新元しんもと史し/卷まき037

姊妹计划: 数かず据すえ项

曆こよみ四よん授時曆れき經けい下か步ふ中ちゅう星ほし步あゆみ交會步ふ五ご星ほし

授時曆れき經けい下か[编辑]

步ふ中ちゅう星ほし第だい五ご[编辑]

大だい都と北極ほっきょく，出で地ち四よん十じゅう度ど太ふとし強きょう。

冬至とうじ，去さ極ごく一いち百ひゃく一いち十じゅう五ご度ど二に十じゅう一いち分ふん七なな十じゅう三さん秒びょう。

夏至げし，去さ極ごく六ろく十じゅう七なな度ど四よん十じゅう一いち分ふん一いち十じゅう三さん秒びょう。

冬至とうじ晝ひる，夏至げし夜よる，三さん千せん八はち百ひゃく一いち十じゅう五ご分ふん九きゅう十じゅう二に秒びょう。

夏至げし晝ひる，冬至とうじ夜よる，六ろく千せん一いち百ひゃく八はち十じゅう四よん分ふん八はち秒びょう。

昏明，二に百ひゃく五ご十じゅう分ふん。

黃道こうどう出入でいり赤道せきどう內外去さ極度きょくど及半晝夜ちゅうや分ぶん求もとめ每日まいにち黃道こうどう出入でいり赤道せきどう內外去さ極度きょくど[编辑]

置おけ所しょ求もとめ日び晨前夜半やはん黃道こうどう積せき度ど，滿まん半はん歲さい周しゅう，去さ之これ，在ざい象限しょうげん已やめ下か，為ため初はつ限げん。已上いじょう，復ふく減げん半はん歲さい周しゅう，餘よ為ため入いれ末まつ限げん。滿まん積せき度ど，去さ之これ，餘よ以其段だん內外差さ乘じょう之の，百ひゃく約やく之これ，所得しょとく，用よう減げん內外度ど，為ため出入でいり赤道せきどう內外度ど。內減外がい加か象ぞう琅，即そく所しょ求もとめ去ざ極度きょくど及分秒ふんびょう。

求もとめ每日まいにち半はん晝夜ちゅうや及日出入でいり晨昏分ぶん[编辑]

置おけ所しょ求もとめ入いれ初はつ末まつ限かぎり，滿まん積せき度ど，去さ之これ，餘よ以晝夜ちゅうや差さ乘じょう之の。百ひゃく約やく之これ，所得しょとく，加減かげん其段半はん晝夜ちゅうや分ぶん，為所しどころ求もとめ日び半はん晝夜ちゅうや分ぶん。前多まえだ後ご少しょう為ため減げん。前まえ少すくな後のち多おお為ため加か。以半夜分やぶん便びん為ため日出にっしゅつ分ぶん，用よう減げん日にち周しゅう，餘よ為ため日び入いれ分ぶん，以昏明あかり分ぶん減げん日出にっしゅつ分ぶん，餘よ為ため晨分。加か日にち入いれ分ぶん，為ため昏分。

求もとめ晝夜ちゅうや刻こく及日出入でいり辰たつ刻こく[编辑]

置おけ半夜はんや分ぶん，倍ばい之の，百ひゃく約やく，為ため夜よる刻こく。以減百ひゃく刻こく，餘よ為ため晝ひる刻こく。以日出入でいり分ぶん依よ發はつ斂求之の，即そく得とく所しょ求もとめ辰たつ刻こく。

求もとめ更さら點てん率りつ[编辑]

置おけ晨分，倍ばい之の，五ご約やく，為ため更さら率りつ，又また五ご約やく更さら率りつ，為ため點てん率りつ。

求もとめ更さら點てん所在しょざい辰たつ刻こく[编辑]

置おけ所しょ求もとめ更さら點數てんすう，以更點てん率りつ乘じょう之の，加か其日昏分，依よ發はつ斂求之の，即そく得とく所しょ求もとめ辰たつ刻こく。

求もとめ距中度ど及更差さ度たび[编辑]

置おけ半日はんにち周しゅう，以其日び晨分減げん之の，餘よ為ため距中分ぶん。以三さん百ひゃく六ろく十じゅう六ろく度ど二に十じゅう五ご分ふん七なな十じゅう五ご秒びょう乘じょう之の，如日周しゅう而一，所得しょとく，為ため距中度ど。用よう減げん一いち百ひゃく八はち十じゅう三さん度ど一いち十じゅう二に分ふん八はち十じゅう七なな秒びょう半はん，倍ばい之の，五ご除じょ，為ため更さら差さ度ど及分。

求もとめ昏明五更ごこう中ちゅう星ほし[编辑]

置おけ距中度ど，以其日び午うま中ちゅう赤道せきどう日び度ど加か而命之の，即そく昏中星ほし所しょ臨宿次じ，命いのち為ため初更しょこう中ちゅう星ほし。以更差さ度ど累加るいか之の，滿まん赤道せきどう宿やど次じ去さ之これ，為ため逐更及曉中ちゅう星宿せいしゅく度ど及分秒ふんびょう。其九服所在晝夜刻分及中星諸卒、並なみ準じゅん隨處ずいしょ北極ほっきょく出で地ち度數どすう推之。已上いじょう諸しょ率りつ，與あずか晷漏所しょ推自相しょう符ふ契ちぎり。

求もとめ九きゅう服ふく所在しょざい漏刻ろうこく[编辑]

各かく於所在ざい以儀試驗しけん，或ある下水げすい漏も，以定其處冬至とうじ或ある夏至げし夜よる刻こく，與あずか五ご十じゅう刻こく相しょう次じ，餘よ為ため至いたり差さ刻こく。置おけ所しょ求もとめ日び黃道こうどう，去さ赤道せきどう內外度ど及分，以至差さ刻こく乘じょう之の，進しん一いち位い，如二に百ひゃく三さん十じゅう九きゅう而一，所得しょとく內減外がい加か五ご十じゅう刻こく，即そく所しょ求もとめ夜よる刻こく，以減百ひゃく刻こく，餘よ為ため晝ひる刻こく。其日出入でいり辰たつ刻こく及更點てん等とう率りつ。依よ術じゅつ求もとめ之これ。

步ふ交會第だい六ろく[编辑]

