本文書では投稿ブロックへの異議申し立てについて取り扱います。
日々のウィキペディアの運営の中で、少なからぬアカウント登録利用者からの投稿および、IPアドレスからの投稿(IP利用者)が投稿ブロックされます。これは主に継続的な荒らしまたは編集合戦が原因です。そして、ブロックされた利用者の中にはブロックの解除を望む者もいます。
投稿ブロックについて
多くのウェブサイトと同様、ウィキペディアの管理者は時に、問題行動を起こしていると考えられる、または問題行動との関係が疑われるアカウントやIPアドレスを投稿ブロックすることがあります。もしかすると、あなたは無実で、他の人に対するブロックにたまたま巻き込まれただけかもしれません。あるいはあなたの使用しているアカウントまたはIPアドレスから不適切な行為や方針の違反が行われている、またはそれに関係していると管理者がみなしたのかもしれません。
あなたのアカウントが誤ってブロックされた場合には、管理者に問題を伝えれば、ブロックはすぐに解除されます。それ以外の場合には、ブロックを実施した管理者とは別の管理者が、簡便な手続きを通して、あなたのブロックとそれに対する異議を検討し、問題を話し合います。
投稿ブロックとはなにか
投稿ブロックとは、ウィキペディアを不適切に使用することや、編集方針に合致しない形に改変することからウィキペディアを守るために実施されます。ブロック期間が終了すれば、問題が再発しない限り、過去のこととして流されます。技術的には、ブロックは利用者アカウント、個別のIPアドレス、そして一定範囲のIPアドレスに対してかけられます。また、ブロックされたはずの利用者からの編集の可能性がある場合にこれをブロックする自動機能がいくつか存在します。この機能に誤って巻き込まれた場合には、すぐにブロック解除されます。
よくある質問
はじめにこのセクションをよく読んでください。あなたの疑問への答えが見つかるかもしれません。
- 私はなにも悪いことをしていないのに投稿ブロックされたんです!どうしたらいいんですか?
- IPアドレスを共有するISP(インターネットサービスプロバイダ)やウェブアクセラレーター(英語版)(先読みソフトなど)は使用していませんか?一部のプロバイダや学校、大学からのアクセス、Googleウェブアクセラレーター(英語版)の使用などはこれにあてはまります。この場合には、他の利用者に対するブロックに巻き込まれたのかも知れません。ウェブアクセラレーターを使用している場合には、ウィキペディア(wikipedia.org)に対して作動しないように設定してください。
- 見ず知らずの人のせいで「自動ブロック」されたと表示されます!どうしたらいいんですか?
- 詳しくはWikipedia:自動ブロックをご覧ください。一部のプロバイダや教育機関からのアクセスで共有IPアドレスを使用している場合、他の利用者に対するブロックに巻き込まれたのかも知れません。問題が生じていることが明らかになり次第、管理者は状況を整理することに努めます。ブロックのお知らせに表示される「自動ブロックされましたか?」の節、もしくはWikipedia:自動ブロックの指示に従ってください。
- ウィキペディアを編集したいのに、同じネットワークを使用している他の人のせいでしょっちゅうブロックされます。どうしたらいいんですか?
- 利用者登録をしていないのであれば、アカウントの作成をお勧めします。一部のプロバイダや企業、教育機関などの共有IPアドレスやプロキシサーバーは、一部の利用者による荒らし行為に対するブロックに、同じネットワークを使用する多くの無関係の利用者が巻き込まれがちです。ただし、信頼できる実績を持つ登録利用者に対しては、依頼に応じてIPアドレスに対するブロックがログインしていない利用者だけ対象とするように設定変更することも可能です。
- 注意: IPアドレスがブロックされている場合、家庭など、ブロックされているのとは別のネットワーク(ごく稀には別の国)からアカウントを作成する必要があるかもしれません。
- 注意: インターネットサービスプロバイダの提供する可変IPアドレスが、「プロキシ」や「ゾンビマシン」としてブロックされることがあります。このような場合、ログイン利用者も即座に自動ブロックされます。このような状況に巻き込まれた場合には、所定の手続きによってブロック解除を依頼するか、管理者に相談してください。
投稿ブロックの解除を依頼する方法
投稿ブロックの解除を依頼する方法は、ブロックのお知らせの中に示されています。ブロックのお知らせを確認したい場合は、Wikipedia:サンドボックスの編集を試みてください(サンドボックスを編集する)。もしサンドボックスを編集できるようであれば、あなたに対する投稿ブロックは既に期間が終了したか、解除されていますので、これ以上何かする必要はありません。ブロック解除の依頼は、ブロックを実施した管理者以外の管理者によって検討されます。ブロックの設定を変更する前に、再検討を行う管理者はブロックを実施した管理者と話し合います。
投稿ブロック解除依頼作成の手引きでブロック解除依頼を作成するのに役に立つ情報が見つかるかもしれません。
投稿ブロック中の利用者を助けようとしている方へ: ブロック中の利用者に対して表示されるお知らせはMediaWiki:Blockedtextで確認できます。現在、ブロック解除の手続きについては、以下の情報が示されています。
