ブラジル環境・再生可能天然資源院 (ブラジルかんきょう・せいさいかのうてんねんしげんいん、いばーま、IBAMA - Instituto Brasileiro do Meio Ambiente e dos Recursos Naturais Renováveis) は、ブラジルの環境保全を目的としたブラジル環境省の下部機関。ブラジル連邦法7735/89に基づき、1989年2月22日に設立された。
IBAMAは自然環境の維持と保護のため、国家環境プログラム (da Política Nacional do Meio Ambiente - PNMA) に基づいて、ブラジル環境省 (MMA) (pt) からの委託で活動している。そして、水、植物相、動物相、土壌など天然資源管理に関する国家予算の管理も行っている。また、環境アセスメントに基づいて、大企業の資源開発に対する許認可の権限を持っている。開発許可 (Licenciamento Ambiental) は、企業の開発活動が汚染物質を出したり、環境破壊を引き起こしたりするような潜在的な可能性がないか考慮した上で、開発の重要度に応じて連邦環境団体 (IBAMA)、州、地方自治体が出している。この仕組みにより、自然環境の保護と企業の発展の双方が実現可能となっている。