交終分ぶん，二に十じゅう七なな萬まん二に千せん一いち百ひゃく二に十じゅう二に分ふん二に十じゅう四よん秒びょう。

交終，二に十じゅう七なな日にち二に千せん一いち百ひゃく二に十じゅう二に分ふん二に十じゅう四よん秒びょう。

交中，十じゅう三さん日にち六ろく千せん六ろく十じゅう一いち分ふん一いち十じゅう二に秒びょう。

交差こうさ，二日ふつか三さん千せん一いち百ひゃく八はち十じゅう三さん分ふん六ろく十じゅう九きゅう秒びょう。

交望，十じゅう四よん日にち七なな千せん六ろく百ひゃく五ご十じゅう二に分ふん九きゅう十じゅう六ろく秒びょう半はん。

交應，二に十じゅう六ろく萬まん一いち百ひゃく八はち十じゅう七なな分ふん八はち十じゅう六ろく秒びょう。

交終，三さん百ひゃく六ろく十じゅう三さん度ど七なな十じゅう九きゅう分ふん三さん十じゅう四よん秒びょう。

交中，一いち百ひゃく八はち十じゅう一いち度ど八はち十じゅう九きゅう分ふん六ろく十じゅう七なな秒びょう。

正文せいぶん，三さん百ひゃく五ご十じゅう七なな度ど六ろく十じゅう四よん分ふん。

中ちゅう交，一いち百ひゃく八はち十じゅう八はち度ど五ご分ふん。

日食にっしょく陽曆ようれき限げん，六ろく度ど。定法じょうほう，六ろく十じゅう。

陰曆いんれき限げん，八はち度ど。定法じょうほう，八はち十じゅう。

月食げっしょく限げん，十じゅう三さん度ど五ご分ふん。定法じょうほう，八はち十じゅう七なな。

推天正せい經けい朔ついたち入交いりまじり[编辑]

置おけ中ちゅう積せき，加か交應，減げん閏うるう餘あまり，滿まん交終分ぶん，去さ之これ，不盡ふじん，以日周しゅう約やく之これ為ため日び，不滿ふまん為ため分秒ふんびょう，即そく天正てんしょう經けい朔ついたち入交いりまじり泛日及分秒ふんびょう。上うえ考こう者しゃ中ちゅう，積せき內加所しょ求もとめ閏うるう餘あまり，減げん交應，滿まん交終，去さ之これ，不盡ふじん，以減文ぶん終おわり，餘あまり如上じょじょう。

求もとめ次じ朔さく望のぞむ入交いりまじり[编辑]

置おけ天正てんしょう經けい朔ついたち入交いりまじり泛日及分秒ふんびょう，以交望もち累加るいか之の，滿まん交終日び，去さ之これ，即そく為次ためじ朔さく望のぞむ入交いりまじり泛日及分秒ふんびょう。

求もとめ定てい朔さく望のぞむ及每日び夜半やはん入交いりまじり[编辑]

各かく置おけ入交いりまじり泛日及分秒ふんびょう。減げん去さ經けい朔さく望のぞむ小しょう餘あまり，即そく為ため定てい朔ついたち望もち夜半やはん入交いりまじり。若わか定日ていじつ有ゆう增ぞう損そん者しゃ，亦また如之。否いや則のり因いん經けい為ため定じょう，大月おおつき加か二に日にち，小月おづき加か一いち日にち，餘よ皆みな加か七なな千せん八はち百ひゃく七なな十じゅう七なな分ふん七なな十じゅう六ろく秒びょう，即そく次つぎ朔ついたち夜半やはん入にゅう文ぶん。累加るいか一いち日にち，滿まん交終日び，去さ之これ，即そく每日まいにち夜半やはん入交いりまじり泛日及分秒ふんびょう。

求もとめ定てい朔ついたち塑加時じ入交いりまじり[编辑]

置おけ經けい朔さく望のぞむ入交いりまじり泛日及分秒ふんびょう，以定朔さく望のぞむ加減かげん差さ加減かげん之の，即そく定てい朔さく望のぞむ加か時じ入交いりまじり日にち及分秒ふんびょう。

求もとめ交常交定度ど[编辑]

置おけ經けい朔さく望のぞむ入交いりまじり泛日及分秒ふんびょう，以月平行へいこう度ど乘じょう之の，為ため交常度ど。以盈縮ちぢみ差さ盈みつる加か縮減しゅくげん之の，為ため交定度ど。

求もとめ日び月食げっしょく甚定分ぶん[编辑]

日食にっしょく：視み定期ていき分ぶん在ざい半日はんにち周しゅう已やめ下か，去さ減げん半周はんしゅう，為ため中前ちゅうぜん。已上いじょう，減げん去さ半周はんしゅう，為ため中ちゅう後ご。與あずか半周はんしゅう相しょう減げん、相乘そうじょう，退すさ二に位い，如九十じゅう六ろく而一。為ため時差じさ。中前ちゅうぜん以減，中後なかご以加，皆みな加減かげん定てい朔ついたち分ぶん，為ため食しょく甚定分ぶん。以中前後ぜんご分ぶん各かく加か時差じさ，為ため距午定じょう分ぶん。

月食げっしょく：視み定てい望もち分ぶん在日ざいにち周しゅう四よん分ふん之の一已いつちゃん下か，為ため卯う前まえ。已上いじょう，覆くつがえ減げん半周はんしゅう，為ため卯う後ご。在ざい四よん分ふん之の三さん已やめ下か，減げん去さ半周はんしゅう，為ため酉とり前まえ。已上いじょう，覆くつがえ減げん日にち周しゅう，為ため酉とり後ご。以卯酉とり前後ぜんご分ぶん自乘じじょう，退すさ二に位い，如四百ひゃく七なな十じゅう八はち而一，為ため時差じさ。子こ前ぜん以減，子し後ご以加，皆みな加減かげん定てい望もち分ぶん，為ため食しょく甚定分ぶん。各かく依よ發はつ斂求之の，即そく食しょく甚辰刻こく。

求もとめ日び月食げっしょく甚入盈みつる縮ちぢみ曆れき及日行ぎょう定じょう度ど[编辑]

置おけ經けい朔さく望のぞむ入にゅう盈みつる朔さく曆日れきじつ及分，以食甚日及定分ぶん加か之の，以經朔さく望のぞむ日にち及分減げん之の，即そく為ため食しょく甚入盈みつる縮ちぢみ曆れき。依よ日ひ躔術求もとめ盈みつる縮ちぢみ差さ，盈みつる加か、縮減しゅくげん之の，為ため食しょく甚入盈みつる縮ちぢみ曆れき定じょう度ど。