現在のブロックのお知らせ
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閲覧が目的の方へ: ご不便をおかけして申し訳ありません。現在ご覧になっているページの機能は利用できません。お手数ですが、[戻る]ボタンを押して前のページにお戻りください。以下のメッセージはあなたに宛てられているメッセージではありません。
このご使用のユーザー名またはIPアドレスは投稿ブロックの方針に従い、$1 によって投稿をブロックされています。具体的な理由は次の通りです。
$2
- ブロック開始時期: $8
- ブロック解除予定: $6
- ブロック対象: $7
投稿ブロック依頼やあなたの会話ページなどに、より詳しい情報が記載されていることがありますので確認してください。
ブロック理由に見覚えがない場合や納得できない場合は以下の方法によってこのブロックについて問い合わせることができます。お問い合わせの際にはあなたのアカウント名(非ログインユーザーの場合はIPアドレス:$3)およびブロックID: #$5 も書いてください。
ブロック理由に見覚えがない場合や納得できない場合は以下の方法によってこのブロックについて問い合わせることができます。
なお、投稿ブロックを回避するために、新しい利用者名を登録したりIPを変更して投稿することは絶対におやめください。このような行為は「ブロック破り」となりウィキペディアでは禁止されています。
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解除を依頼した後の手続きについて
投稿ブロックに対して見直しを求めた場合、他の利用者(多くは恐らくそれまでにブロックと関係していない利用者)があなたの投稿履歴やブロックの理由、ブロックに至った経緯を確認します。ブロック解除の依頼はCategory:ブロック解除依頼に自動的に表示されます。
管理者権限を持つ利用者は、管理者の間で他の管理者の行った操作を変更し合う「管理者戦争」を避けるように特に注意しています。このため、投稿ブロックが論争の議題となることは通常、認められていません。むしろ、問題と関連するルールに対する公平で客観的な検討を通した合意形成が目指されます。
従って、投稿ブロックを解除する方法は、ブロックを実施した管理者が納得するか、(ごくまれな場合ですが)ブロックが明確に不当であるか重すぎると見なされる場合に、他の管理者がこれを解除もしくは短縮する、ということになります。
- あなたへのブロックが不当であった(すなわちブロックが誰の目にも明白に誤りであった)という合意があるならば、直接にブロック解除されます。ただし、このような場合は、ブロックの原因となりうる行為が一切無いような場合を除いては、極めて稀です。少しでも疑いがある場合には、通常、ブロックを実施した管理者の判断が尊重されます。
- ブロックを実施した管理者が考えを変えたり、連絡がつかなかったりし、ブロックを解除するのが妥当と考えられる場合には、ブロックが解除されます。
- ブロックが解除された後に、あなたが不当に扱われたと考える時には、論争の解決のプロセスを取ってください。
- ブロック解除について議論が必要な場合、合意が形成されるまでには、通常、数日を要します。
ブロックされた利用者が訴えを行う時には、新しいアカウントを作成したり、多重アカウントを使用したりしてはいけません。電子メールや自身の会話ページにて解除の依頼を行ってください。
その他の手段
ごく例外的な場合には、投稿ブロックが終了する前に、論争の解決のプロセスを利用するとよいかもしれません。そのためには、他の利用者に電子メール、または自分の会話ページを編集することで連絡をとります。
ブロック解除依頼の不正利用
一般的なブロックでは、利用者の会話ページをのぞき、全てのページの編集がブロックされます。ブロックされた利用者に対しては、ブロックへの異議を申し立てる機会を確保し、ウィキペディアから完全に切り離されずに、限られた範囲で参加を継続できるようにするために、自身の会話ページは、継続して編集できるようになっています。
解除の依頼に際しては、ブロックの判断を維持しつつも、必要な情報を提供できるように他のページに対する編集も認められる場合があります。
ブロックされた利用者の一部は、この措置を悪用して個人攻撃を行ったり、制度を悪用したり、腕ずくで解決しようとしたりします。このような場合には対応は明らかです。すなわち、ウィキペディアの編集を完全にブロックし、それ以降の議論は行われません。利用者が責任を持って、適切に振る舞っていれば、まったく違う結論があったかもしれませんが。
ウィキペディアのブロックは、通常、警告としてのみ行われ、問題点が伝わり、期間が終了すれば、問題が繰り返されない限り、過去の出来事となります。ウィキペディアとその管理者は、責任を持って行動できる人には誰にでも編集を楽しんでもらいたいと、真に願っています。
ブロックされた利用者には、このことを反省するチャンスとして、自身の理解を示し、責任を持って行動できることを示す機会として、ほとぼりが冷めてそこから教訓を得る時間として利用することを求めます。
関連項目