経済けいざい成長せいちょうって何なにだろう

何なん度ども書かくけど、私わたしは経済けいざい学がくについてはそんなに知しらないんですよ。

しかし、日々ひび生いきる上うえで、経済けいざいの諸しょ概念がいねんに関かんするイメージは、少すこしずつ作つくられていくし、明確めいかくになってくる。

例たとえば景気けいきがいいっていう言葉ことばは、個人こじんや法人ほうじんの単位たんい時間じかんの出入でいり金きんの額がく（恐おそらく実質じっしつ）が大おおきいって意味いみだととらえています。

では，経済けいざい成長せいちょうってどういう意味いみですかね…。

景気けいきが良よくなる。生産せいさん量りょうが多おおくなる。第だい一いち次じ産業さんぎょう以外いがいに第だい二に次じ産業さんぎょうができる。第だい三さん次じ産業さんぎょうができる。生産せいさん物ぶつの質しつが上あがったり、新あたらしい斬新ざんしんなもの、サービスが多おおくなる。国内こくない総そう生産せいさんが高たかくなる。所得しょとくが上あがる。…と、いう感かんじでしょうか…。

しかし、経済けいざいってお金かねの話はなしに見みえますが、実際じっさいには人間にんげんが日々ひび作つくり出だすものの話はなしですよね。

世界せかい全体ぜんたいの経済けいざいを考かんがえるときは、生産せいさん物ぶつの質しつが良よく、適度てきどに新あたらしい進化しんか、変化へんかを遂とげているうえで、世界せかい全体ぜんたいの人々ひとびとにとって必要ひつようなものが必要ひつような量りょう生産せいさんされ、それが満足まんぞくのいく形かたちで分配ぶんぱいされる。こういう状態じょうたいを目指めざすのが、経済けいざいの目的もくてきのようにも感かんじます。

しかし、理念りねんだけではなく現実げんじつにこういう経済けいざいを実現じつげんするのは、難むずかしいですよね。

社会しゃかい主義しゅぎ国家こっかは歴史れきし的てきにあまりうまく機能きのうしなかったようだし、資本しほん主義しゅぎの世界せかいでも、好このましいと思おもえる生産せいさん活動かつどうや分配ぶんぱいの状態じょうたいが多おおく実現じつげんされているとはいいがたいように思おもいます。

しかし、経済けいざい学がくという学問がくもんを徹底的てっていてきに研究けんきゅうしたり勉強べんきょうしたりした結果けっか、こういう理想りそう的てきないい世界せかいを実現じつげんできるのかなーというと、私わたし自身じしんは懐疑かいぎ的てきです…。

宗教しゅうきょうで言いう悪あくの問題もんだいではありませんが、（いや、あるかもしれません）、人間にんげん社会しゃかいには最初さいしょの段階だんかいから致命ちめい的てきな歪ゆがみが植うえ付つけられているように、最近さいきん感かんじます。その歪ゆがみがきしんで潰つぶれることで、また新あらたな歪ゆがみが生うまれる。その動うごき、繰くり返かえしが世界せかい、人間にんげん社会しゃかいを動うごかす原動力げんどうりょくではないでしょうか。

そしておそらく、そうやって形かたちを変かえていく社会しゃかい、世界せかいのいきつく先さきを見極みきわめるのが、この世界せかいの理由りゆう、目的もくてきのような気きがします…。

こうなってくるともう、経済けいざい学がくの話はなしではなくなってくるんですが…。