haiku、KDE、MetaBrainz、OpenMRS、RTEMS Project、Sugar Labs、Sustainable Computing Research Group (SCoRe)、Systers, an Anita Borg Institute Community、Ubuntu、Wikimedia。
  8. ^ Google Code-in 2016提携ていけい組織そしき[15]。Apertium、BRL-CADきゃど、CCExtractor Development、Copyleft Games、Drupal、FOSSASIA、Haiku Inc、KDE、MetaBrainz Foundation、Mifos Initiative、MovingBlocks、OpenMRS、Sugar Labs、Sustainable Computing Research Group (SCoRe)、Systers, an Anita Borg Institute Community、Wikimedia、Zulip。
  9. ^ Google Code-in 2017 提携ていけい組織そしき[16]。Apertium、BRL-CADきゃど、Catrobat、CCExtractor Development、CloudCV、coala、Drupal、FOSSASIA、Haiku、JBoss Community、LibreHealth、Liquid Galaxy project、MetaBrainz Foundation、The Mifos Initiative、MovingBlocks、OpenMRS、OpenWISP、OSGeo、Sugar Labs、Sustainable Computing Research Group (SCoRe)、Systers Community、Ubuntu、Wikimedia、XWiki、Zulip。
  10. ^ Google Code-in 2018 提携ていけい組織そしき[17]。AOSSIE - Australian Open Source Software Innovation and Education、Apertium、Catrobat、CCExtractor Development、CloudCV、coala、Copyleft Games、Digital Impact Alliance、Drupal、Fedora Project、FOSSASIA、Haiku、JBoss Community、KDE Community、Liquid Galaxy project、MetaBrainz Foundation、MovingBlocks、The ns-3 Network Simulator Project、OpenMRS、OpenWISP、OSGeo、PostgreSQL、Public Lab、RTEMS Project、Sugar Labs、Sustainable Computing Research Lab (SCoRe)、Wikimedia。
  11. ^ Google Code-in 2019 日程にってい表ひょう[18]。2019年ねん12月2日にち、参加さんか者しゃ募集ぼしゅう開始かいし。2020年ねん1月がつ21日にち、タスク登録とうろく期限きげん。同どう1月がつ23日にち、タスク提出ていしゅつ期限きげん。同どう1月がつ24日にちコンテスト終了しゅうりょう日び。メンター組織そしきによる評価ひょうかの提出ていしゅつ期限きげん。同どう1月がつ30日にち、各かくメンター組織そしきによる決勝けっしょう進出しんしゅつ者しゃと大賞たいしょう受賞じゅしょう者しゃの発表はっぴょう。同どう2月がつ10日とおか、主催しゅさい者しゃより最終さいしゅう選考せんこう結果けっかの発表はっぴょう。同どう大賞たいしょう受賞じゅしょう者しゃ、決勝けっしょう進出しんしゅつ者しゃが決定けってい。同どう6月がつ(日程にっていは未定みてい)、大賞たいしょう受賞じゅしょう者しゃの視察しさつ旅行りょこう。

出典しゅってん

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  1. ^ “Frequently Asked Questions about Google Code-in (よくある質問しつもん、グーグルコードイン)” (英語えいご). Google. 31 December 2013閲覧えつらん。
  2. ^ Zhurakhinskaya, Marina (4 December 2014). “Google Code-in tasks and rewards for teens” (英語えいご). Opensource.com. Red Hat. 4 January 2015閲覧えつらん。
  3. ^ “Google Code-in Archive” (英語えいご). codein.withgoogle.com. 2020年ねん12月4日にち閲覧えつらん。
  4. ^ The Google Highly Open Participation Contest - Google Code
  5. ^ “Google Groups”. groups.google.com. 2017年ねん2月がつ7日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “Taking the pulse of Google Code-in 2016” (英語えいご). Google Open Source Blog. https://opensource.googleblog.com/2016/12/taking-pulse-of-google-code-in-2016.html 2017年ねん10月がつ24日にち閲覧えつらん。 
  7. ^ “Announcing the Winners of Google Code-in 2017” (英語えいご). Google Open Source Blog. https://opensource.googleblog.com/2018/01/google-code-in-2017-winners.html 2018年ねん1月がつ31日にち閲覧えつらん。 
  8. ^ “2007-08 | Grand prize”. 2008年ねん9月がつ6日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。22 February 2019閲覧えつらん。
  9. ^ a b “Google Code-in 2010” (英語えいご). www.google-melange.com. 2017年ねん1月がつ6日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん2月がつ7日にち閲覧えつらん。
  10. ^ a b “Google Code-in 2011” (英語えいご). www.google-melange.com. 2017年ねん1月がつ6日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん2月がつ7日にち閲覧えつらん。
  11. ^ a b “Google Code-in 2012” (英語えいご). www.google-melange.com. 2016年ねん9月がつ10日とおか時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん2月がつ7日にち閲覧えつらん。
  12. ^ a b “Google Code-in 2013” (英語えいご). www.google-melange.com. 2017年ねん1月がつ10日とおか時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん2月がつ7日にち閲覧えつらん。
  13. ^ a b “Google Code-in 2014” (英語えいご). www.google-melange.com. 2017年ねん2月がつ7日にち閲覧えつらん。
  14. ^ a b “Winners - 2015 - Google Code-in Archive” (英語えいご). codein.withgoogle.com (8 February 2016). 2019年ねん3月がつ17日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2017年ねん2月がつ7日にち閲覧えつらん。
  15. ^ a b Radomile, Mary (30 January 2017). “Announcing the Google Code-in 2016 Winners!” (英語えいご). Google Open Source Blog. オリジナルの2017年ねん2月がつ8日にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170208033541/https://opensource.googleblog.com/2017/01/announcing-google-code-in-2016-winners.html 2017年ねん2月がつ7日にち閲覧えつらん。 
  16. ^ a b “Announcing the Winners of Google Code-in 2017”. Google Open Source Blog (31 January 2018). 2019年ねん11月4日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2019年ねん11月11日にち閲覧えつらん。
  17. ^ a b “The big reveal: Google Code-in 2018 winners and finalists”. Google Open Source Blog (7 January 2019). 2019年ねん4月がつ20日はつか時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2019年ねん11月11日にち閲覧えつらん。
  18. ^ a b “Google Code-in 2019 Timeline” (英語えいご). Google Developers. 2019年ねん11月11日にち閲覧えつらん。
  19. ^ “Frequently Asked Questions about Google Code-in” (英語えいご). Google. 31 December 2013閲覧えつらん。
  20. ^ “Contest Rules for Google Code-in 2013” (英語えいご). Google. 1 January 2014時じ点てんのオリジナルよりアーカイブ。31 December 2013閲覧えつらん。
  21. ^ “Contest Rules for Google Code-in 2013” (英語えいご). Google. 1 January 2014時じ点てんのオリジナルよりアーカイブ。31 December 2013閲覧えつらん。
  22. ^ “Google Code-in Grand Prize Winners visit Google” (英語えいご). Google Open Source Blog. 30 October 2013閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

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