求もとめ南北なんぼく差さ[编辑]

視み日食にっしょく甚入盈みつる縮ちぢみ曆れき定じょう度ど，在ざい象限しょうげん已やめ下か，為ため初はつ限げん。已上いじょう用よう減げん半はん歲さい周しゅう，為ため末まつ限げん。以初末まつ限度げんど自じ相乘そうじょう，如一千せん八はち百ひゃく七なな十じゅう而一，為ため度ど，不滿ふまん，退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう。用よう減げん四よん度ど四よん十じゅう六ろく分ふん，餘よ為ため南北なんぼく泛差。以距午うま定てい分乘ぶんじょう之の，以半晝ひる分ぶん除じょ之の，所得しょとく，以減泛差。為ため定じょう差さ。泛差不ふ及減者しゃ，反たん減げん之の，為ため定じょう差さ。應おう加か者しゃ減げん之の，應おう減げん者しゃ加か之の。在ざい盈みつる初はつ縮ちぢみ末まつ者しゃ，交前陰曆いんれき減げん，陽曆ようれき加か，交後陰曆いんれき加か，陽曆ようれき減げん。在ざい縮ちぢみ初はつ盈みつる末まつ者しゃ，交前陰曆いんれき加か，陽曆ようれき減げん，交後陰曆いんれき減げん，陽曆ようれき加か。

求もとめ東西とうざい差さ[编辑]

視み日食にっしょく甚入盈みつる縮ちぢみ曆れき定じょう度ど，與あずか半はん歲さい周しゅう相しょう減げん相乘そうじょう，如一千せん八はち百ひゃく七なな十じゅう而一，為ため度ど，不滿ふまん，退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう，為ため東西とうざい泛差。以距午うま定てい分乘ぶんじょう之の，以日周しゅう四よん分ふん之の一いち除じょ之の，為ため定じょう差さ。若わか在ざい泛差已上いじょう者しゃ，倍ばい泛差減げん之の，餘よ為ため定じょう差さ，依よ其加減かげん。在ざい盈みつる中前ちゅうぜん者しゃ，交前陰曆いんれき減げん，陽曆ようれき加か。交後陰曆いんれき加か，陽曆ようれき減げん。中ちゅう後者こうしゃ，交前陰曆いんれき加か，陽曆ようれき減げん。交後陰曆いんれき減げん，陽曆ようれき加か。在ざい縮ちぢみ中前ちゅうぜん者しゃ，交前陰曆いんれき加か，陽曆ようれき減げん。交後陰曆いんれき減げん，陽曆ようれき加か。中ちゅう後者こうしゃ，交前陰曆いんれき減げん，陽曆ようれき加か。交後陰曆いんれき加か，陽曆ようれき減げん。

求もとめ日食にっしょく正せい交中交限度げんど[编辑]

置おけ正せい交、中ちゅう交度，以南いなん北きた東西とうざい差さ加減かげん之の，為ため正せい交、中ちゅう交限度げんど及分秒ふんびょう。

求もとめ日食にっしょく入にゅう陰陽曆いんようれき去さ交前後ご度たび[编辑]

視み交定度ど，在中ざいちゅう交限已やめ下か，以減中ちゅう交限，為ため陽曆ようれき交前度ど。已上いじょう，減げん去さ中ちゅう交限，為ため陰曆いんれき交後度ど。在ざい正せい交了限げん已やめ下か，以減正せい交限，為ため陰曆いんれき交前度ど。已上いじょう，減げん去さ正せい交限，為ため陽曆ようれき交後度ど。

求もとめ月食げっしょく入にゅう陰陽曆いんようれき去さ交前後ご度たび[编辑]

視み交定度ど，在ざい交中度ど已やめ下か，為ため陽曆ようれき。已上いじょう，減法げんぽう交中，為ため陰曆いんれき。視み入にゅう陰陽曆いんようれき，在ざい後ご準じゅん十じゅう五ご度ど半はん已やめ下か，為ため交後度ど。前ぜん準じゅん一いち百ひゃく六ろく十じゅう六ろく度ど三さん十じゅう九きゅう分ふん六ろく十じゅう八はち秒びょう已上いじょう，覆くつがえ減げん文中ぶんちゅう，餘よ為ため交前度ど及分。

求もとめ日食にっしょく分秒ふんびょう[编辑]

視み去ざ交前後ぜんご度ど，各かく減げん陰陽曆いんようれき食しょく限げん，不ふ及減者しゃ不ふ食しょく。餘よ如定法ほう而一，各かく為ため日食にっしょく之の分秒ふんびょう。

求もとめ月食げっしょく秒びょう[编辑]

視み去ざ交前後ぜんご度ど，不用ふよう南北なんぼく東西とうざい差さ者しゃ。用よう減食げんしょく限げん，不ふ及減者しゃ不ふ食しょく。餘よ如定法ほう而一，為ため月食げっしょく之の分秒ふんびょう。

求もとめ日食にっしょく定じょう用よう及三さん限げん辰たつ刻こく[编辑]

置おけ日食にっしょく分秒ふんびょう，與あずか二に十じゅう分ふん相しょう減げん、相乘そうじょう、平方ひらかた開ひらく之の，所得しょとく，以五千せん七なな百ひゃく四よん十じゅう乘じょう之の，如入定にゅうじょう限げん行ぎょう度ど而一，為ため定じょう用よう分ぶん。以減食げんしょく甚定分ぶん，為ため初はつ虧。加か食しょく甚定分ぶん，為ため復圓ふくえん。依よ發はつ斂求之の，為ため日食にっしょく三さん限げん辰たつ刻こく。

求もとめ月食げっしょく定じょう用よう及三さん限げん五ご限げん辰たつ刻こく[编辑]

