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Whetstone

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

Whetstone(うぇっとすとーん)は、コンピュータ性能せいのう評価ひょうかするベンチマーク一種いっしゅである。1972ねんイギリス国立こくりつ物理ぶつりがく研究所けんきゅうじょALGOL 60かれたのが最初さいしょである。その、FORTRAN で記述きじゅつされてから一般いっぱんてきになった[1]KDF9コンピュータじょうのプログラムの統計とうけい情報じょうほうもと開発かいはつされ、Whetstone Algol 60 コンパイラの改良かいりょうばん使つかっている。KDF9 よう典型てんけいてき科学かがく技術ぎじゅつプログラムのふるまいを再現さいげんするよう設計せっけいされ、正確せいかくせいたもつためにコンパイラが最適さいてきできないよう設計せっけいされた。

Whetstone ベンチマーク測定そくてい結果けっかは kWIPS(kilo-Whetstone Instructions per seconds)であらわされる。現在げんざいでは様々さまざま言語げんご移植いしょくされており、最近さいきんのワークステーションでは 1,000,000 kWIPS(1ギガWIPS)以上いじょう性能せいのうしめすことがおおい。

Whetstone ベンチマークは浮動ふどう小数点しょうすうてん演算えんざん性能せいのうおも計測けいそくする。整数せいすう演算えんざん文字もじれつ演算えんざんけの同様どうようのベンチマークとして Dhrystone がある。カタカナでは「ウェットストーン」とかれるが、湿しめったいし(wet stone)ではなく[注釈ちゅうしゃく 1]英国えいこく地名ちめい由来ゆらいし(en:Whetstone, Leicestershireつづりに「h」がはいる。そのため、ドライストーンのドライはウェットにたいしてドライ(かわいた)という洒落しゃれで、それぞれの指標しひょう浮動ふどう小数点しょうすうてん演算えんざん重視じゅうし整数せいすう演算えんざん重視じゅうしかという対比たいひけているのだが、つづりは「かわいた」のdryではなく、Dhrystoneとなっているのは、Whetstoneから「hはいり」というつづりをいだ造語ぞうごである。おなじネーミングほうでRhealstoneというベンチマークもある。

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ なお、whetstone というかたり砥石といしのことでもある。

脚注きゃくちゅう出典しゅってん

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  1. ^ L.Hennessy, John; A.Patterson, David (1994). Computer Organization and Design: The Hardware/Software Interface. Morgan Kaufmann Publishers. p. 73. ISBN 1-55860-281-X 

外部がいぶリンク

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