置おけ月食げっしょく分秒ふんびょう，與三よそう十分じゅうぶん相しょう減げん、相乘そうじょう，平方ひらかた開ひらく之の，所得しょとく，以五千せん七なな百ひゃく四よん十じゅう乘じょう之の，加か入定にゅうじょう限げん行ぎょう度ど而一，為ため定じょう用よう分ぶん。以減食げんしょく甚定分ぶん，為ため初はつ虧。加か食しょく甚定分ぶん，為ため復圓ふくえん。依よ發はつ斂求之の，即そく月食げっしょく三限辰刻月食既者，以既內分與ぶんよ一いち十じゅう分ふん相しょう減げん、相乘そうじょう，平方ひらかた開ひらく之の，所得しょとく，以五千せん七なな百ひゃく四よん十じゅう乘じょう之の，如入定にゅうじょう限げん行ぎょう度ど而一，為ため既すんで內分。用よう減げん定じょう用よう分ぶん，為ため既すんで外がい分ぶん。以定用よう分ぶん減食げんしょく甚定分ぶん，為ため初はつ虧。加か既すんで外がい，為ため食しょく既すんで。又また加か既すんで內，為ため食しょく甚。再さい加か既すんで內，為ため生せい光こう。復ふく加か既すんで外がい。為ため復圓ふくえん。依よ發はつ斂求之の，即そく月食げっしょく五ご限げん辰たつ刻こく。

求もとめ月食げっしょく入にゅう更さら點てん[编辑]

置おけ食しょく甚所入日いりひ晨分，倍ばい之の，五ご約やく，為ため更さら法ほう。又また五ご約やく更さら法ほう，為ため點てん法ほう。乃置初はつ末まつ諸もろ分ぶん，昏分已上いじょう，減げん去さ昏分，晨分已やめ下か，加か晨分，在ざい更さら法ほう除じょ之の，為ため更さら數すう。不滿ふまん，以點法ほう收おさむ之の，為ため點數てんすう。其更點數てんすう，命いのち初更しょこう初はつ點てん算さん外がい，各かく得とく所しょ入にゅう更さら點てん。

求もとめ日食にっしょく所しょ起おこり[编辑]

食しょく在ざい陽曆ようれき，初はつ起おこり西南せいなん，甚於正南せいなん。復ふく於東おひがし南みなみ。食しょく在ざい陰曆いんれき，初はつ起おこり西北せいほく，甚於正せい北きた，復ふく於東おひがし北きた。食しょく八はち分ふん已上いじょう，初はつ起おこり正せい西にし，復ふく於正東ひがし。此據午うま地ち而論之の。

求もとめ月食げっしょく所しょ起おこり[编辑]

食しょく在ざい陽曆ようれき，初はつ起おこり東北とうほく，甚於正せい北きた，復ふく於西北きた。食しょく在ざい陰曆いんれき，初はつ起おこり東南とうなん，甚於正南せいなん，復ふく於西南せいなん。食しょく八はち分ふん已上いじょう，初はつ起おこり正せい東ひがし，復ふく於正西にし。此亦據よりどころ午うま地ち而論之の。

求もとめ日月じつげつ出入でいり帶たい食しょく所しょ見分けんぶん數すう[编辑]

視み其日月じつげつ出入でいり分ぶん，在ざい初はつ虧己上じょう，食しょく甚已下か者しゃ，為ため帶たい食しょく。各かく以食甚分與ぶんよ日び出入でいり分ぶん相しょう減げん，餘よ為ため帶たい食しょく差さ。以乘所しょ食しょく之これ分ぶん，滿まん定じょう用よう分ぶん而一，如月きさらぎ食しょく即そく者しゃ，以既內分減げん帶たい食しょく差さ，餘よ進しん一いち位い，如既外がい分ぶん而一，所得しょとく以減既すんで分ぶん，即そく月つき帶たい食しょく出入でいり所見しょけん之これ分ぶん。不ふ及減者しゃ。為ため帶たい食しょく既出きしゅつ入いれ。以減所しょ食分しょくぶん，即そく日月じつげつ出入でいり帶たい食しょく所見しょけん之これ分ぶん。其食甚在晝ひる，晨為漸進ぜんしん，昏為已やめ退ずさ。其食甚在夜よる，晨為已やめ退ずさ，昏為漸進ぜんしん。

求もとめ日び月食げっしょく甚宿次じ[编辑]

置おけ日び月食げっしょく甚入盈みつる縮ちぢみ曆れき定じょう度ど，在ざい盈みつる，便びん為ため定てい積せき。在ざい縮ちぢみ，加か半はん歲さい周しゅう，為ため定てい積せき。望もち即そく更さら加か半周はんしゅう天てん度ど。以天正せい冬至とうじ加か時じ黃道こうどう日び度ど，加か而命之の，各かく得とく日び月食げっしょく甚宿次じ及分秒ふんびょう。

步ふ五ご星ほし第だい七なな[编辑]

曆こよみ度ど

三さん百ひゃく六ろく十じゅう五ご度ど二に十じゅう五ご分ふん七なな十じゅう五ご秒びょう。

曆こよみ中ちゅう

一いち百ひゃく八はち十じゅう二に度ど六ろく十じゅう二に分ふん八はち十じゅう七なな秒びょう半はん。

曆こよみ策さく

一いち十じゅう五ご度ど二に十じゅう一いち分ふん九きゅう十じゅう秒びょう六ろく十じゅう二に微ほろ半はん。

木星もくせい

周しゅう率りつ，三さん百ひゃく九きゅう十じゅう八はち萬まん八はち千せん八はち百ひゃく分ふん。

周しゅう日にち，三さん百ひゃく九きゅう十じゅう八はち日にち八はち十じゅう八はち分ふん。

曆こよみ率りつ，四よん千せん三さん百ひゃく三さん十じゅう一いち萬まん二に千せん九きゅう百ひゃく六ろく十じゅう四よん分ふん八はち十じゅう六ろく秒びょう半はん。

度ど率りつ，一いち十じゅう一いち萬まん八はち千せん五ご百ひゃく八はち十じゅう二に分ふん。

合ごう應おう，一いち百ひゃく一いち十じゅう七なな萬まん九きゅう千せん七なな百ひゃく二に十じゅう六ろく分ふん。

曆こよみ應おう，一いち千せん八はち百ひゃく九きゅう十じゅう九きゅう萬まん九きゅう千せん四よん百ひゃく八はち十じゅう一いち分ふん。

盈みつる縮ちぢみ立りつ差さ，二に百ひゃく三さん十じゅう六ろく加か。

平たいら差さ，二に萬まん五ご千せん九きゅう百ひゃく一いち十じゅう二に減げん。

定じょう差さ，一いち千せん八はち十じゅう九きゅう萬まん七なな千せん。

伏見ふしみ，一いち十じゅう三さん度ど。

火星かせい

周しゅう率りつ，七なな百ひゃく七なな十じゅう九きゅう萬まん九きゅう千せん二に百ひゃく九きゅう十じゅう分ふん。

周しゅう日にち，七なな百ひゃく七なな十じゅう九きゅう日にち九きゅう十じゅう二に分ふん九きゅう十じゅう秒びょう。

曆こよみ率りつ，六ろく百ひゃく八はち十じゅう六ろく萬まん九きゅう千せん五ご百ひゃく八はち十じゅう分ふん四よん十じゅう三さん秒びょう。

度ど率りつ，一いち萬まん八はち千せん八はち百ひゃく七なな分ふん半はん。

合ごう應おう，五ご十じゅう六ろく萬まん七なな千せん五ご百ひゃく四よん十じゅう五ご分ふん。

曆こよみ應おう，五ご百ひゃく四よん十じゅう七なな萬まん二に千せん九きゅう百ひゃく三さん十じゅう八はち分ふん。

盈みつる初はつ縮ちぢみ末まつ立だて差さ，十じゅう千せん一いち百ひゃく三さん十じゅう五ご減げん。

平たいら差さ，八はち十じゅう三さん萬まん一いち千せん一いち百ひゃく八はち十じゅう九きゅう減げん。

定じょう差さ，八はち千せん八はち百ひゃく四よん十じゅう七なな萬まん八はち千せん四よん百ひゃく。

縮ちぢみ初はつ盈みつる末まつ立だて差さ，八はち百ひゃく五ご十じゅう一いち加か。

平たいら差さ，三さん萬まん二に百ひゃく三さん十じゅう五ご負ふ試ためし。

定じょう差さ，二に千せん九きゅう百ひゃく九きゅう十じゅう七なな萬まん六ろく千せん三さん百ひゃく。

伏見ふしみ，一いち十じゅう九きゅう度ど。

土星どせい

周しゅう卒そつ。三さん百ひゃく七なな十じゅう八はち萬まん九きゅう百ひゃく一いち十じゅう六ろく分ふん。

周しゅう日にち，三さん百ひゃく七なな十じゅう八はち日にち九きゅう分ふん一いち十じゅう六ろく秒びょう。

曆こよみ率りつ，一いち億おく七なな百ひゃく四よん十じゅう七なな萬まん八はち千せん八はち百ひゃく四よん十じゅう五ご分ふん一いち十じゅう六ろく秒びょう。

度ど牢ろう，二に十じゅう九きゅう萬まん四よん千せん二に百ひゃく五ご十じゅう五ご分ふん。

合ごう應おう，一いち十じゅう七なな萬まん五ご千せん六ろく百ひゃく四よん十じゅう三さん分ふん。

曆こよみ應おう，五ご千せん二に百ひゃく二に十じゅう四よん萬まん五ご百ひゃく六ろく十じゅう一いち分ふん。

盈みつる立だて差さ，二に百ひゃく八はち十じゅう三さん加か。

平たいら差さ，四よん萬まん一いち千せん二に十じゅう二に減げん。

定じょう差さ，一いち千せん五ご百ひゃく一いち十じゅう四よん萬まん六ろく千せん一いち百ひゃく。

縮ちぢみ立りつ差さ，三さん百ひゃく三さん十じゅう一いち加か。

平たいら差さ，一いち萬まん五ご千せん一いち百ひゃく二に十じゅう六ろく減げん。

定じょう差さ，一いち千せん一いち百ひゃく一いち萬まん七なな千せん五ご百ひゃく。

伏見ふしみ，一いち十じゅう八はち度ど。

金星かなぼし

周しゅう率りつ，五ご百ひゃく八はち十じゅう三さん萬まん九きゅう千せん二に十じゅう六ろく分ふん。

周しゅう日にち，五ご百ひゃく八はち十じゅう三さん日にち九きゅう十じゅう分ふん二に十じゅう六ろく秒びょう。

曆こよみ率りつ，三さん百ひゃく六ろく十じゅう五ご萬まん二に千せん五ご百ひゃく七なな十じゅう五ご分ふん。

度ど率りつ，一いち萬まん。

合ごう應おう，五ご百ひゃく七なな十じゅう一いち萬まん六ろく千せん三さん百ひゃく三さん十じゅう分ふん。

曆こよみ應おう，一いち十じゅう一いち萬まん九きゅう千せん六ろく百ひゃく三さん十じゅう九きゅう分ふん。

盈みつる縮ちぢみ立りつ差さ，一いち百ひゃく四よん十じゅう一いち加か。

平たいら差さ，三さん減げん。

定じょう差さ，三さん百ひゃく五ご十じゅう一いち萬まん五ご千せん五ご百ひゃく。

伏見ふしみ，一いち十じゅう度ど半はん。

水星すいせい

周しゅう率りつ，一いち百ひゃく一いち十じゅう五ご萬まん八はち千せん七なな百ひゃく六ろく十じゅう分ふん。

周しゅう日にち，一いち百ひゃく一いち十じゅう五ご日にち八はち十じゅう七なな分ふん六ろく十じゅう秒びょう。

曆こよみ率りつ，三さん百ひゃく六ろく十じゅう五ご萬まん二に千せん五ご百ひゃく七なな十じゅう五ご分ふん。

度ど率りつ，一いち萬まん。

合ごう應おう，七なな十じゅう萬まん四よん百ひゃく三さん十じゅう七なな分ふん。

曆こよみ應おう，二に百ひゃく五ご萬まん五ご千せん一いち百ひゃく六ろく十じゅう一いち分ふん。

盈みつる縮ちぢみ立りつ差さ，一いち百ひゃく四よん十じゅう一いち加か。

平たいら差さ，二に千せん一いち百ひゃく六ろく十じゅう五ご減げん。

定じょう差さ，三さん百ひゃく八はち十じゅう七なな萬まん七なな千せん。

晨伏夕ゆう見み，一いち十じゅう六ろく度ど半はん。

夕ゆう伏ふく晨見，一いち十じゅう九きゅう度ど。

推天正せい冬至とうじ後ご五星平合及諸段中積中星[编辑]

置おけ中ちゅう積せき，加か合あい應おう，以其星ぼし周しゅう率りつ去さ之これ，不盡ふじん，為ため前ぜん合ごう。復ふく減げん周しゅう率りつ，餘よ為ため後ご合ごう。以日周しゅう約やく之これ，得とく其星天正てんしょう冬至とうじ後平うしろだいち閤ごう中ちゅう積せき中ちゅう星ほし。命いのち為ため日び，曰中積せき。命いのち為ため度ど，曰中星ぼし。以段日び累加るいか中ちゅう積せき，即そく諸しょ段中だんなか積せき。以度累加るいか中ちゅう星ほし，經へ退ずさ則のり減げん之の，即そく為ため諸しょ段中だんなか星ぼし。上うえ考こう者しゃ，中ちゅう積せき內減合あい應おう，滿まん周しゅう率りつ去さ之これ，不盡ふじん，便びん為所しどころ求もとめ後ご合ごう分ぶん。

推五星平合及諸段入曆[编辑]

各かく置おけ中ちゅう積せき，加か曆れき應おう及所求もとめ後ご合ごう分ぶん，滿まん曆こよみ率りつ。去さ之これ，不盡ふじん，如度率りつ而一為ため度ど，不滿ふまん，退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう，即そく其星平ひら合ごう入いれ曆れき度ど及分秒ふんびょう。以諸段だん限度げんど累加るいか之の，即そく諸しょ段だん入いれ曆れき。上うえ考こう者しゃ，中ちゅう積せき內減曆れき應おう，滿まん曆こよみ率りつ去さ之これ，不盡ふじん，反はん減げん曆れき率りつ，餘よ加か其年後ご合ごう，餘あまり同上どうじょう。

求もとめ盈みつる朔さく差さ[编辑]

置おけ入にゅう曆こよみ度ど及分秒ふんびょう，在ざい曆こよみ中ちゅう已やめ下か，為ため盈みつる。已上いじょう，減げん去さ曆こよみ中ちゅう，餘よ為ため縮ちぢみ。視み盈みつる縮ちぢみ曆れき，在ざい九きゅう十じゅう一いち度ど三さん十じゅう一いち分ふん四よん十じゅう三さん秒びょう太ふとし已やめ下か，為ため初はつ限げん。已上いじょう，用よう減げん曆れき中ちゅう，餘よ為ため末まつ限げん。

其火星ぼし，盈みつる曆れき在ざい六ろく十じゅう度ど八はち十じゅう七なな分ふん六ろく十じゅう二に秒びょう半はん已やめ下か，為ため初はつ限げん。已上いじょう，用よう減げん曆れき中ちゅう，餘よ為ため末まつ限げん。縮ちぢみ曆れき在ざい一いち百ひゃく二に十じゅう一いち度ど七なな十じゅう五ご分ふん二に十じゅう五ご秒びょう已やめ下か，為ため初はつ限げん。已上いじょう，用よう減げん曆れき中ちゅう餘あまり為ため末まつ限げん。

置おけ各かく星ほし立りつ差さ，以初末まつ限かぎり乘じょう之の，去さ加減かげん平たいら差さ，得とく數すう又また以初末まつ限かぎり乘じょう之の，去さ加減かげん定じょう差さ。再さい以初末まつ限かぎり乘じょう之の，滿まん億おく為ため度ど，不滿ふまん退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう，即そく所ところ求もとむ盈みつる縮ちぢみ差さ。又また術じゅつ：置おけ盈みつる縮ちぢみ曆れき，以曆策さく除じょ之の，為ため策さく數すう，不盡ふじん為ため策さく餘あまり。以其下か損益そんえき率りつ乘じょう之の，曆こよみ策さく除じょ之の，所得しょとく，益えき加か損そん減げん其下盈みつる縮ちぢみ積せき，亦また為所しどころ求もとめ盈みつる縮ちぢみ差さ。

求もとめ平ひら合ごう諸しょ段だん定てい積せき[编辑]

各かく置おけ其星其段中ちゅう積せき，以其盈みつる縮ちぢみ差さ盈みつる加か縮減しゅくげん之の，即そく其段定てい積せき日び及分秒ふんびょう。以天正せい冬至とうじ日び分ぶん加か之の，滿まん紀き法ほう去さ之これ，不滿ふまん命いのち甲子きのえね算さん外がい，即そく得とく日び辰たつ。

求もとめ平ひら合ごう及諸段だん所在しょざい月日つきひ[编辑]

各かく置おけ其段定てい積せき，以天正閏せいじゅん日び及分加か之の，滿まん朔ついたち策さく。除じょ之の為ため月數げっすう，不盡ふじん，為ため入いれ月がつ已やめ來日らいにち數すう及分秒ふんびょう。其月數すう，命いのち天正てんしょう十じゅう一いち月がつ算さん外がい，即そく其段入にゅう月經げっけい朔日さくじつ數すう及分秒ふんびょう。以日辰たつ相しょう距，為所しどころ在ざい定てい月日つきひ。

求もとめ合あい平ひら及諸段だん加か時じ定てい星ほし[编辑]

各かく置おけ其段中ちゅう星ほし，以盈縮ちぢみ差さ盈みつる加か縮減しゅくげん之の，金星かなぼし倍ばい之の，水星すいせい三さん之これ。即そく諸しょ段だん定てい星ほし。以天正せい冬至とうじ加か時じ黃道こうどう日び度ど加か而命之の，即そく其星其段加か時じ所しょ在宿ざいしゅく度ど及分秒ふんびょう。

求もとめ諸しょ段だん初日しょにち晨前夜半やはん定てい星ほし[编辑]

各かく以其段だん初はつ行ぎょう率りつ，乘じょう其段加か時分じぶん，百ひゃく約やく之これ，乃順減退げんたい加か其日加か時じ定てい星ほし，即そく其段初日しょにち晨前夜半やはん定てい星ほし。加か命いのち如前，即そく得とく所しょ求もとめ。

求もとめ諸しょ段だん日び率りつ度ど率りつ[编辑]

各かく以其段だん日び辰たつ距後段こうだん日び辰たつ為ため日び率りつ，以其段だん夜半やはん宿やど次じ與あずか後段こうだん夜半やはん宿やど次じ相しょう減げん，餘よ為ため度ど率りつ。

求もとめ諸しょ段だん平行へいこう分ぶん[编辑]

各かく置おけ其段度ど率りつ，以其段だん日び率りつ除じょ之の。即そく其段平行へいこう度ど及分秒ふんびょう。

求もとめ諸しょ段だん增減ぞうげん差さ及日差さ[编辑]

以本段だん前後ぜんこう平行へいこう分ぶん相しょう減げん，為ため其段泛差。倍ばい而退位い，為ため增減ぞうげん差さ。以加減かげん其段平行へいこう分ぶん。為ため初はつ末日まつじつ行ぎょう分ぶん。前多まえだ後ご少しょう者しゃ，加か為ため初はつ，減げん為ため末まつ。前まえ少すくな後のち多た者しゃ。減げん為ため初はつ，加か為ため末まつ。倍增ばいぞう減げん差さ。為ため總そう差さ。以日率りつ減げん之の，除じょ之の，為ため日び差さ。

求もとめ前後ぜんこう伏ふく遲おそ退すさ段だん增減ぞうげん差さ[编辑]

前ぜん伏ふく者しゃ，置おけ後段こうだん初日しょにち行ぎょう分ぶん。加か其日差さ之の半はん，為ため末日まつじつ行ぎょう分ぶん。後こう伏ふく者しゃ，置おけ前段ぜんだん末日まつじつ行ぎょう分ぶん，加か其日差さ之の半はん，為ため初日しょにち行ぎょう分ぶん。以減伏ふく段だん平行へいこう分ぶん，餘よ為ため增減ぞうげん差さ。

前まえ遲おそ者しゃ，置おけ前段ぜんだん末日まつじつ行ぎょう分ぶん，倍ばい其日差さ，減げん之の，為ため初日しょにち行ぎょう分ぶん。

後こう遲おそ者しゃ，置おけ後段こうだん初日しょにち行ぎょう分ぶん，倍ばい其日差さ，減げん之の，為ため末日まつじつ行ぎょう分ぶん，以遲段だん平行へいこう分ぶん減げん之の，餘よ為ため增減ぞうげん差さ。前後ぜんご近きん留とめ之の遲おそ段だん。

木き火ひ土ど三さん星ほし。退行たいこう者しゃ，六ろく因いん平行へいこう分ぶん，退すさ一いち位い，為ため增減ぞうげん差さ。

金星かなぼし，前ぜん後退こうたい伏ふく者しゃ，三因みより平行へいこう分ぶん，半はん而退位い，為ため增減ぞうげん差さ。

前まえ退すさ者しゃ，置おけ後段こうだん初日しょにち行ぎょう分ぶん，以其日び差さ減げん之の，為ため末日まつじつ行ぎょう分ぶん。

後退こうたい者しゃ，置おけ前段ぜんだん末日まつじつ行ぎょう分ぶん，以其日び差さ減げん之の，為ため初日しょにち行ぎょう分ぶん。乃以本ほん段だん平行へいこう分ぶん減げん之の，餘よ為ため增減ぞうげん差さ。

水星すいせい，退行たいこう者しゃ，半はん平行へいこう分ぶん，為ため增減ぞうげん差さ。皆みな以增減ぞうげん差さ加減かげん平行へいこう分ぶん，為ため初はつ末日まつじつ行ぎょう分ぶん。前多まえだ後ご少しょう者しゃ，加か為ため初はつ，減げん為ため末まつ。前まえ少すくな後のち多た者しゃ，減げん為ため初はつ，加か為ため末まつ。又また倍增ばいぞう減げん差さ，為ため總そう差さ。以日率りつ減げん一いち，除じょ之の，為ため日び差さ。

求もとめ每日まいにち晨前夜半やはん星ほし行ぎょう宿やど次じ[编辑]

各かく置おけ其段初日しょにち行ぎょう分ぶん，以日差さ累るい損益そんえき之の，後ご少しょう則のり損そん之の，後ご多た則のり益えき之の，為ため每日まいにち行ぎょう度ど及分秒ふんびょう。乃順加か退すさ減げん，滿まん宿やど次じ去さ之これ，即そく每日まいにち慢前夜半やはん星ほし行ぎょう宿やど次じ。

求もとめ五星平合見伏入盈縮曆[编辑]

置おけ其星其段定てい積せき日び及分秒ふんびょう，若わか滿まん歲とし周しゅう日にち及分秒ふんびょう，去さ之これ，餘よ在ざい次つぎ年ねん天正てんしょう冬至とうじ後ご。如在半はん歲さい周しゅう已やめ下か，為ため入にゅう盈みつる曆れき。滿まん半はん歲さい周しゅう，去さ之これ，為ため入にゅう縮ちぢみ曆れき。各かく在ざい初はつ限きり已やめ下か，為ため初はつ限げん。已上いじょう，反はん減げん半はん歲さい周しゅう，餘あまり為ため末まつ限げん。即そく得とく五星平合見伏入盈縮曆日及分秒。

求もとめ五星平合見伏行差[编辑]

各かく以其星ぼし其段初日しょにち星ほし行ぎょう分ぶん，與あずか其段初はつ日大にちだい陽ひ行ぎょう分ぶん相しょう減げん，餘よ為ため行ぎょう差さ。若わか金かね、水みず二星退行在退合者，以其段だん初日しょにち星ほし行ぎょう分ぶん，並なみ其段初日しょにち陽ひ陽ひ行ぎょう分ぶん，為ため行ぎょう差さ。內水星ぼし夕ゆう伏ふく晨見者しゃ，直ちょく以其段だん初日しょにち太陽たいよう行ぎょう分ぶん為ため行ぎょう差さ。

求もとめ五星定合定見定伏泛積[编辑]

木き、火ひ、土ど三星みつぼし，以平いたいら合あい晨見夕ゆう伏ふく定てい積せき日び，便びん為ため定てい合ごう伏見ふしみ泛積日び及分秒ふんびょう。

金きむ、水みず二に星ほし，置おけ其段盈みつる縮ちぢみ差さ度ど及分秒ふんびょう，水星すいせい倍ばい之の。各かく以其段だん行ぎょう差さ除じょ之の，為ため日び，不滿ふまん，退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう。在ざい平たいら合あい夕ゆう見み晨伏者しゃ，盈みつる減げん、縮ちぢみ加か。在ざい退すさ合ごう夕ゆう伏ふく晨見者しゃ，盈みつる加か、縮減しゅくげん。各かく以加減かげん定てい積せき為ため定てい合ごう伏見ふしみ泛積日び及分秒ふんびょう。

求もとめ五星定合定積定星[编辑]

木き、火ひ、土ど三星みつぼし，各かく以平いたいら合あい行ぎょう差さ除じょ其段初日しょにち太陽たいよう盈みつる縮ちぢみ積せき，為ため距合差さ日び。不滿ふまん，退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう，以太陽たいよう盈みつる縮ちぢみ積せき減げん之の，為ため距合差さ度ど。各かく置おけ其星定てい合ごう泛積，以距合ごう差さ日び盈みつる減げん縮ちぢみ加か之の，為ため其星定てい合ごう定てい積せき日び及分秒ふんびょう。以距合ごう差さ度ど盈みつる減げん縮ちぢみ加か之の，為ため其星定てい合ごう定てい星ほし度ど及分秒ふんびょう。

金きむ、水みず二に星ほし，順じゅん合あい退すさ合ごう者しゃ，各かく以平いたいら合あい退すさ合ごう行ぎょう婁，除じょ其日太陽たいよう盈みつる縮ちぢみ積せき，為ため距合差さ日び。不滿ふまん，退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう，順じゅん加か退すさ減げん太陽たいよう盈みつる縮ちぢみ積せき，為ため距合差さ度ど。順じゅん合ごう者しゃ，盈みつる加か縮減しゅくげん其星定てい合ごう泛積，為ため其星定てい合ごう定てい積せき日び及分秒ふんびょう。退すさ合ごう者しゃ，以距合ごう差さ日び盈みつる加か縮減しゅくげん、距合差さ度ど盈みつる加か縮減しゅくげん其星退すさ定てい合ごう泛積，為ため其星退すさ定てい合ごう定てい積せき日び及分秒ふんびょう。命いのち之の，為ため退すさ定てい合ごう定てい星ほし度ど及分秒ふんびょう。以天正せい冬至とうじ日び及分秒ふんびょう，加か其星定てい合ごう積せき日び及分秒ふんびょう，滿まん旬しゅん周しゅう，去さ之これ，命いのち甲子きのえね算さん外がい即そく得え定てい合ごう日び辰たつ及分秒ふんびょう。以天正せい冬至とうじ加か時じ黃道こうどう日び度ど及分秒ふんびょう，加か其星定てい合ごう定てい星ほし度ど及分秒ふんびょう，滿まん黃道こうどう宿やど次じ，去さ之これ，即そく得え定てい合ごう所しょ躔黃道どう宿やど度ど及分秒ふんびょう。

徑みち求もとめ五ご星合ほしあい伏ふく定日ていじつ[编辑]

木き、火ひ、土ど三星みつぼし，以夜半やはん黃道こうどう日び度ど，減げん其星夜半やはん黃道こうどう宿やど次じ，餘よ在ざい其日太陽たいよう行ぎょう分ぶん已やめ下か，為ため其日伏ふく合あい。金きむ、木き二に星ほし，以其星ぼし夜半やはん黃道こうどう宿やど次じ，減げん夜半やはん黃道こうどう日び度ど，餘よ在ざい其日金きん、水みず二星行分已下者，為ため其日伏ふく合あい。金きむ、水みず二星伏退合者，視し其日太陽たいよう夜半やはん黃道こうどう宿やど次じ，未み行くだり到いた金きむ、水みず二に星宿せいしゅく次じ，又また視み次じ日大にちだい陽ひ行ぎょう過か金かね、水みず二に星宿せいしゅく次じ，金きむ、水みず二星退行過太陽宿次，為ため其日定てい合ごう伏ふせ退ずさ定日ていじつ。

求もとめ木き火ひ土ど三星定見伏定積日[编辑]

各かく置おけ其星定てい見定みさだめ伏ふく泛積日び及分秒ふんびょう，晨加夕ゆう減げん九きゅう十じゅう一いち日にち三さん十じゅう一いち分ふん六ろく秒びょう，如在半はん歲さい周しゅう已やめ下か，自じ相乘そうじょう，已上いじょう，反はん減げん歲とし周しゅう，餘よ亦また自じ相乘そうじょう，滿まん七なな十じゅう五ご，除じょ之の為ため分ぶん，滿まん百ひゃく為ため度ど，不滿ふまん，退すさ除じょ為ため秒びょう；以其星見ほしみ伏ふく度ど乘じょう之の，一いち十じゅう五ご除じょ之の；所得しょとく，以其段だん行ぎょう差さ除じょ之の。為ため日び，不滿ふまん，退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう；見み加か伏ふく減げん泛積，為ため其星定見ていけん伏ふく定てい積せき日び及分秒ふんびょう；加か命いのち如前，即そく得え定てい見定みさだめ伏ふく日び辰たつ及分積せき。

求もとめ金きん水すい二星定見伏定積日[编辑]

各かく以伏見日けんにち行ゆき差さ，除じょ其段初日しょにち太陽たいよう盈みつる縮ちぢみ積せき，為ため日び。不滿ふまん，退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう；若わか夕ゆう見み晨伏，盈みつる加か縮減しゅくげん；晨見夕ゆう伏ふく，盈みつる減げん縮ちぢみ加か；以加減かげん其星定てい見定みさだめ伏ふく泛積日び及分秒ふんびょう，為ため常つね積せき。如在半はん歲さい周しゅう已やめ下か，為ため冬至とうじ後ご；已上いじょう，去さ之これ，餘よ為ため夏至げし後ご。各かく在ざい九きゅう十じゅう一いち日にち三さん十じゅう一いち分ふん六ろく秒びょう已やめ下か，自じ相乘そうじょう；已上いじょう，反はん減げん半はん歲さい周しゅう，亦また自じ相乘そうじょう。冬至とうじ後ご晨，夏至げし後ご夕ゆう，一いち十じゅう八はち而一，為ため分ぶん；冬至とうじ後ご夕ゆう，夏至げし後ご晨，七なな十じゅう五ご而一，為ため分ぶん；以其星見ほしみ伏ふく度ど乘じょう之の，一いち十じゅう五ご除じょ之の；所得しょとく，滿まん行くだり差さ，除じょ之の，為ため日び，不滿ふまん，退すさ除じょ為ため分秒ふんびょう，加減かげん常つね積せき，為ため定てい積せき。在ざい晨見夕ゆう伏ふく者しゃ，冬至とうじ後ご加か之の，夏至げし後ご減げん之の；夕ゆう見み晨伏者しゃ，冬至とうじ後ご減げん之の，夏至げし後ご加か之の；為ため其星定てい見定みさだめ伏ふく定てい積せき日び及分秒ふんびょう；加か命いのち如前，即そく得え定てい見定みさだめ伏ふく日び晨及分秒ふんびょう。